中級日本語 第 14 課  吉林華橋外国語学院 日本語学部 製作.

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中級日本語 第 14 課  吉林華橋外国語学院 日本語学部 製作

第14課 形式段落 第1段落(導入) 日本人は抗議する義務を知らない。 第2段落(話題の展開) 電車に乗るときの割り込みの例

第14課 形式段落 第3段落(筆者の意見1) 割り込みを黙認するのは、一種の罪悪である。 第4段落(筆者の意見2) 割り込みを黙認するのは、自分に被害が及ばないからである。 第5段落(筆者の意見3) 割り込みに対して抗議するのは、義務である。

第14課 形式段落 第6段落(例のまとめ) 抗議をするということについて。 第7段落(まとめ) 抗議しない人間は、真実に対しても納得のできない人間だ。

第14課 意味段落 1段落 導入 抗議するのは義務である 2段落 例の紹介 乗車の際の割り込み 3-5段落 筆者の意見 例に対する筆者の意見 6-7段落 まとめ 

第14課 本文 第1段落 「日本人は,抗議する義務を知らない。」と言った友人があった。なにか不正なことがあった場合に、それに抗議するのは、権利でなくて、義務だというのである。これは、なかなか味のある言葉である。

第14課 本文 第2段落  例えば、電車に乗る場合に、乗客が長い例を作ったまっている。やっと電車が来て、乗客が順々に乗り込む。その時、わきからその例に割り込んで、電車に乗ってしまう人がよくある。そういう時に、自分の前に、わきから一人くらい割り込んできても、ちょっと嫌な顔をするくらいで、そのまま黙認してしまうことがある。

第14課 本文 第3段落  こういう場合は、「横から割り込まないでください。」と抗議を申し込むべきである。それを、何も言わずに許してしまうことは、一つの道徳的な罪悪であることを、よく承知するべきである。一人くらいのことに、むやみとやかましく言うことを何となく恥かしいように考えるのは、大変な間違いだ。これは、恥かしいなどという問題ではない。実は、非常に利己的な考えが、その人の心の低に意識されないで潜んでいるのである。

第14課 本文 第4段落  というのは、わきから誰かが割り込んできても、黙認してしまうのは、自分もその人について電車に乗り込めることが明白な場合に限るからである。もし、その人が乗ることによって、自分が乗れなくなる場合だったら、必ず抗議を申し込むにちがいない。それを、そのまま黙っているのは、被害が自分に及ばないからである。しかし、そのために、だれか、後ろの方で取り残される人が出てくるかもしれない。そうすると、その人は、次の電車まで長い間待たなければならないのである。

第14課 本文 第5段落  したがって、この場合、抗議することは権利というよりも、むしろ義務である。正直に公衆道徳を守って、例の最後の方についている未知の一人の友人に対して、当然果たさなければならない義務なのである。

第14課 本文 第6段落   例の中に割り込むというような、明白に悪いことに対してはもちろんのこと、それほどはっきりしていない場合にも、自分で正当と考えた抗議は、平気ですればよいのである。もし、先方に理屈があり、または、何か事情があったら、返答があるはずである。その返答が、なるほどと納得できたら、抗議を引っ込めたらよい。それは、きわめて当然な話である。

第14課 本文 第7段落   筋が通った話には納得するということと、筋の通らない話には抗議することとは、同じ頭の作用の両面である。だから、抗議しない人間じゃ、真実に対しても、心から納得のできない人間なのでらる。