1・発表の始まる前にアンケートをする。5分くらい? 2・アンケート回収の時にプリント(トヴェルスキーとカーネマンの実験の本文のスライド+アンケートの質問スライド123を一緒に印刷したもの)を配る 3・発表している最中に集計、総合したまとめの後?ちなみにこの教室内では、な感じで発表?
中京大学経済学部古川雄一ゼミ 岩田 上森 後藤 坂本 佐藤 佐野 峠 《with古川雄一ゼミ一期生》 大学生の行動は合理的か2 ~行動経済学からのアプローチ~ 中京大学経済学部古川雄一ゼミ 岩田 上森 後藤 坂本 佐藤 佐野 峠 《with古川雄一ゼミ一期生》 こんな経験はないか こんな友達はまわりにいないか 買い物に行ったら、買うつもりのなかったものまで買ってしまった。 月末でお金ない と思っているのに飲みに行ってしまう。 ゼミのまわりにもこんな人たちがいる
大量のDVDに困っている 発表者のI田さん友人 DVD大好き。 欲しいものを見つけるとすぐに買ってしまう。 購入を繰り返し、現在の所持数、40本以上。 大量のDVDに困っている
彼の口癖は 金がない!!
合理的な行動をしていないのでないのでは? 疑問 いつもお金に困っている。 友人に借金をすることに抵抗が無い。 後で後悔している。 もらったお金はぱーっと使う 学生たちの行動を 行動経済学の観点から本当に合理的ではないのか研究することにした 大学生は皆お金の使い方が悪い? 合理的な行動をしていないのでないのでは?
行動経済学 行動経済学(こうどうけいざいがく)とは経済合理性を追求する経済人を前提とした経済学ではなく、実際の人間がどのように選択・行動し、その結果どうなるかを究明することを目的とした経済学である。 経済人=合理的な判断をする経済学上の人間=現実の人間に即していない
参考文献 石川まなみ他古川ゼミ一期生『大学生の行動は合理的か~行動経済学からのアプローチ~』、2009年、中部経済学インターゼミ報告論文。 多田洋介『行動経済学入門』日本経済新聞出版社2003年 友野典男『行動経済学 経済は「感情」で動いている』光文社新書2006年 ダン・アリエリー『予想通りに不合理-行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』早川書房2008年(熊谷淳子訳) Tversky, A. and D. Kahneman, 1981. “The Framing of Decisions and the Psychology of Choice,” Science 211, 452—458(古川雄一訳).
お金の使い方の理想と現実をみるためにアンケートをした 定額給付金の使い方で学生たちの行動を調べた 定額給付金をというお金を選んだわけ:あぶく銭だから ぱーっと使いがち 合理的じゃなさそう?? 実験 古川先生の授業履修者約150人を対象にアンケートの実施。
定額給付金 理由:自分で稼いだ意識がない ぽっと出のお金だから お金の使い方の理想と現実をみるためにアンケートをした 理由:自分で稼いだ意識がない ぽっと出のお金だから お金の使い方の理想と現実をみるためにアンケートをした 実験 古川先生の授業履修者約150人。 定額給付金の使い方で学生たちの行動を調べた 定額給付金を というお金を選んだわけ:あぶく銭だから ぱーっと使いがち
仮説 理想と現実の差が少ないほど、 合理的に使えているのではないか。 定額給付金をもらった (現実) もし定額給付金をもらった場合(理想) 実際に定額給付金をもらった人の 現実の使い方 と その人が理想的と考える使い方
質問 1 1.定額給付金をもらいましたか? a.何に使いましたか? b.その使い方に満足しましたか? c.今もらえれば、何に使いますか?
