要員管理 要員の質、量、配置、作業状況を管理する 一般的な注意点を下記に示す (1)組織 ・組織構成を明快にする -指示命令系統

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要員管理 要員の質、量、配置、作業状況を管理する 一般的な注意点を下記に示す (1)組織 ・組織構成を明快にする -指示命令系統  要員の質、量、配置、作業状況を管理する  一般的な注意点を下記に示す  (1)組織    ・組織構成を明快にする     -指示命令系統     -各組織レベル、各人の権限と責任分担    ・管理の為のオーバヘッドを少なくする    ・横の協力体制があること  (2)要員    ・プロジェクトリーダの能力はプロジェクト成否の鍵となる    ・グループリーダの責任分担を明確にする    ・プロジェクトの目的を理解させ、動機付けを行う       →モチベーションを高める→生産性向上 プロジェクト管理 -32-

『エラーやバグの90%は10%の要員から発生する』    ・作業は担当者が実行可能なレベルまでブレークダウンする     (特に上流工程では重要である)    ・必要に応じて教育、訓練を実施する    ・各要員の能力を見極める→配置転換等の措置必要 クヌースの90-10のルール: 『エラーやバグの90%は10%の要員から発生する』 プロジェクト管理 -33-

外注管理 1.開発分担 開発時だけでなく、開発後の維持メンテナンスも考えて開発分担を 決定する 2.条件の明確化   開発時だけでなく、開発後の維持メンテナンスも考えて開発分担を   決定する 2.条件の明確化    ・外注形態……請負、委任、派遣    ・契約書、仕様書    ・仕様変更ルールの確立    ・責任範囲(SOW相当の事項を決定する)    ・検収方法……検収基準-機能、性能、品質の評価                    -納入ドキュメント              検収期間              終了手続き プロジェクト管理 -34-

外注先への“丸投げ”はしない 3.管理 (1)何処まで直接管理するかを明確にする ・レポート内容と頻度 ・レビュー主体と責任  (1)何処まで直接管理するかを明確にする     ・レポート内容と頻度     ・レビュー主体と責任     ・標準、規定類の制定主体  (2)どの様に管理するか     ・どのレベルの要員が、外注先のどのレベルを管理するか      (外注先の実力による)     ・進捗度90%シンドロームに充分注意する     ・レポートチェックのみでは危険である→現場で現物を確認する 外注先への“丸投げ”はしない プロジェクト管理 -35-

完了評価 プロジェクト終了時点の正確な分析評価は、次回のプロジェクトの 重要な参考資料となる ・プロジェクト計画と実績との差異分析  プロジェクト終了時点の正確な分析評価は、次回のプロジェクトの  重要な参考資料となる ・プロジェクト計画と実績との差異分析  -日程、生産性、品質、費用の計画との差異  -問題点の整理・分析  -これからの取るべき方策の検討 ・プロジェクトに関する総合的な評価・分析  -開発環境(H/W、O/S、端末装置、開発ツール、通信機器、等)  -協力会社(管理能力、要員スキル、納期、品質、単金、等)  -要員  -採用したソフトウェア開発プロセス、開発技法 『プロジェクト完了報告書』の提出 プロジェクト管理 -36-

C/Sシステム開発プロジェクトの体制図の例 プロジェクトマネージャ *:大規模プロジェクト      で特に必要なグループ * 管理スタッフG * 機器選定G * PP評価・選定G 業務G 基盤G * * * ネットワーク基盤G 業務共通G AP-G:1 AP-G:2 ・・・ 基盤共通G 業務基盤G 運用基盤G 定常的に設置 必要時期に編成 * * * 開発標準化G 開発環境G 統合G-1(LIB) 統合G-2(SI) 性能評価G 移行設計G 展開設計G プロジェクト管理 -37-

プロジェクト管理 -38- 各グループの役割 ①管理スタッフG……プロジェクト全体の進捗・費用管理、ユーザ折衝・窓口等を行う。      ①管理スタッフG……プロジェクト全体の進捗・費用管理、ユーザ折衝・窓口等を行う。             ISO品質管理、S-SCALEの統括も行う。      ②機器選定G ………導入機器を、システムとの親和性、ユーザとの関係を考慮し決定する。      ③PP評価・選定G……導入P.Pを、性能評価し、システムとの親和性、ユーザとの関係を考慮                 し決定する。    業務G      ④業務共通G ………アプリケーション共通のサブルーチン等の作成、業務Gの取りまとめを行う。      ⑤AP-G  ………個々のアプリケーションを開発する。    基盤G      ⑥基盤共通G ………基盤G共通のサブルーチン等の作成、基盤Gの取りまとめを行う。      ⑦業務基盤G ………アプリケーションを動かす為の、基盤の開発を行う。      ⑧運用基盤G ………システム運用の為の基盤の開発を行う。      ⑨ネットワーク基盤G………ネットワーク設計、通信系基盤等の開発を行う。    必要時期に編成      ⑩開発標準化G………開発標準・運用ルールの制定を行う。      ⑪開発環境G ………開発環境の構築、運用、保守を行う。      ⑫統合G(ライブラリアン)……文書、プログラムのバージョン・レビジョン管理を行う。                     (構成管理)      ⑬統合G(システム  ……システム統合、システムテストを実施する。           インテグレーション)      ⑭性能評価G ………各AP・基盤の性能の割り当て、評価ツールの設定、個々のグループに対す る評価支援を行う。                システム全体の定常時、高負荷時等の性能測定を行う。      ⑮移行設計G ………データ等の移行方式の設計を行う。      ⑯展開設計G ………機器展開方式の設計を行う。 プロジェクト管理 -38-

標準化動向 1.ISO ・ISO/IEC12207 「ソフトウェア ライフサイクル プロセス(SLCP)」 ・ISO 9000シリーズ   ・ISO/IEC12207 「ソフトウェア ライフサイクル プロセス(SLCP)」   ・ISO 9000シリーズ 2.通産省、電子協(日本電子工業振興協会)    ソフトウェア分野に於ける品質システム、取引に関する共通    フレーム等を制定している     ・SLCP-JCF98(SLCP-JCF94を基に、ISO/IEC12207      と日本のソフトウェア産業の特性を加味した共通フレーム)     ・「ソフトウェア開発 モデル契約解説書」 電子協編 3.米国 国防総省    MIL-STD-489,499B、793,961D等の調達規格により    構成管理、技術統制の規準を定めている プロジェクト管理 -39-