日本泌尿器科学会 COI 開示 筆頭発表者: 影山 慎二  演題発表に関連し、開示すべきCOI関係に  ある企業などはありません.

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3.処方箋から考えよう(Group Discussion)
筆頭演者のCOI開示 ポスター発表におけるCOI状態の開示 ポスターの末尾に以下の様に開示する 開示する内容がない場合
小腸カプセル内視鏡により 診断しえた小腸出血の一例
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本演題に関して、発表者の開示すべき利益相反状態はありません
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日本化学療法学会 COI開示 様式1-A 学術講演会口頭発表時、申告すべきCOI状態があるとき 筆頭発表演者名: ○○ ○○
Presentation transcript:

日本泌尿器科学会 COI 開示 筆頭発表者: 影山 慎二  演題発表に関連し、開示すべきCOI関係に  ある企業などはありません

Acitive Surveillance ASは、治療を行なわずに経過観察 患者さんの不安感も強い PSAが少し上昇すると、何か良いものはないか・・・と質問が多い

症例 61歳(現在71歳) 主訴:PSA値の経過観察希望 現病歴: 2004年 浜松市の某総合病院でPSA5.2で生検 症例 61歳(現在71歳) 主訴:PSA値の経過観察希望 現病歴: 2004年 浜松市の某総合病院でPSA5.2で生検  G3+4が2/6で検出。T2aNoMoで経過観察希望 2006年 同院で再生検   G3+4が1/6のため経過観察継続  その後PSAは7.2が最高で、おおむね5-6で経過 2013年4月 転居で静岡に  当院で経過観察継続 現症・検査結果:TG, LDL-Cが基準値をすこし上回る以外、特記すべきことなし

G3+4 G3+4 当院での経過観察開始 1/6 MRI 2/6

癌の低侵襲治療 メトホルミン VitD クルクミン アガリスク PDT(光線力学療法) ペプチドワクチン

温州みかん , レモン, ネーブル八朔,甘夏, 宮内イヨカン, アロエなど 7 Gold LotionTM 日本で作られた柑橘類の抽出液 温州みかん , レモン, ネーブル八朔,甘夏, 宮内イヨカン, アロエなど

柑橘果皮エキスに含有されている成分 Polyhydroxyflav(an)ones (PHFs) ヘスペリジン ペクチン 抗潰瘍、殺菌、免疫賦活 Essential oil(精油成分) Terpenoids: limonene, linalool, etc. 他の揮発性オイル 抗酸化、殺菌 Flavonoids Polyhydroxyflav(an)ones (PHFs) PMFs – polymethoxyflavones 抗炎症、抗発がん、抗酸化、抗アテローム作用 カロチノイド ヘスペリジン ナリンジン 抗がん

GLの各種パラメータに対する影響 抗炎症 転移抑制 増殖抑制 アポトーシス 誘導

ヘスペリジンのLNCaP、PC-3細胞に対する増殖抑制 アンドロゲン依存性、非依存性両方に効果あり

PC-3 derived xenograft model Professor Min-Hsiung Pan, Taiwan University, Taiwan Professor Chi-Tang Ho, Rutgers University, USA Food & Function, 2013, DOI: 10.1039/c3fo60037h

Results 腫瘍の増殖抑制(腹腔内投与) 腫瘍の増殖抑制(経口投与) アンドロゲン非依存性癌では、経口で効果を示す

症例 61歳(現在71歳) GL飲用開始 当院での経過観察開始

前立腺がんに対するGL使用 開始年 年齢 飲用歴 内服量(CC) 開始時PSA PSAの最低値 他の併用治療 2004 80 1年 10 278 1 LH-RH 2005 67 2年 15 24.4 13.3 (併用後13.3⇒0.03) 2008 66 6年 0.3 0.03 小線源治療後 2012 70 10~30 0.2 0.05 daVinc術後 2013 69 1.5年 30 16.1 10.5 他のサプリメント 2014 71 4ケ月 10.1 6.9 なし (ミヤウチ柑橘研究所のデータを改編)

問題点 本症例のPSA上昇は、がんの再発? 単に炎症が取れただけ? GLの最適な内服量が不明 テストステロンは? 長期の経過観察が必要 再生検を強く勧める GLの最適な内服量が不明 テストステロンは? 長期の経過観察が必要