趣味・飲み会・娯楽 生活費、貯金に使う ●質問 1 1.定額給付金をもらいましたか? 定額給付金を貰った人間・・・全体の約45% ●質問 1 1.定額給付金をもらいましたか? 定額給付金を貰った人間・・・全体の約45% a. 何に使いましたか? 趣味・飲み会・娯楽 b.その使い方に満足しましたか? ここからは貰った人に対して聞きました 満足度「満足」と答えた人33%しかいない 「満足」と答えた人は33%しかいない c.今もらえれば、何に使いますか? 生活費、貯金に使う (女性の場合は趣味、買い物も多い)
合理的な使い方ができていないと言えるのではないか? 満足している人 33% しかいない 質問1から見た大学生 (現実) (理想) 趣味 飲み会 など、娯楽に使うことが多い 生活費、貯金に使う 質問1では 自分の理想の使い方と 現実使った使い方の間にギャップがあり しかもその現実の使い方に満足している人は33%しかいない 質問1から大学生は合理的な行動をしていないと言えるのではないか 合理的な使い方ができていないと言えるのではないか? 13
トヴェルスキーとカーネマンの実験 1981 対象:スタンフォード大学/ブリティッシュコロンビア大学の生徒 「人間は経済合理的か??」を検証 トヴェルスキーとカーネマンの実験 1981 対象:スタンフォード大学/ブリティッシュコロンビア大学の生徒 このページを表示 実験内容はアンケート回収時に配るのでそれを見てもらう 読み上げるか、読ませる時間を数十秒とる 心理学者であり行動経済学者であるカーネマンとトヴェルスキーが北米の学生を対象に 二つの質問を別々のグループに行った。
トヴェルスキーとカーネマンの実験 1981 対象:スタンフォード大学/ブリティッシュコロンビア大学の生徒 1 トヴェルスキーとカーネマンの実験 1981 対象:スタンフォード大学/ブリティッシュコロンビア大学の生徒 1.あなたは入場料が10ドルのコンサートに行くことを決めた、と想像してください。 会場に入った際、あなたは10ドル札一枚なくしたことに気づきました。 あなたはまだ10ドル払ってコンサートを見ますか? 2.あなたはコンサートにいくことを決めて前売りの入場チケットを10ドルで購入した、と想像してください。 会場に入った際、あなたは入場チケットをなくしてことに気づきました(指定席ではなく、再発行はできない)。 あなたは10ドル払ってもう一枚チケットを買いますか? このページと中京の学生へのアンケートをプリントして配布する
質問2 1.あなたは行きたいライブのチケットを買いました。 しかし、当日チケットを失くしてしまいました。 もう一度チケットを 買いますか? 2.あなたは行きたいライブのチケット代金をもっています。 しかし、当日チケット代金を失くしてしまいました。 チケットを買いますか? 二人の質問を要約して中京大学の学生にやってもらったのが 先ほどアンケートで答えてもらった質問2 くらいにしてさらっと流す 具体的にどういうことか文章だけだとわかりにくいので図で 16
コンサートに行く!決定 = 10ドルはチケット代として消費すること決定 コンサートに行く!決定 = 10ドルはチケット代として消費すること決定 トヴェルスキーとカーネマンの実験 10ドル 10ドル 前売り券を買う 1.あなたは入場料が10ドルのコンサートに行くことを決めた、と想像してください。 会場に入った際、あなたは10ドル札一枚なくしたことに気づきました。 あなたはまだ10ドル払ってコンサートを見ますか? 2.あなたはコンサートにいくことを決めて前売りの入場チケットを10ドルで購入 した、と想像してください。 会場に入った際、あなたは入場チケットをなくしてことに気づきました(指定 席ではなく、再発行はできない)。 あなたは10ドル払ってもう一枚チケットを買いますか? 1.まだ現金を チケットに 替えていない状態 2.