因果関係3原則 2009年月曜日・3時限 社会理論と調査法.

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分散分析と誤差の制御 実験結果からできるだけ多くの情報を取り出すために 分散分析を利用する 主効果の大きさ 交互作用の大きさ 誤差の大きさ 採用した因子の効果の有無 の検定には,誤差の大きさ と比較するので誤差を小さ くできれば分散分析での検 出力が高まる どのようにしたら誤差を小さくできるか?
生物統計学・第 5 回 比べる準備をする 標準偏差、標準誤差、標準化 2013 年 11 月 7 日 生命環境科学域 応用生命科学 類 尾形 善之.
計量的手法入門 人材開発コース・ワークショップ (IV) 2000 年 6 月 29 日、 7 月 6 ・ 13 日 奥西 好夫
1 市場調査の手順 1. 問題の設定 2. 調査方法の決定 3. データ収集方法の決定 4. データ収集の実行 5. データ分析と解釈 – データ入力 – データ分析 6. 報告書の作成.
生物統計学・第 4 回 比べる準備をする 平均、分散、標準偏差、標準誤差、標準 化 2015 年 10 月 20 日 生命環境科学域 応用生命科学類 尾形 善之.
大学生活と就職活動の関係につい て 大阪学院大学 流通科学部 流通科学科 土屋 ひかり. はじめに 平成 26 年度 10 月 1 日時点での大学生の就職内定率は 86.0% となっており、前年同月の 81.7 %に比べて 4.3 %高い結果となっている。 近年はアベノミクス効果により求人倍率も高く.
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一  41 歳 東北大学大学院出身(行動科学専攻分野)  1997 年 10 月 立教大学社会学部に着任  専門分野 政治社会学、計量社会学、社会階層と社会意識  趣味 ドライブ、スキー、水泳、パソコンいじり.
春の計量経済学勉強会 第1回:2016年2月23日(火) 市野泰和. 研究! ・ ・ ・研究?
生体情報論演習 - 統計法の実践 第 1 回 京都大学 情報学研究科 杉山麿人.
コンピュータプラクティ スⅠ アンケート 水野嘉明 1. 本日の予定 「アンケート」  人間的な要因を評価するための 一手段として、アンケートの方 法について学ぶ  実験では、アンケートの集計を 行う 2.
人間の行動に関して「問い」 を考え、 その問いに対し、仮説(自分 の考える原因や解決法=ド ラックストア編参照)を立て ましょう。 レポート課題.
エクセルと SPSS による データ分析の方法 社会調査法・実習 資料. 仮説の分析に使う代表的なモデ ル 1 クロス表 2 t検定(平均値の差の検定) 3 相関係数.
心理測定論 信号検出理論.
数理統計学  第9回 西山.
因果関係3原則 2008年月曜日・3時限 社会理論と調査法.
インターネット利用と学生の学力  中島 一貴  三国 広希  類家 翼.
様々な仮説検定の場面 ① 1標本の検定 ② 2標本の検定 ③ 3標本以上の検定 ④ 2変数間の関連の強さに関する検定
確率と統計 平成23年12月8日 (徐々に統計へ戻ります).
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多変量解析 -重回帰分析- 発表者:時田 陽一 発表日:11月20日.
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論文紹介 青年期における恋愛相手の選択基準とアイデンティティ発達との関係
市場調査の手順 問題の設定 調査方法の決定 データ収集方法の決定 データ収集の実行 データ分析と解釈 データ入力 データ分析 報告書の作成.
第4回 (10/16) 授業の学習目標 先輩の卒論の調査に協力する。 2つの定量的変数間の関係を調べる最も簡単な方法は?
4.「血液透析看護共通転院サマリーVer.2」 の説明
統計的仮説検定の考え方 (1)母集団におけるパラメータに仮説を設定する → 帰無仮説 (2)仮説を前提とした時の、標本統計量の分布を考える
心理統計学 II 第7回 (11/13) 授業の学習目標 相関係数のまとめと具体的な計算例の復習 相関係数の実習.
第6章 2つの平均値を比較する 2つの平均値を比較する方法の説明    独立な2群の平均値差の検定   対応のある2群の平均値差の検定.
1DS04168E 梅根綾花 1DS04184E 清 泰裕 1DS04197P 福井千尋
社会心理学のStudy -集団を媒介とする適応- (仮)
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第2日目第4時限の学習目標 平均値の差の検定について学ぶ。 (1)平均値の差の検定の具体例を知る。
代表値とは 散布度とは 分布のパラメータ 母集団とサンプル
第11回授業(12/11)の学習目標 第8章 分散分析 (ANOVA) の学習 分散分析の例からその目的を理解する 分散分析の各種のデザイン
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
~ゲームによる暴力性と社会性の変化はあるか~
藤田保健衛生大学医学部 公衆衛生学 柿崎 真沙子
社会理論と調査法 自分のなぞ? 「どんななぞ」に対して、 「どのような実験・調査」をして 「どのような分析」をすればいいのか?
2001年参院選挙新潟選挙区における真島氏の当選理由の解明
母音[i]のF1, F2平均値の分析.
「選挙の大切さについて」 資料モデル 1 選挙制度の意義や目的について、選挙の歴史や制度の特徴 などを踏まえてわかりやすく説明する。
小宮山ゼミ      紹介.
確率と統計2009 第12日目(A).
子どもを大阪で育ててよかったと思える府民の割合(2018年3月 府民アンケート)
「アルゴリズムとプログラム」 結果を統計的に正しく判断 三学期 第7回 袖高の生徒ってどうよ調査(3)
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一
クロス表とχ2検定.
第3日目第4時限の学習目標 第1日目第3時限のスライドによる、名義尺度2変数間の連関のカイ2乗統計量についての復習
社会理論と調査法 自分のなぞ? 「どんななぞ」に対して、 「どのような実験・調査」をして 「どのような分析」をすればいいのか?
藤田保健衛生大学医学部 公衆衛生学 柿崎 真沙子
確率と統計2007(最終回) 平成20年1月17日(木) 東京工科大学 亀田弘之.
アイデンティティ形成に影響を与える 部活動要因の解明
生物多様性班 生物多様性班:研究報告 メンバー:小巻拓平、廣直樹、田中愛夏音、正城結衣 コンジョイント調査.
サンプリングと確率理論.
レポート課題 あなたの研究の問いに関連のある研究 (他の人の書いた既に出版されている研究)を要約しコメントしてください。
数理統計学  第12回 西 山.
平成23年12月22日(木) No.9 東京工科大学 担当:亀田弘之
自殺における性差はあるか 川脇悦子 竹内順子 芳士戸環 布目ひとみ.
H21年度教務WG FD担当から報告 教務WG:山澤一誠,眞鍋佳嗣 2010年2月25日 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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因果関係3原則 2009年月曜日・3時限 社会理論と調査法

