97G4 我が国の病院・診療所の現状で正しい のはどれか。 a 人口10万人対一般病床数の地域差は少ない。 b 有床診療所の病床数は増加傾向にある。 c 全国の病院の病床数は減少傾向にある。 d 100床以上の病院は全体の1/3以下である。 e 病院開設者別では公的医療機関が最も多い。
103B-3 国際生活機能分類(ICF)で誤っているのはどれか。 a 障害を健康状態の構成要素とする。 b 障害を「実行状況」と「能力」とでとらえる。 c 障害への環境因子の影響を考慮する。 d 心身の構造の異常を「能力低下」と呼ぶ。 e 人生および社会生活での制限を「参加制約」と呼ぶ。
105G1 国際生活機能分類<ICF>で誤っているのはどれか。 aバリアフリ-は活動・参加を促進する。 b環境因子の中に周囲の人の態度が含まれる。 c疾病治癒が活動・参加促進の必要条件である。 d機能障害がなくても活動・参加が制約される。 e車椅子は機能障害を活動制限に至らせない有効手段である。
96G2 疾病・障害関連の概念と訴えとの組み合わせで誤っているのはどれか。 96G2 疾病・障害関連の概念と訴えとの組み合わせで誤っているのはどれか。 a 活動制限<activity limitation> 下肢の麻痺 のため階段の昇り降りが不自由である。 b 機能障害<impairments> エレベ-タ -が狭くて車椅子で入れない。 c 参加制約<participation restriction> 視力検査で不合 格となり運転免許がとれない。 d 生活の質<quality of life> 病気で仕事ができな いので生きがいがない。 e ノーマライゼ-ション<normalization> 障害を持ちな がら在宅で生活したい。
104G-48 53歳の男性。会社員。連日深夜まで働いていたが、1か月前に脳出血をきたし片麻痺を生じた。歩行が困難である。一時は気が滅入りがちであったが、妻の励ましもあり現在は意欲的にリハビリテ-ションに取り組んでいる。仕事は休職している。 この患者の状態と対応する国際生活機能分類<ICF>の項目の組み合わせで誤っているのはどれか。 a休職 - 参加制約 b脳出血 - 個人因子 c片麻痺 - 機能障害 d歩行困難 -活動制限 e配偶者の存在 - 環境因子
103H-8 難聴のある人が、検査時の指示が聞き取りにくいため上部消化管造影による胃がん検診を受けていない。検診を受けていないこの状態はどれか。 a 機能障害 b 能力低下 c QOL(quality of life)低下 d 参加制約(社会的不利) e バリアフリ-化不備 (同旨98E3)
101B2 介護保険について正しいのはどれか。 a 20歳以上は保険料納付の義務を負う。 b 介護を行う家族には金銭が給付される。 c サ-ビスを提供するのは保健所である。 d 要介護認定は2名の医師によって行われる。 e 認知症高齢者グル-プホームは介護保険給付の対象となる。 (類題104B16)
102B4 介護保険について正しいのはどれか。 a 加入は任意である。 b 保険料は全国一律である。 c 要介護認定は市町村に申請する。 d 介護認定審査会は医師会が設置する。 e 本人はケアプランを作ることができない。
103F-2 介護保険制度で正しいのはどれか。 a 保険者は都道府県である。 b 被保険者は75歳以上である。 c 要支援者に対して介護給付が行われる。 d 地域包括支援センタ-は高齢者に対する虐待への対応を行う。 e 地域包括支援センタ-の活動対象は要介護区分1,2の者である。
104E-34 介護保険制度で正しいのはどれか。 a住宅改修には利用できない。 b要介護認定は65歳以上の全員に行う。 c訪問看護と訪問介護との併用はできない。 dケアプランは利用者が自分で作ることができる。 e第2号被保険者は40歳以上65歳未満を対象とする。
105E20 介護保険について正しいのはどれか。 a被保険者は65歳以上である。 b主治医意見書には要介護度を記入する。 c認知機能の障害は介護保険の対象となる。 d ADLが自立していても独居であれば利用出来る。 e地域包括支援センタ-は二次医療圏ごとに設置される。
98E4 要介護と認定された人が介護保険を利用するにあたり、最も中心的な役割を果たす職種はどれか。 a 看護師 b 理学療法士 c 介護支援専門員<ケアマネ-ジャ-> d ホ-ムヘルパ- e ソ-シャルワ-カ-
105B17 要支援と認定された場合に利用できない介護保険サ-ビスはどれか。 a介護老人保健施設への入所 b訪問リハビリテ-ション c在宅改修費の支給 d福祉用具の貸与 eデイケア
98I1 67歳の女性。2か月前の脳出血のため右半身麻痺となり入院加療中である。退院後、多くの機関と連携して社会生活に復帰させたい。 この患者に適切でない施設はどれか。 a 診療所 b 特別養護老人ホーム c デイサ-ビスセンタ- d 在宅介護支援センタ- e リハビリテ-ション専門病院
