有斐閣アルマ 国際経済学 第1章 国際貿易の概観 ー自由化への歩みと現状ー 阿部顕三・遠藤正寛
図1-1 世界の貿易額の推移 (名目額と対GDP比,1960~2013年) (注) 左の縦軸は対数目盛である。 (出所) World Development Indicators(World Bank)より作成。
図1-2 日本の貿易額の推移 (名目額と対GDP比、1960~2013年) (注) 左の縦軸は対数目盛である。 (出所) World Development Indicators(World Bank)より作成。
図1-3 世界貿易に占める主要品目の割合(2012年) 図1-3 世界貿易に占める主要品目の割合(2012年) (注) 単位未満四捨五入のため,合計が合わないところがある。 (出所) World Development Indicators(World Bank)より作成。
表1-1 高所得国の品目別商品貿易額(2011年) 対低所得国 対中所得国 輸出 輸入 総額(億米ドル) 641 544 26,570 表1-1 高所得国の品目別商品貿易額(2011年) 対低所得国 対中所得国 輸出 輸入 総額(億米ドル) 641 544 26,570 39,274 総額に占める率(%) 農産物・食料 11.3 17.5 8.7 8.2 鉱石・非鉄金属・燃料 12.8 18.0 14.6 27.9 製造品 69.9 62.9 72.1 61.9 雑製品 6.0 1.6 4.6 2.1 (注) 単位未満四捨五入のため,合計が合わないところがある。 (出所) World Development Indicators(World Bank)より作成。
表1-2 日本の品目別商品貿易額(2013年,単位:億円) 表1-2 日本の品目別商品貿易額(2013年,単位:億円) 輸 出 輸 入 収 支 食料品 4,815 67,277 -62,462 原料品 11,947 56,006 -44,059 鉱物性燃料 15,214 276,881 -261,667 化学製品 78,202 68,638 9,564 原料別製品 94,642 69,901 24,741 一般機械 142,185 67,529 74,656 電気機器 126,499 115,291 11,208 輸送用機器 169,073 30,529 138,544 その他 88,441 106,840 -18,399 総額 731,019 858,893 -127,874 アジア(除く中東) 378,666 359,715 18,951 北 米 137,760 79,932 57,828 西 欧 71,402 82,663 -11,261 143,191 336,583 -193,392 (注) これは税関のデータであり,国際収支表の数字とは異なる。また,単位未満四捨五入のため,合計が合わないところがある。 原料別製品には,鉄鋼,非鉄金属,金属製品,非金属鉱物製品,繊維製品,ゴム製品などが含まれる。 (出所) 財務省貿易統計ウェブサイトより作成。(http://www.customs.go.jp/toukei/index.htm)
表1-3 日本の品目別サービス収支額(2013年,単位:億円) 表1-3 日本の品目別サービス収支額(2013年,単位:億円) 受取 支払 収支 輸送 39,358 45,591 -6,233 海上輸送 32,536 33,052 -516 旅客 9 49 -39 貨物 30,281 22,536 7,745 航空輸送 6,795 12,407 -5,612 1,857 10,137 -8,280 2,062 1,679 383 旅行 15,651 21,111 -5,460 その他サービス 85,819 108,648 -22,828 委託加工 756 6,938 -6,182 維持修理 613 2,222 -1,609 建設 10,380 8,060 2,320 保険・年金 835 6,836 -6,002 金融 5,410 4,148 1,262 知的財産権等使用料 32,852 18,782 14,071 通信・コンピュータ・情報 2,781 7,613 -4,832 その他業務 28,811 51,116 -22,305 個人・文化・娯楽 276 1,051 -775 公的サービス等 3,106 1,882 1,224 総額 140,828 175,350 -34,522 (注) 単位未満四捨五入のため,合計が合わないところがある。 (出所) 『財政金融統計月報』(財務省財務総合政策研究所編),第749号(2014年9月)。
表1-4 複式計上の例(1) 貸方(+) 借方(-) 収支尻 財・サービス 輸 出 輸 入 金融資産(対外債権) 減 少 増 加 表1-4 複式計上の例(1) 貸方(+) 借方(-) 収支尻 財・サービス 輸 出 輸 入 金融資産(対外債権) 減 少 増 加 金融負債(対外債務) (非居住者との関係) (引き渡し) (受け取り) 事例1:日本の電機メーカーの輸出 貿易収支 +300万ドル 投資収支 -300万ドル 事例2:アメリカ国債からの利子収入 所得収支 +50万ドル -50万ドル 事例3:外国居住者との金融資産の取引 (変化なし)
表1-4 日本とその他主要国の国際収支統計(2013年) 表1-4 日本とその他主要国の国際収支統計(2013年) 金額 対GDP比 (単位 億米ドル) 日本 アメリカ イギリス ドイツ 中国 経常収支 341 0.7% -2.4% -4.3% 6.9% 2.0% 貿易収支 -897 -1.8% -4.2% -6.3% 7.5% 3.8% (輸出) 6,949 14.1% 9.5% 17.8% 38.6% 23.2% (輸入) 7,846 15.9% 13.7% 24.1% 31.1% 19.4% サービス収支 -355 -0.7% 1.3% 4.3% -1.7% -1.3% 第一次所得収支 1,693 3.4% 1.2% -0.6% 2.6% -0.5% 第二次所得収支 -101 -0.2% -1.6% -1.5% -0.1% 資本移転等収支 -77 0.0% 0.3% 0.1% 金融収支 -166 -0.3% -2.2% 8.8% 誤差脱漏 -429 -0.9% 0.2% 1.8% -0.8% (注) 項目は国際通貨基金(IMF: International Monetary Fund)の国際収支マニュアル第6版に基づく。中国のデータには香港,マカオ,台湾は含まない。また,単位未満四捨五入のため,合計が合わないところがある。 (出所) 国際収支統計は Balance of Payments Statistics Yearbook (IMF),国内総生産はWorld Development Indicators (World Bank)のデータから作成。
表1-6 複式計上の例(2) 事例4:日本の家族への送金 経常移転収支 +5万ドル 投資収支 -5万ドル 事例5:発展途上国への無償資金援助 表1-6 複式計上の例(2) 事例4:日本の家族への送金 経常移転収支 +5万ドル 投資収支 -5万ドル 事例5:発展途上国への無償資金援助 +200万ドル その他資本収支 -200万ドル 事例6:通貨当局による円売りドル買い介入 +100万ドル 外貨準備増減 -100万ドル