太陽電池 シャープと三洋電機 7期 new
本日の流れ 太陽電池について 世界市場と日本市場 シャープと三洋電機 展望・まとめ
太陽電池について ①環境にやさしい 新エネルギー ②日本が産業化
太陽電池について ①環境にやさしい新エネルギー 太陽の光を電気エネルギーに変換 通常のように電力会社から買電 高額なコストがかかる
日本企業の市場占有率低下 太陽電池について ②日本が産業化 世界市場 市場規模 3733MW (単位:% 出典:PV news) ②日本が産業化 世界市場 市場規模 3733MW 2005年:約4割が日本企業。1位シャープ 2位京セラ 4位三洋 5位三菱 2007年:約2割が日本企業。2位シャープ 4位京セラ 7位三洋 2009年: 3位シャープ 7位京セラ 原因: 日本企業の市場占有率低下 (単位:% 出典:PV news)
国内市場 太陽電池国内出荷用途別内訳 補助金制度 資源エネルギー庁:太陽電池の一戸建て住宅の普及率は1.52%
1.52% 0.2% 国内市場 高額な初期費用 不安定な発電 日本国内の一戸建て住宅での普及率 太陽光発電が発電方法で占める割合 (いずれも2008年のデータ 普及率:JPEA調べ 太陽光発電:資源エネルギー庁)
国内市場 2位 京セラ(22%) 3位 三洋電機(17%) 4位 三菱電機(13%) その他(9%) 1位 シャープ(39%) 1位 シャープ(39%) 2位 京セラ(22%) 3位 三洋電機(17%) 4位 三菱電機(13%) その他(9%) (2007年 個別・企業別太陽電池精生産シェア)
太陽電池生産量 2009年4月~9月 86,274百万円 2010年4月~9月 129,974百万円 150.7%!! 86,274百万円 2010年4月~9月 129,974百万円 150.7%!! ※営業利益にすると386.4%!! 44,467百万円 55,536百万円 24.9%
三洋の世界に誇る 変換効率 シャープの 価格優位性 製品比較 メーカー 品番 最大出力 1Wあたりの価格 希望小売価格 シャープ ND-191AW 191W 482円 92,190円 三洋電機 HIT-B205J01 205W 630円 149,100円 三洋の世界に誇る 変換効率 シャープの 価格優位性
Strength Weakness Threat SWOT分析 Strength 初期投資が低コスト 液晶事業とのインフラ設備共有 製品の形状多様性 世界トップの変換効率 Weakness 変換効率 販売網と生産力 三洋:パナの子会社→これから販売網の大幅強化。大きな強みになりそう Opportunity 政府や地方自治体の補助金 Threat 外国企業・異業界の参入
SWOT分析 Threat Weakness 変換効率 →堺工場にてさらに高品 質の製品開発を急ぐ。 販売網と生産力 →PANASONICの子会社 化により強化。 Threat 外国企業・異業界企業の参入 →ソーラー事業の バリューチェーン全てを 請け負う →高品質製品により 顧客の信頼を得る
展望 低価格 高品質 製品保証 多製品化 さらなる 寡占化
ご清聴ありがとうございました
参考文献 東洋経済、東洋経済オンライン 日経ビジネス 太陽光発電協会HP シャープHP 三洋電機HP 京セラHP 経済産業省HP
資料
補助金について 条件 額 補助対象 経費 募集期間:2010年12月27日~2011年3月31日 ・新設のみ ・太陽光発電システムの種類 低圧配電線と逆潮流有りで連系すること 住宅の屋根などへの設置に適した太陽光発電システムであること ・太陽電池モジュールの公称最大出力が 10kW未満 ・太陽電池モジュールの性能・品質が一定期間確保されていること 変換効率・太陽電池モジュール認証(by JFY etc.)・ 性能保証、設置後のサポートがメーカーによって確保されているもの ・太陽光発電システムの価格 65万円/kW以下 ・1kWあたり70,000円 10KW未満しか補助対象にならないため、 補助金最上限は699,300円 補助対象 経費 モジュール・架台・インバーター保護装置等 配線及び器具の購入、据え付け 設置工事にかかる費用 余剰電力販売用電力量計
J^pec http://www.j-pec.or.jp/ 補助金申請件数の半分くらいしか補助対象に認定されない 太陽光発電協会 http://www.jpea.gr.jp/index.html 日経http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/a00h/106150/
企業比較? http://www.solar-partners.jp/maker/choice.html http://solar.mayuha.com/maker-245 http://www.nef.or.jp/photovolataicpower/joukyou01.html http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090825/17452 6/ ユーザー満足アンケ http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090825/17452 6/ パナについて http://www.nikkei.com/biz/product/article/g=96958A9C938194 99E2EAE2E2868DE2EAE2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E 0E7E3E0E0E2E2EBE0EBE5E3
国内http://scienceportal.jp/news/daily/0909/0909081.html http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090928/175720/?ST=observer
余剰電力買取について 2009年11月1日開始 太陽光発電によって生じた余剰電力を電力会社が高価格で 買い取る。住宅用は48円/kWh、非住宅用は24円/kWh。 自動的に電気売買がされるため、各家庭は特に何もしなくて よい 電力会社は、買取るための財源を、他の住宅等に対して一般 の電気料金に上乗せして請求することで調達。
フィード・イン・タリフ 割高な太陽光発電のコストを国民全体で負担する仕組 み→太陽電池を普及させるための一種の税金であると いう解釈もできる ドイツなどが導入 電力会社が太陽光発電の電気を一般の電気料金よりも高く 買い取る制度。機器を購入しても約10年で元が取れるので、 企業や個人が投資目的で太陽光発電機器をこぞって導入し た。
仮説 日本国内で普及しない理由 とにかく高い!発電効率も悪い! 初期投資を回収するまでに年月がかかる →補助金が欲しい&アフターサービスの充実 補助金は条件を満たすものにしか出ない →シャープには条件を満たしている製品が多い? 京セラは?パナは? 各企業はどの国に合わせた製品づくりをしているのだろうか。
雑誌より シャープ: 京セラ:シリコン会社と長期契約締結。生産能力増強とコ ストダウンを着実に進めます ①シリコン調達ミス。材料不足で稼働不可→シェアダウン。自 社事業所で太陽電池用シリコン生産開始 ②国内市場の低迷も原因 京セラ:シリコン会社と長期契約締結。生産能力増強とコ ストダウンを着実に進めます 三洋:経営再建中だが、2008年度からの3カ年で700 億円を投資。結晶系で発電性能トップ。住宅の屋根用途 などで優位性あり。 太陽電池の発電コストは一般住宅用の電気料金の約2 倍
雑誌より 国内市場の低迷→日本メーカーは海外市場に成長の舞 台を求めざるを得ない状況 ※現地生産?現地雇用? 世界市場において日本のシェアが下がったのは、政府 の補助金制度撤廃時と欧州の補助制度スタートが同時 期になったから
総合商社 太陽電池事業でバリューチェーン構築に走る総合商社 で現状(2008年8月以前)トップを走るのは住友商事。 シャープに対しても07年から5年間の原料供給契約も結 んでいる。