94A3 脳梗塞発症後の安定した寝たきりの老人。リハビリテ-ション、介護および看護を中心とした医療ケアが必要である。 ケアのために適切なのはどれか。 a 老人病棟 b 介護老人保健施設 c 介護老人福祉施設 d 老人福祉センタ- e 軽費老人ホ-ム
99D8 介護保険で要支援の認定では受けられないサービスはどれか。 a 住宅改修費の支給 b 福祉用具の貸与 c 訪問リハビリテ-ション d 介護老人福祉施設への入所 e デイケア
95F26 67歳の男性。右半身麻痺のため入院した。約10年前より高血圧と2型糖尿病とで通院中であった。降圧薬とインスリンを投与されている。身長170cm、体重75kg、脈拍64/分、整。血圧160/104mmHg。意識は清明。身体所見では右半身の弛緩性麻痺を認めるが感覚障害はない。他の異常は認めない。 血清生化学所見:空腹時血糖182mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロ-ル250mg/dl、トリグリセライド160mg/dl(基準30~130)。
この患者に対する主治医の対応として適当でないのはどれか。 a 看護師と患者教育を分担する。 b 栄養士に食事指導を依頼する。 c 薬剤師に服薬指導を依頼する。 d 理学療法士にリハビリテ-ションを依頼する。 e 退院に向けて家事の援助を保健師に依頼する。
96G47~48 72歳の女性。市町村の老人健 康診査を受けにきた。 96G47~48 72歳の女性。市町村の老人健 康診査を受けにきた。 現病歴:5年前から一人暮らしであるが、日常生活に支障はない。3年前から高血圧症と高脂血症とを指摘されているが、この1年間は治療を受けていない。外出に支障はないが、近所付き合いはあまりしていない。 既往歴:特記すべきことはない。 健康診査結果:血圧164/96mmHg、血清総コレステロ-ル250mg/dl、血清トリグリセライド200mg/dl。
96F47 この患者に適応とならないのはどれか。 a 介護保険 b 医療機関受診 c 健康相談 d 患者教育 e 訪問指導
96F48 この患者に生活支援を行う上で必要ないのはどれか。 a 保健師の指導 b 健康意欲の向上 c 食生活の改善 d 身体の安静 e 社会参加
101D2 78歳の女性。夫とは死別し、子供はいない。脳梗塞で5か月間入院している。左片麻痺は改善し日常生活は自立しているが、物忘れがあり夜間の徘徊が出現している。 適切なのはどれか。 a 入院の継続 b ショ-トステイの利用 c 特定機能病院への転院 d 介護療養型医療施設への転院 e 特別養護老人ホームへの入所
103E-43 75歳の女性。回復期リハビリテ-ション病院に入院中である。10年前から糖尿病と高血圧症とで診療所に通院していた。1か月前に左麻痺が出現し脳外科病院に搬送され、脳梗塞の診断で1週間の入院後、転院となった。入院中、状態が安定したため、市役所に介護保険制度に基づく要介護・要支援認定申請が行われ、要支援の認定を受けた。現在の血圧は130/88mmHg。空腹時血糖122mg/dl、HbA1C5.9%。
退院させるに当たり、担当医として行うべきことはどれか。2つ選べ。 a 介護老人保健施設への入所申請 b 介護老人福祉施設への入所申請 c 地域包括支援センタ-への情報提供 d 糖尿病専門外来担当医への紹介状作成 e 通院していた診療所医師への診療情報提供書作成
103G-40 38歳の女性。3か月前に脳出血を発症し、右片麻痺と失語症とが残存した。救急病院で初期治療を受け、1か月後にリハビリテ-ション病院に転院した。2か月間のリハビリテ-ションによって、T字杖と短下肢装具とを用いて平地での歩行が可能となったが、階段昇降や入浴には介助を要する。会話の理解は良好で状況判断も適切だが、言語表出が困難である。会社勤めの40歳の夫と2人暮らしで、日中は1人になる。家屋は持ち家だが、屋内に段差が多く、トイレは和式である。
退院準備として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 家屋改造を指導する。 b 介護保険の申請を勧める。 c 自立支援医療の利用を勧める。 d 自宅介護のために夫に退職を勧める。 e 療養病床を有する病院への転院を勧める。
104G-31 家族から虐待を受けた居宅高齢者を診察した際の通報先として最も適切なのはどれか。 a保健所 b家庭裁判所 c精神保健センタ- d地域包括支援センタ- e訪問看護ステ-ション
105G7 地域包括支援センタ-について誤っているのはどれか。 a都道府県ごとに設置される。 b認知症患者は支援の対象である。 c介護予防マネジメント事業は対象事業である。 d高齢者虐待の通報受理機関としての役割がある。 e主任介護支援専門員<ケアマネ-ジャ->の配置が義務付けられている。