米トレーサビリティシステムのご紹介 日通情報システム 平成23年11月
米トレーサビリティシステムとは 残留農薬・偽装表示問題の発生から、農産物の安全性や表示等に対する信頼性確保を社会から強く求められています。米穀業界におかれても、安全な米を生産し安全に精米して消費者に提供する努力をしているところです。この一環として、日通情報システム株式会社では財団法人全国米穀協会殿が運営する米トレーサビリティシステムを支援してまいりました。 平成22年末をもって財団法人全国米穀協会が解散することとなり、日通情報システム株式会社では、今までの米トレーサビリティシステムを継承し、精米製品がどのような玄米から成り立っているかを、消費者に見えるようにするシステムの運営を続けさせていただくことになりました。 弊社が考える米のトレーサビリティとは、次の3点であり、低コストで実現していくシステムとして熟成させていく予定です。 ①生産・加工・流通等の各段階で米の流れを管理することによって追跡できること ②問題が起こったとき製品回収や原因追求と対処を迅速に可能にすること ③米の安全性について消費者の信頼の確保に資すること
情報の概要 消費者 小売店 インターネット 卸売業者 生産者 出荷業者 栽培情報 誰がどのように 栽培したか 出荷情報 出荷する米が POP、チラシ等 精米製品原料 簡易情報 精米製品原料 簡易情報 インターネット ライス トレース センター 卸売業者 (含む精米小売) 生産者 出荷業者 栽培情報 誰がどのように 栽培したか 出荷情報 出荷する米が どのような米か 精米情報 どの玄米を使って 精米製品を作ったか
米トレーサビリティシステムの特徴 導入に関するコストが安い 簡単にトレース情報を 受・発信できる 偽装防止に役立つ 個別に入力した情報を、関連の 参加者が得て二重入力を排除 導入に関するコストが安い インターネットを利用し、既存の設備 を活用できる 簡単にトレース情報を 受・発信できる 消費者・小売業者はインターネットで 米の構成や生産履歴情報 を得られる 精米業者はインターネットで トレーサビリティ情報 を得られる 出荷業者は米の製品情報を通し、 消費者と直接接触する機会ができる 偽装防止に役立つ 出荷業者の出荷した数量と、製品化し た数量を比較し日々チェックする
栽培情報 出荷取り扱い業者 米トレーサビリティ 生産者 玄米データベース 生産者 栽培協定 出荷明細書 生産者 出荷取扱業者は、生産者と栽培方法について協定・指導を行い(栽培協定という)、特別栽培、慣行栽培等の栽培方法栽培履歴の一部(使用農薬・肥料・特殊な栽培方法名)等のデータを米トレーサビリティ玄米データベース(原米DB)に登録します。 この際、栽培方式を明示するため栽培協定番号を振ります。 また、出荷業者のホームページのURLを原米DBに登録します。 出荷時には、栽培協定番号を含んだ出荷ロットの情報を原米DBに登録し、その出荷ロットがどのような栽培方法に依ったものかを明示します。 米トレーサビリティ 玄米データベース 生産者 生産者 出荷取り扱い業者 栽培協定 栽培方法栽培 履歴の一部 リンク 生産者 出荷明細書 出荷時に発行し、 出荷ロットの内容明細に 栽培協定番号を付加して 栽培情報とのリンクをさせる
精米情報 出荷明細書 出荷明細番号 読み取り 出荷明細書に印刷されている番号をバーコードリーダーで読み取る。 卸売業者のパソコン(以下 トレーサビリティパソコン)にバーコードリーダーから玄米データを取り込む 。 精米工場内のトレースをする。 精米データを精米データベースに登録して消費者や小売にトレーサビリティの情報提供する 。 精米工程は工場独自に管理し、精米製品がどの出荷ロットの玄米から作られたものかを、精米DBに登録します。 出荷明細書 出荷明細番号 読み取り 米トレーサビリティシステムの範囲
小売店の 情報取得と提供 米トレーサビリティシステムからパスワードを取得する。 米トレーサビリティホームページを通じて、取引相手の卸売業者から、精米ロット番号や関連する生産履歴等の情報を入手する。 玄米データベースからより詳細な栽培情報を得て消費者に提供する。 米トレーサビリティシステムの範囲
消費者への情報提供(入力画面)
消費者への提供情報例
小売店への情報提供(情報提供画面)
リンク先出荷業者ホームページ例