ベーシックインカム導入の是非 1036596 仲野謙心
目次 現在の社会保障制度とベーシックインカム ベーシックインカムと他の社会保障制度との比較 ベーシックインカムの実現可能性 ベーシックインカムへの批判 論点提示
Ⅱ.現在の社会保障制度とベーシックインカム 現状の社会保障制度の特徴 ベーシックインカム 就労を通した社会福祉が 基本となっている。 ⇒企業福祉 ⇒雇用保険制度 個別的に対応。 就労と保障が切り離され ている。 とりあえず全員一律に対 応。 ⇒そこからの保障につい ては様々な論者がおり、 意見が分かれている。
Ⅳ.ベーシックインカムと他の類似した社会保障制度 EICT(Earn Income Credit Tax) 給付制 全員一律額を支給 就労を条件としていない。 負の所得税(所得控除で はなく税額控除。) それぞれ支給額が違う。 就労を条件としている。
Ⅴ.ベーシックインカムの実現可能性 月8万円全国民に支給するとなると、120兆円必要。 ⇒どうやって財源をまかなうか? 月8万円全国民に支給するとなると、120兆円必要。 ⇒どうやって財源をまかなうか? 総所得金額(H19)・・・約240兆円 ⇒これをベースに行う。 社会福祉制度(基礎年金、生保、失業保険、子ども手当 など) ⇒全部削ると23兆円になる。 消費税などの間接税 ⇒消費税を1%あげると、2兆円の税収になる。 とのバランスによって行う。らしい。
Ⅶ.論点提示 労働倫理と経済効果 労働倫理 ⇒就労と福祉はセットであるべきか? 経済効果 ⇒雇用条件の改善につながるか? (非正規雇用、賃金基準など) 社会保障の程度(誰を保証するか) ⇒必要な人だけか、全員か? 社会保障の個人化 ⇒家族、地域、会社といったコミュニテイが解体するの ではないか? ⇒自己責任論に陥らないか?