指導者養成機能を持ったNPO連携アウトリーチモデル

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指導者養成機能を持ったNPO連携アウトリーチモデル 柴田 晋平(山形大学理学部) + NPO法人小さな天文学者の会 1998年創設、2003年法人化 講演会・研究室公開など一方向的なアウトリーチ活動の限界を早くから認識し、NPO連携モデルを採用してアウトリーチ活動を進めてきている。(正会員約100名) 参加 参加 市民 大学研究者

これまでの実績 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○4次元宇宙シアター: バーチャルリアリティによる宇宙の再現シアター(東京以外では全国で始めて):毎月最終土曜日2回上映 ○宇宙講座(高いニーズ): 週一回、全8回の講座、春秋2期 ○出前授業:望遠鏡の原理を知る優れた教材+望遠鏡作成+月や惑星の観察(ガリレオ体験);出前要請のあるたび実施 ○街角で月を: 繁華街に望遠鏡を持ち出して、普段、星を見る機会のない市民に感動を贈る ○最先端宇宙講演会: 研究のトップランナーでなおかつ一般市民にわかりやすくサイエンスを伝えるスキルを積んだ講師を全国から選んできて開催。 ○NHK山形の自然:毎月第2木曜日 4年目に突入した長寿番組 の提供 などなど

これまでの実績 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○4次元宇宙シアター: バーチャルリアリティによる宇宙の再現シアター(東京以外では全国で始めて):毎月最終土曜日2回上映 ○宇宙講座(高いニーズ): 週一回、全8回の講座、春秋2期 ○出前授業:望遠鏡の原理を知る優れた教材+望遠鏡作成+月や惑星の観察(ガリレオ体験);出前要請のあるたび実施 ○街角で月を: 繁華街に望遠鏡を持ち出して、普段、星を見る機会のない市民に感動を贈る ○最先端宇宙講演会: 研究のトップランナーでなおかつ一般市民にわかりやすくサイエンスを伝えるスキルを積んだ講師を全国から選んできて開催。 ○NHK山形の自然:毎月第2木曜日 4年目に突入した長寿番組 の提供 などなど

これまでの実績 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○4次元宇宙シアター: バーチャルリアリティによる宇宙の再現シアター(東京以外では全国で始めて):毎月最終土曜日2回上映 ○宇宙講座(高いニーズ): 週一回、全8回の講座、春秋2期 ○出前授業:望遠鏡の原理を知る優れた教材+望遠鏡作成+月や惑星の観察(ガリレオ体験);出前要請のあるたび実施 ○街角で月を: 繁華街に望遠鏡を持ち出して、普段、星を見る機会のない市民に感動を贈る ○最先端宇宙講演会: 研究のトップランナーでなおかつ一般市民にわかりやすくサイエンスを伝えるスキルを積んだ講師を全国から選んできて開催。 ○NHK山形の自然:毎月第2木曜日 4年目に突入した長寿番組 の提供 などなど

これまでの実績 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○4次元宇宙シアター: バーチャルリアリティによる宇宙の再現シアター(東京以外では全国で始めて):毎月最終土曜日2回上映 ○宇宙講座(高いニーズ): 週一回、全8回の講座、春秋2期 ○出前授業:望遠鏡の原理を知る優れた教材+望遠鏡作成+月や惑星の観察(ガリレオ体験);出前要請のあるたび実施 ○街角で月を: 繁華街に望遠鏡を持ち出して、普段、星を見る機会のない市民に感動を贈る ○最先端宇宙講演会: 研究のトップランナーでなおかつ一般市民にわかりやすくサイエンスを伝えるスキルを積んだ講師を全国から選んできて開催。 ○NHK山形の自然:毎月第2木曜日 4年目に突入した長寿番組 の提供 などなど