岡さんのアイデンティティ調査(2005) 本学の学生 サンプル数145名(×無作為抽出法~卒論では仕方がない。) 学年 1年生 11名 2年生 104名 3年生19名 4年生9名(学年無回答 2名) 男性 109 女性 34名 (性別無回答 2名) 

彼氏・彼女の事情とアイデンティティ?! いま付き合っている彼・彼女がいる人45名 いない人 98名 (無回答2名) この2グループ間のアイデンティティ得点の差 彼氏彼女 有無 アイデンティティ 平均値 度数 標準偏差 いる 40.3 44 7.59 いない 37.5 98 6.50 F値 4.9 5%水準で有意(0.028%)

カレ・カノいる人の     アイデンティティ得点分布 いない人の         アイデンティティ得点分布 40 22 53 20 53

カレ・カノジョがいるとアイデンティティ高くなる?(仮説) いままでとは違う自分 が生じる 友達以上に相手のことを考える 新しい人間関係 結 果 原 因 アイデンティティ確立 付き合う 先のデータから、因果関係             であるといえるのか?

3つの条件を確認する! 時間的先行性 共変関係 他の条件の同一性

アイデンティティが確立することが原因で、カレ・カノができるプロセスを考えて見よう!(なぜ!) 第一条件:原因の時間的先行性 原因がまずあって、それが結果を引き起こしているのであって、その逆ではない。 カレ・カノ アイデンティティ 逆はあるか? あり得る。 プロセスも考えられそうだ。 アイデンティティが確立することが原因で、カレ・カノができるプロセスを考えて見よう!(なぜ!)  グループワーク!

時間的先行性 観察結果:カレカノいる人々:アイデンティティ得点高い。 はたしてアイデンティティが高まるのが先か? それともカレ・カノができるのが先か どのように調査・実験・観察したらいいのか? グループワークで考えてみてください。

第二条件:共変関係 相関関係が確認 原因と見なされている現象も、結果と見なされている現象も、ともに変化している。 これは調査で確認しやすい。 基本観察(平均値の差の検定・グラフ)より、明らか。

× 第三条件:他の条件の同一性 アイデン ティティ 原因以外に重要と思われるほかの要因が影響していない。 カレ・カノ 学年 学年があがれば、カレ・カノいる人が増え、また就職の時期が近づくためにID確立 学年

決着 調査・実験・観察計画 条件の同一 学年が同じ人だけで、カレ・カノがいる方が、いない方に比べて、アイデンティティ得点が高いか、調べる。 条件の同一  学年が同じ人だけで、カレ・カノがいる方が、いない方に比べて、アイデンティティ得点が高いか、調べる。 もし、カレ・カノ有無がアイデンティティ確立の原因ならば、同じ学年の人だけでも、「いる」人の方が、「確立」 もし学年がカレカノの有無、アイデンティティの両方に影響を与えているために、カレカノの有無がアイデンティティ得点と相関しているのであれば、同じ学年だけで分析すれば、「いる」人も「いない」人も「確立」度は同じ 決着

仮説があって、疑似相関を疑って そして、どのサンプルを調査すればいいのかが始めて分る。 考えては、疑って、調査して、また疑って… みんなで繰り返し疑って、それでも“現実”と矛盾しない それが“真理”(道具的科学観)

12月6日補講について1 9月29日(月)の補講 この日は本学の代表として新潟市西区自治協議会に出席していた。 西区の農業活性化・交通問題を話し合う会議。 この会議で 本学吉田先生を紹介:農業のワークショップ 本学佐々木桐子先生を紹介:交通シュミレーション 本学で学んでいること、とっても世の中に役立つ

12月6日補講について2 次のグループワークを行う。 質問があったら、今日の質問意見表へ 書いてあった質問にだけ答えて、いきなりグループワーク できたグループから解散(グループのメンバーで最後に確認して) 12月8日はみなさんの回答紹介編 擬似相関を最後に確認

グループワーク 基本観察(カレカノがいる方がいない方よりもアイデンティティ得点が高い)を説明する仮説を考える。 「上記の仮説が擬似相関」であるという仮説を考える。 「いやいや疑似相関じゃないよ」というため調査・実験・観察計画を考える。(先ほどの説明と同様に)