既に現金を チケットに 替えている状態 前売り券を買うのも現地で当日買うのも代金として支払うお金は一緒。 すでにチケットを買おうと決めた瞬間から10ドルはチケット代金として消費することは決まっている。 1はまだチケットに支払っていない状態なだけ 2は既にチケットに支払っている状態 失くしたのもチケット代金10ドル分のみで、もう一回買うならさらに10ドル料金がかかるだけ。 金額上は同じこと。 あなたはコンサートをお金を払ってそれでも見ますか? という問い 現金を チケットを 失くした!! もう10ドル出してコンサートを見る? 17
経済人なら合理的に行動出来るため 2つの質問の答えは近くなるはずだが ポイント 1,2は金額的には同じこと 経済人なら合理的に行動出来るため 2つの質問の答えは近くなるはずだが チケット 1.2の質問は全く同じ内容 経済学の貨幣の代替性に鑑みれば 貨幣は何にでも替えることが可能であって その価値は交換した後でも変わらない。 失くしたチケットには支払われた10ドル分の価値がそのままある。 つまり2問とも同じ10ドルを失くしているということ? アンケートの回答者が金銭のみで考える合理的な消費者であれば 二つを同じことと考え 片方の問いの答えだけYESが多くなることはありえない。 数値は近くなっているはずである もし二問に違う結果が出るのなら それは何らかの理由で合理的な行動をとれていないのではないか 一つ目のアンケートで問われた合理的は、標準的に日常で使われる通りの意味での合理的 自分の行動が理に適っているか、行動に納得しているか という意味であったが ここで言う合理的 経済学が前提としている合理的な経済人は金銭的な利益を追求する、 経済活動において自己利益のみに従って行動する。 行動するときに 損か得か 金銭だけで判断する=経済学上の合理的
実験の趣旨: ●2つの問いのYESの比率が同じ ⇒合理的な経済人 ●2つの問いのYESの比率が違う ⇒合理的な経済人でない トヴェルスキーとカーネマンの問いの趣旨
トヴェルスキーとカーネマンによる北米の学生の結果 10ドル払ってコンサートを見る? 質問1 お金を失くしている場合 質問2 チケットを失くしている場合 NO 12% YES 46% チケットをなくしたときは再度買うのをためらうケースが多い お金をなくしたときは買いなおす人が多い 先ほどの理論でいけば貨幣とチケットは同じ10ドルの価値がある 合理的経済人であれば同じものとみなして2問の間に違いは出ないはず だが 結果に違いが出た→ 合理的ではない判断をしたということ? NO 54% 合理的ではない判断をした? YES 88%
合理的な判断をした? 中京大学学生の結果 10ドル払ってコンサートを見る? 質問1 お金を失くしている場合 質問1 お金を失くしている場合 質問2 チケットを失くしている場合 YES 64% NO 36% YES 64% NO 36% N 12% 一方中京の学生に行った結果 奇跡的確立だけれど2問の回答の比率は完全に一致した これは貨幣とチケットがまったく同じ価値のものだと認識できているということ? 同じことだとわかっている つまり →経済人 合理的行動が出来ているということになる 合理的な判断をした? YES 64%
北米の学生 …チケットをなくしたら 買わない。 中京の学生 …どちらでも 買う。 合理的ではない =経済人ではない? 北米の学生 …チケットをなくしたら 買わない。 中京の学生 …どちらでも 買う。 なんで違ったのか?? 北米の学生は経済学上の合理的な行動をとらなかった 中京の学生は合理的な判断をした 北米の学生は経済人とは言えず、中京の学生は標準経済学における経済人であった なぜ北米の学生は合理的な行動をとらなかったのだろうか? 北米と中京の学生で何が違ったのだろうか 合理的である =経済人である?
