できるだけ簡単に プレゼンテーションスライドを 美しく作る方法 片山なつ 日本女子大学・理学部 参考文献 「伝わるデザインの基本 よい資料をつくるためのレイアウトのルール」 高橋佑磨・片山なつ著,技術評論社 片山なつ 日本女子大学・理学部
揃えるところはすべて揃える 上下左右が揃っていると整理整頓されて見える 揃えてグループ化 タイトルスライドも小見出しも、 まずは全て左に揃える。 スライド内の要素(箇条書きや 図表など)は、項目毎にグリッ ドに合わせて上下左右を揃える。 箇条書きも美しく 箇条書きは二行目以降はインデ ントを入れると読みやすい。 項目間隔は行間より広くとる。 BEFORE AFTER 図1. 図のキャプションも、図の幅と同じ幅で作ると見栄えがよいです。 上下左右が揃っていると整理整頓されて見える
目的 目的スライドの雰囲気を変えると、 聴衆の注目を集めることができます。 内容が伝わるスライドのデザインとは何か? 余計な時間を書けずに綺麗なスライドを作るコツは存在するのか? 基本の5つのルールを覚え、徹底的に守ることで、誰でも簡単に綺麗なスライドが作れるかどうかを調査する。 枠内に文字を書くときは、 枠とテキストボックスを 別々に作成する。
5つのルール まずは読みやすいフォントを選ぶ。 標準の行間設定では狭いので、行間を広めにとる。 余裕があれば字間の調整もしましょう。 MSPゴシックよりもメイリオが読みやすい。 標準の行間設定では狭いので、行間を広めにとる。 余裕があれば字間の調整もしましょう。 スライドの上下左右に十分な余白を取る。 項目ごとにグループ化して揃える。 直感的に資料の全体像を把握することができる。 見出しや重要なポイントを目立たせるために、 強弱をつける。文字の太さや大きさを変える。
ルールを必ず守る。 文字が入りきらない場合は、文章を推敲しましょう。 文字が多い、図が入らないなど言い訳してはいけません。 BEFORE AFTER BEFORE AFTER 図2. 5つのルールを守ってスライドを作ると、このように変わります。構造もはっきりとして直感的に理解しやすくなります。 文字が入りきらない場合は、文章を推敲しましょう。 入りきらないのは、情報量が多すぎるからかも!! 情報を取捨選択しましょう。
プレゼンテーションスライドにおいて、 ルールは情報整理の律速要因となる。 文章の読みやすさがスライドの見やすさに大きく影響 読みやすいく綺麗なフォントを選ぶ。 行間や字間を調節すると格段に読みやすくなる。 レイアウトはできるだけシンプルにすることを心がける。 むやみに枠を使って囲むのではなく、余白とグループ化で項目をまとめるとスッキリします。 文字の太さや大きさで強調するとよい。色数は最低限に。 当然、内容によってスライドレイアウトは変わりますが、 内容を洗練させてルールを守ることが重要です。