これまでの実績 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○やまがた天文台: 山形市唯一の公開天文台を運営;毎週土曜日ガイドツアー方式による星空案内 年間利用者1500人 ○4次元宇宙シアター: バーチャルリアリティによる宇宙の再現シアター(東京以外では全国で始めて):毎月最終土曜日2回上映 ○宇宙講座(高いニーズ): 週一回、全8回の講座、春秋2期 ○出前授業:望遠鏡の原理を知る優れた教材+望遠鏡作成+月や惑星の観察(ガリレオ体験);出前要請のあるたび実施 ○街角で月を: 繁華街に望遠鏡を持ち出して、普段、星を見る機会のない市民に感動を贈る ○最先端宇宙講演会: 研究のトップランナーでなおかつ一般市民にわかりやすくサイエンスを伝えるスキルを積んだ講師を全国から選んできて開催。 ○NHK山形の自然:毎月第2木曜日 4年目に突入した長寿番組 の提供 などなど

NPO連携モデルの優れた点 ごく少数の研究者でも大きなアウトリーチ活動ができる。 市民の目で企画運営、教材開発できるので伝達力のある活動になる。 市民と一緒に活動し参加者を巻き込むので、真に国民に対してサイエンスの精神が浸透する。まさに、双方向的アウトリーチができる。野球やサッカーと同じ親しさのレベルでお茶の間にサイエンスが浸透する風土を日本に作るモデルだと実感している。 Happy 2乗の法則によって、加速的に発展する要素を持っている。(やってみて発見した事実)。

目的:安定したNPO連携活動の確立のために、指導者養成機能を持つ。 インストラクター養成は発展のキー (実感) 星空案内人:どこまで学べばよいのかはっきりしない。資格制度があると自信をもって指導できる。 「天文学のある程度の専門知識」と「星座などの市民の関心ある知識」の両方を持つ人は積極的に要請しない限りほとんどいない。 「研究者+市民」のNPOで活動できるようになり、これが指導者養成機能を持って、NPO連携モデルは完成する。NPO連携モデルはどの分野にも適用できるモデルとして、推奨します。 方法: 資格制度(星空案内人資格認定制度)をつくる。 準備状況: 試験実施2年(参考資料:テキスト); 案内人年間2名程度+準案内人; 講座開催単位取得資格認定。天文台でのガイドツアーは資格を取った方がやっている。資格というのは魅力。 運営システムが未完成で要望に応えられない状況。 教程(基準レベルの設定)、テキスト教材、運営システムなど整備をして本格運用に持っていきたい。

達成目標と自己評価の方法 星空案内人資格制度を確立。 資格認定し、天文台での星空案内をお願いする。 資格者リストから派遣により学校・公民館・科学館へのサポートを行う。身近なできる場所でアウトリーチ活動をしていただく。 国立天文台(研究組織としての天文台の代表)と西はりま天文台(社会教育施設の代表として)に今回参加いただき、全国ライセンスに拡張できるシステムとして完成する。 全国ライセンスに成長すれば、たくさんの指導者が誕生し日本のいたるところで資格者によるボランティア指導が実施される。 自己評価: 山形地区で資格取得者を年間10名程度、アウトリーチ活動への派遣は年間10イベント+天文台でのガイドツアー50回程度を達成したい。限られたスタッフで講座運営から資格発行、派遣までできるシステムを機能させる。全国の大学・天文台・天文普及団体からの関心、連携のスタート。

モデル開発の進め方とチーム体制 NPO法人小さな天文学者の会 NPO法人(大野、佐藤、ほか20名)(会員100名) 施設:やまがた天文台 (山形大学理学部) NPO法人小さな天文学者の会 NPO法人(大野、佐藤、ほか20名)(会員100名) 山形大学(柴田、坂井、郡司、滝沢)       実施母体 星空案内人資格認定制度 企画運営委員会 ○教程、資格制度設計 ○実施システム(inet上)構築 ○養成講座の実施 ○資格認定、派遣 国立天文台(縣)、西はりま天文台(坂本)