異なった表現によって人の意思決定が変わる= なぜ北米は合理的でなかったのか? 人の意思決定は、 質問や問題の提示され方によって変わる。 表現方法= 「フレーム」 異なった表現によって人の意思決定が変わる= 「フレーミング効果」 …メンタルアカウンティング なぜ北米は合理的でないのか 行動学者、リチャードセイラーの研究によれば 人が質問に答えるとき、人間の意思決定は、質問や問題の提示され方によって変わってしまう。 その問題の表現方法を「フレーム」と呼んで、 フレームが異なると人の意思決定が変わってしまうことを「フレーミング効果」という。 今回の北米の学生の答えが離れてしまったのはこのフレーミング効果のためである。 北米の生徒は問題の文章「フレーム」が変わることにより、中身の同じ質問でも異なった回答をしてしまった。 トヴェルスキーとカーネマンはそれを フレーミング効果の中のひとつ、メンタルアカウンティングを北米の生徒たちは持っているからである と考えた。 完全に自己利益が基準で、お金の損得で動くのが合理的であるとする標準経済学から見れば、北米のフレーミング効果で回答が変わってしまうのは合理的ではない
メンタルアカウンティング 上限を越えないように 自分で消費を管理する 心の中で項目を設定してやりくりする リチャード・セイラーのメンタルアカウンティング理論 心の中で項目を設定してやりくりする カテゴリ 自分の中で決めた支出予定(限度)額 例 家賃 70,000円 光熱費 20,000円 交遊費 30,000円 上限を越えないように 自分で消費を管理する 北米の学生はこのメンタルアカウンティングが働いてる ためフレーミング効果があった 家計簿やお小遣い帳を想像してもらうと早いが 心のなかでカテゴリを作り、それぞれにいくら支出できるかを決めている それをオーバーすることはないようにその家計簿にしたがって消費行動をする 北米のケースで見てみる
自分で決めていた支出予定からオーバーしてしまう! 北米の学生→メンタルアカウンティング カテゴリ 自分の中で決めた支出予定(限度)額 洋服代 70ドル ゲーム代 50ドル チケット代 10ドル 更に10ドル払って チケットを買うと・・・ チケットを 落とした人 自分で決めていた支出予定からオーバーしてしまう! =買うのをためらう 北米の学生達はメンタルアカウンティングを無意識に行っていたのではないか? 稼ぎの中から今月は何にいくら使おうと考えていたとき、 さきほどの問題の場合 既に心の中の“チケット代”というカテゴリに10ドル計上していたため、 これ以上この分野に支出することは出来ないと判断し、チケットを落とした際はもう10ドル払うことをためらった 結論:北米の学生は 問題文のフレーミング効果でこのメンタルアカンティングを無意識にしているため チケット代だと、カテゴリに更に支出しなければいけないと感じ、結果的に合理的ではなくなった と言えると二人は考えている。
自分で決めていた支出予定をオーバーしない! 北米の学生→メンタルアカウンティング カテゴリ 自分の中で決めた支出予定(限度)額 洋服代 70ドル ゲーム代 50ドル チケット代 10ドル 10ドル払って チケットを買っても・・・ お金を 落とした人 自分で決めていた支出予定をオーバーしない! =買う!! 北米の学生達はメンタルアカウンティングを無意識に行っていたのではないか? 稼ぎの中から今月は何にいくら使おうと考えていたとき、 さきほどの問題の場合 既に心の中の“チケット代”というカテゴリに10ドル計上していたため、 これ以上この分野に支出することは出来ないと判断し、チケットを落とした際はもう10ドル払うことをためらった 結論:北米の学生は 問題文のフレーミング効果でこのメンタルアカンティングを無意識にしているため チケット代だと、カテゴリに更に支出しなければいけないと感じ、結果的に合理的ではなくなった と言えると二人は考えている。
=お金はどんなものにでも替えることが出来る 中京大学の学生→ 手持ちすべて \15,000 洋服代 \7,000 ゲーム代 \5,000 チケット代 \1,000 残り \2,000 更にお金を払って チケットを買うと・・・ 全体の残り金額から もう一枚分チケットに替えるだけ と考える=カテゴリ化されていない =お金はどんなものにでも替えることが出来る では中京の学生はメンタルアカウンティングが働かなかったのか? メンタルアカウンティングはお金の使い方を真剣に考えているため生まれるものであって、 中京の学生たちはお金を使う時に真剣に考えていないかもしれない。 そのためメンタルアカウンティングが生まれていない とこの場合考えられる (娯楽費にはここまでの金額しか使わない、等。際限なし) 北米の学生がメンタルアカウンティングでカテゴリごとに支出枠を決めているのが先ほどの表、それに対して、 中京の学生はカテゴリごとではなく、持っている使えるお金の中から、たまたま使った順番で減っていき、あといくら使えるか というグラフになる。 貨幣は何にでも替えることが出来る という事を地で行っており、支出枠を明確に決めていない。 メンタルアカウンティングが無いため標準経済学の貨幣の代替性を無意識に体現していると言える。 結論:古典的経済学の上では、中京の学生達は合理的な行動をしている ただし、中京の学生は明確にカテゴリで縛っていない分だけ考えずに何にでも消費できてしまい、結果的に、金遣いが荒くなっているのではないか?
