2015年6月5日 国立情報学研究所 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 仙台会場 JAIRO Cloudとは Version 1.1 2015年6月5日 国立情報学研究所 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 仙台会場
1 概要
JAIRO Cloudとは 国立情報学研究所の 機関リポジトリ環境提供サービスです。
JAIRO Cloudを使うと実現できること 全世界から アクセス 国立国会図書館 国内リポジトリのメタデータ蓄積 博士論文本文提出用データ 国立情報学 研究所に メタデータ 提供 DOI登録 データ 成果物を 登録 データベース サービスへの メタデータ 提供 参加機関
JAIRO Cloudではリポジトリの システムとして、 WEKOを使います コンテンツを登録すると利用者の輪が広がりました。
WEKOの特徴 高機能で 簡単で 安心で 自分らしく リポジトリの運用に必要な機能はすべてそろっています。 すべての機能がブラウザから操作できます。 安心で 皆さんのそばにいる国立情報学研究所が開発しています。 自分らしく 豊富なデザインやアドオンを使って好みのサイトが構築できます。
構築機関の例 https://tohoku-gakuin.repo.nii.ac.jp/
2 背景
学術機関における機関リポジトリ 機関リポジトリの構築が 求められてきている
文部科学省 科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会 「学術情報の国際発信・流通力強化に向けた基盤整備の充実について」H24.7 4.機関リポジトリの活用による情報発信機能の強化について (登載すべき情報の在り方) 各大学等が保有するユニークな資料や他では流通しづらい資料の登載にも力を注ぐなど、独自性を意識した展開も重要。 どのようなコンテンツを重点的かつ網羅的に整備するか、また、オープンアクセスにするかを判断しつつ、コンテンツの充実・発信に努めるべき。 (支援の方向性) 学協会等に著作権ポリシーの早急な検討・公表を促すとともに、ユーザーの利活用を促進させるため、NIIが提供する共用リポジトリの積極的な展開、機関リポジトリのソフトウェアの高度化・機能標準化など、情報発信機能や運用体制の強化に寄与するサービスの充実に努めることが必要。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1323857.htm
学位規則改正 機関リポジトリでの公開が原則(学位規則の一部を改 正する省令の施行等について(通知)) 学位規則改正より、平成25年4月1日以降授与の博士 論文のインターネット公開が義務化 機関リポジトリでの公開が原則(学位規則の一部を改 正する省令の施行等について(通知)) (2)公表の方法について 改正後の学位規則第8条及び第9条に規定するインターネットの利用による公表の具体的な方法については,当該博士の学位を授与した大学等の機関リポジトリ*(共同リポジトリ及び大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所が提供する共用リポジトリサービスにより構築されたリポジトリを含む。以下同じ。)による公表を原則とされたいこと。 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigakuin/detail/1331796.htm より抜粋
オープンサイエンス 内閣府 「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書 「我が国におけるオープンサイエンス推進のあり方について ~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~」(H27.3) オープンサイエンス: 公的研究資金を用いた研究成果(論文、生成された研究データ等)のオープ ンアクセスを実現し、知の創出・科学技術研究を推進することでイノベー ションの創出につなげる 公的研究資金による研究成果論文や研究データを原則公開とする議論が進む 【喫緊の課題】 ・大学としてのオープンアクセス方針等とその実施に向けた具体的な運用計画の策定 ・論文、研究データ等の研究成果の管理に係る規則の制定 「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~ エグゼクティブ・サマリー http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/150330_openscience_summary.pdf
オープンサイエンス 例)平成26年度科研費実績報告書及び実施状況報告書に、研究成果論文の オープンアクセス化に関するチェックボックスが新設される 機関リポジトリは 科研費研究成果物オープン アクセス化の手段としても 活用できる 平成26年度交付決定後に使用する様式(B・C様式)様 式 C-6, C-7-1 「作成上の注意」より http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/16_rule/data/26_dl/c-07-1_rei_e.pdf
JAIRO Cloudによるリポジトリ増加 独自でリポジトリ構築が難しい機関の リポジトリ設置が進んだ
17% 41% 国内の機関リポジトリ設置率 公私立大学の設置率 国立大はほぼ構築済。独自リポジトリ構築が難しかった公私立大学のリポジトリ設置が増えている。 17% 41% 2012.5.23時点 (JAIRO Cloud サービス前) 2014.5.31時点 公私立大学の設置率
JAIRO Cloud利用機関数
公開機関数
既に機関リポジトリを構築している機関からの システム移行受け入れの推進 機関リポジトリ既構築機関からの システム移行受け入れを推進します! 平成25~26年度 数機関とデータ移行実証実験実施 平成26年5月 筑波大学がJAIRO Cloud参加 平成26年11月 移行相談受付開始 [移行相談のページ] https://community.repo.nii.ac.jp/service/migration/
移行準備中 信州大学 新潟県立看護大学 亜細亜大学 東北福祉大学(公開済) 東北大学 龍谷大学 日本体育大学 上越教育大学 東京海洋大学 宇都宮大学 フェリス女学院大学 埼玉大学 関西学院大学 国立民族学博物館 鹿児島大学 同志社女子大学 千葉大学 核融合科学研究所 旭川医科大学 名古屋大学 文教大学 首都大学東京 文化学園大学 静岡県立大学 桃山学院大学 横浜国立大学 早稲田大学 室蘭工業大学 鳴門教育大学 (順不同 .2015.6.5現在) https://community.repo.nii.ac.jp/service/migration/
3 提供サービス
「共用リポジトリサービス」JAIRO Cloudとは 独自での機関リポジトリの構築が難しい機関に対し、 機関リポジトリのシステム環境を提供するサービス サーバー管理は、国立情報学研究所が行います 登録コンテンツの管理に専念できます 250以上の参加機関によるコミュニティがあります
参加対象機関 日本国内の大学、短期大学、高等専門学校、大学共同利 用機関(その他、国立情報学研究所所長が適当と認めた 機関) 機関リポジトリを構築する機関又は、地域共同リポジト リの構築を検討している機関(※ 2014年10月より、リ ポジトリシステムの移行相談受付を開始しました) 今後1年以内に試験又は本公開計画の機関
研究紀要のコンテンツ提供 初期コンテンツ として 活用できます。 国立情報学研究所で電子化、公開した研究紀要のコンテンツを大学等の情報発信を支援す る一環として各大学等に提供しています。 対象となるコンテンツは、各大学等にて著作権処理を完了して学術コンテンツ登録システ ムへの登録申請を済ませている研究紀要です。 http://www.nii.ac.jp/nels/about/contents.html
6 より詳しくは
利用申請書・マニュアルなど、 詳しくはコミュニティサイトで! https://community.repo.nii.ac.jp/ Movie Manual!
Windows上やテストサイトでお試しもできます! ■WindowsでWEKO http://weko.at.nii.ac.jp/?page_id=15 ■テストサイト https://test.repo.nii.ac.jp/
問合せ先 jc-office@nii.ac.jp 国立情報学研究所 JAIRO Cloud事務局 https://community.repo.nii.ac.jp/