北米の学生 中京の学生 なんでちがう?? メンタル アカウンティング 経済合理性 がない!! よく考えて、 買い物をする? 考えない、適当に 普通の意味で 合理的な行動 メンタル アカウンティング 経済合理性 がない!! よく考えて、 買い物をする? なんでちがう?? 中京の学生 普通の意味で 合理的でない行動 考えない、適当に 買い物をする メンタル アカウンティング 経済合理性 がある!! 質問1
中京の学生は本当に合理的? フレームにひっかからないのか? 一応質問の結果として中京大学生はフレームにかからず、標準経済学上では合理的な行動を取る という結果がでた では中京の大学生は自分の利潤を最大にするという経済学上の意味で 常に合理的なのだろうか? 中京大学生はフレームが異なっても常に合理的に行動するのか フレーミング効果はその物事について真剣に考えて自分の意志を持っているほど 現れるものである? お金について真剣に考えていない中京の学生たちは では別の事で選択を迫られていたらどうするだろうか?
質問3 1.履修者の70%が単位を取得できる授業がある。 あなたはこの授業を履修しますか? 2.履修者の30%が単位を取得できない授業がある。 あなたはこの授業を履修しますか? この質問もプリントにして一緒に配る
ポジティブとネガティブで言い換えているだけで同じことを言っている 質問3 1.70%単位を取得できる 2.30%単位を取得できない 1.履修者の70%が単位を取得できる授業がある。 あなたはこの授業を履修しますか? 2.履修者の30%が単位を取得できない授業がある。 あなたはこの授業を履修しますか? 数字と単語を ポジティブとネガティブで言い換えているだけで同じことを言っている この質問もプリントにして一緒に配る 大学生にとって重要なものはもちろんお金ですが、本当は一番重要なのは勉学であって単位ではないか? 金銭は絡まないが自分の利益を最大にするために選択するのなら 中京大学学生は履修に関してもフレームによるところなく合理的な判断が出来るのだろうか きっともうわかっている とは思うけども今回のフレームは単位のパーセントと単語の部分 1はできる というポジティブなワードと数字の大きさ 2はできない というネガティブなワードと小さい数字 をあえて使ってフレームにしている 単語の持つイメージにひっぱられずに合理的な判断をしただろうか フレーム
質問3 中京の学生は常に合理的な判断を出来るわけではなかった! あなたならこの授業を履修しますか? 1.70%単位を取得できる 2.30%単位を取得できない 40% 60% 26% Z 中京の学生は常に合理的な判断を出来るわけではなかった! お金より単位取得の方をより真剣に考えていた NO 12% YES 46% 金銭上は合理的な判断をしていた中京の学生達だったが この問いでは 1 でYES と答える人が 2 の倍以上いた 1の持つポジティブなイメージ(あえてポジティブな表現にした)=フレームにひっぱられて 1を履修する と回答した学生が多かった。 つまり中京の学生は常に合理的なわけではない お金のことよりも、より単位のことは真剣に考えているのではないか どちらがとりやすいか真剣に考えた結果、フレームにひかれて二つが同じことということに気づかず、 より単位のとりやすいイメージのあるポジティブな方へ流れた。 NO 54% YES 88%
質問4 1.あなたは現在恋人がいます。もし浮気した場合、恋人に70%の確率でばれないとします。このときあなたは、浮気しますか? (もしばれた場合、2人とも失うと仮定する。) 2.あなたは現在恋人がいます。もし浮気した場合、恋人に30%の確率でばれるとします。このときあなたは、浮気しますか? (もしばれた場合、2人とも失うと仮定する。) この質問もプリントにして一緒に配る
質問4 中京の学生はやはり合理的な判断を出来るわけではなかった! あなたは浮気しますか? お金より、浮気については若干真剣に考えていた? 1.70%ばれない 2.30%ばれる Z 中京の学生はやはり合理的な判断を出来るわけではなかった! お金より、浮気については若干真剣に考えていた? NO 12% YES 46% 金銭上は合理的な判断をしていた中京の学生達だったが この問いでは 1 でYES と答える人が 2 の倍以上いた 1の持つポジティブなイメージ(あえてポジティブな表現にした)=フレームにひっぱられて 1を履修する と回答した学生が多かった。 つまり中京の学生は常に合理的なわけではない お金のことよりも、より単位のことは真剣に考えているのではないか どちらがとりやすいか真剣に考えた結果、フレームにひかれて二つが同じことということに気づかず、 より単位のとりやすいイメージのあるポジティブな方へ流れた。 NO 54% YES 88%
質問4 女性はフレーミングに影響をうけない? あなたは浮気しますか?(女性) 19% 19% 浮気についてあまり考えてない? 1.70%ばれない 2.30%ばれる NO 12% 女性はフレーミングに影響をうけない? 浮気についてあまり考えてない? ⇒だからフレームに影響されない? 19% 19% YES 46% 金銭上は合理的な判断をしていた中京の学生達だったが この問いでは 1 でYES と答える人が 2 の倍以上いた 1の持つポジティブなイメージ(あえてポジティブな表現にした)=フレームにひっぱられて 1を履修する と回答した学生が多かった。 つまり中京の学生は常に合理的なわけではない お金のことよりも、より単位のことは真剣に考えているのではないか どちらがとりやすいか真剣に考えた結果、フレームにひかれて二つが同じことということに気づかず、 より単位のとりやすいイメージのあるポジティブな方へ流れた。 NO 54% YES 88% 81%
質問4 男性はフレーミングに影響をうける? あなたは浮気しますか?(男性) 59% 37% 浮気について真剣に検討している? 1.70%ばれない 2.30%ばれる 59% NO 12% 37% 男性はフレーミングに影響をうける? 浮気について真剣に検討している? ⇒だからフレームの影響をうける? YES 46% 金銭上は合理的な判断をしていた中京の学生達だったが この問いでは 1 でYES と答える人が 2 の倍以上いた 1の持つポジティブなイメージ(あえてポジティブな表現にした)=フレームにひっぱられて 1を履修する と回答した学生が多かった。 つまり中京の学生は常に合理的なわけではない お金のことよりも、より単位のことは真剣に考えているのではないか どちらがとりやすいか真剣に考えた結果、フレームにひかれて二つが同じことということに気づかず、 より単位のとりやすいイメージのあるポジティブな方へ流れた。 NO 54% 41% YES 88% 63%
総まとめ 北米 中京 理に適う 自分の納得する という意味での 合理的な行動 する 履修 お金 浮気 男 女 しない 真剣 考えない メンタル アカウンティング 経済学上 トヴェルスキーとカーネマンの北米の実験例で、 人間は質問者の書き方によって判断が変わり経済学上合理的ではない行動をとることがある。ということがわかった。 人間は完全なる経済人ではない。 しかしそれは自分の納得する、という意味で最も合理的なお金の使い方を考えた結果であった。 中京大学の学生の例をふまえると 経済学上は合理的だと言える行動をとっているのは、 一つの背景に お金の使い方について真剣に考えていない=貨幣は何にでも替えられると無意識に行動しているからである。 何にでも替えることが出来る ということに無意識にのっとって そのまま考えずに消費した結果 自分の納得するという普通の意味での“合理的”な消費からは離れてしまっていた。