平成28年9月15日 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課 資料 1 大阪府周産期医療関連事業報告 平成28年9月15日 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課
Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ➣概要 かかりつけ医のない妊産婦など産婦人科にかかる救急搬送を受入れるため、府内を3地区に分け当番病 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ➣概要 かかりつけ医のない妊産婦など産婦人科にかかる救急搬送を受入れるため、府内を3地区に分け当番病 制により実施日ごとに受入担当病院を決定する。当番病院は患者受け入れに必要な体制を確保し、救急 搬送を必ず受け入れる。 ・実施期間:平成27年4月1日~平成28年3月31日 ・時間帯:夜間及び休日 ➣結果 ☆施設別診療件数 ☆搬送時の症状別(複数選択) 施設名 H25 H26 H27 北部 愛仁会高槻病院 103 81 92 大阪医大附属病院 24 18 35 済生会吹田病院 102 107 120 北部計 229 206 247 中部 愛仁会千船病院 642 670 662 大阪警察病院 23 33 27 大阪赤十字病院 61 50 56 北野病院 123 124 80 中部計 849 877 825 南部 りんくう総合医療センター 98 99 105 府中病院 2 4 堺市立総合医療センター 15 14 11 泉大津市立病院 1 南部計 116 114 合 計 1194 1197 1196 症状 H25 H26 H27 上腹部痛 30 17 42 下腹部痛 882 881 腰痛 19 16 14 性器出血 306 260 293 陣痛発来 20 18 22 破水感 10 9 嘔気・嘔吐・下痢 63 66 76 発熱 13 外陰部症状 21 その他 121 92 95 不明 11 合 計 1499 1414 1472 約6割が腹痛 北部:豊能、三島、北河内 中部:中河内、大阪市 南部:南河内、堺市、泉州
Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆診断名別の件数 ☆年齢別 未受診分娩 H25:25件 H26:29件 H27:27件 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆診断名別の件数 ☆年齢別 症状 H25 H26 H27 婦人科疾患 月経時痛 335 323 332 骨盤内炎症性疾患 96 84 卵巣嚢腫 35 60 48 卵巣出血 40 39 尿路系疾患 24 30 32 子宮筋腫 34 33 31 外陰部疾患 19 23 子宮悪性腫瘍 9 13 過多月経 15 12 付属器悪性腫瘍 4 3 婦人科疾患計 630 629 産科疾患 流産(切迫流産含む) 133 135 143 切迫早産 25 異所性妊娠 28 29 未受診妊婦分娩 27 妊娠悪阻 16 14 産科疾患計 235 227 248 消化器疾患 106 110 100 その他(診療科未区分) 276 246 254 不明 45 42 46 合 計 1292 1254 1278 年令 H25 H26 H27 うち未受診分娩 母の年齢別出生数(H26全国:%) 14歳以下 11 8 7 ~19歳 1.3 15~19歳 100 118 115 3 20~24歳 261 256 244 20~24 8.6 25~29歳 250 267 246 9 25~29 26.7 30~34歳 168 181 200 2 30~34 35.8 35~39歳 153 140 126 1 35~39 22.5 40~44歳 107 82 94 40~44 4.9 45~49歳 55 61 70 45~ 0.1 50~54歳 26 21 55~59歳 4 6 60~64歳 5 65歳以上 43 52 不明 合 計 1194 1197 1196 27 未受診分娩 H25:25件 H26:29件 H27:27件 婦人科疾患が5割、産科疾患・その他が各2割 各年度20歳代が最多。 未受診妊婦分娩では20歳~24歳が最多。 ※母年齢別出生率では30~34歳が最多であることに比べ、若い層で発生。
Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆転帰 ☆患者居住地別の件数 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆転帰 ☆患者居住地別の件数 転帰 H25 H26 H27 帰宅 908 896 945 入院 226 248 208 院内他科へ 28 30 25 転院 9 11 8 不明 23 12 10 合 計 1194 1197 1196 居住地 H25 H26 H27 府内計 1050 1020 1019 府外 北海道 1 東北 3 2 関東 16 18 13 北陸・甲信越 6 4 東海 近畿 三重県 滋賀県 京都府 11 14 兵庫県 61 54 52 奈良県 8 12 和歌山県 7 中国 5 四国 九州 沖縄 海外 府外計 143 不明 10 45 34 合 計 1194 1197 1196 入院、転院の割合は18%であり、2次救急施設入院率とほぼ同じ。(平成24年日本病院会調べより) 各年度府外在住者は約12%で推移している。
Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 ➣概要 母体や胎児が危険な状態にある妊産婦を、速やかに適切な医療が受けられる医療機関へ搬送するための コーディネート事業を府立母子保健総合医療センターに委託。 ・実施期間:平成27年4月1日~平成28年3月31日 ・時間帯:夜間及び休日 ➣結果 1 依頼原因(主たるもの) 原因別 件数 割合 切迫早産 43 31% 前期破水 38 27% 妊娠高血圧症候群 8 6% 前置胎盤 7 5% 産科危機的出血 6 4% 腹痛 4 3% 早期剥離 3 2% けいれん 1 1% 母体脳出血 虫垂炎 胎児心拍異常 切迫流産 子宮外妊娠 子癇 その他母体 11 8% その他胎児 婦人科 9 139 100% 切迫早産及び前期破水で約6割を占める。
Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 2 妊娠週数別 ☆H27 割合 週数 H25 H26 H27 1~10 3 8 2 11~20 5 4 6 21~30 59 44 46 31~40 63 65 41~ 1 分娩~ 14 妊娠なし 10 不明 - 計 138 135 139 妊娠31週~40週が47%と最も多い。
Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 3 選定に要する時間(受信~終了) ☆H27 割合 所要時間(分) H25 H26 H27 ~10 45 36 47 11~20 48 54 51 21~30 28 22 26 31~40 5 8 7 41~50 6 1 51~ 不明 4 計 138 135 139 約7割が20分以内に終了しており、受信から終了に要する平均時間は18分だった。 1時間以上要した事例は、他県からの搬送依頼、精神合併、輸血拒否の3例。
Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 4 依頼元医療機関数1施設当たり依頼件数 ☆H27 割合 依頼件数 H25 H26 H27 1 33 51 2 21 12 13 3 10 8 4 5 6 7 9 計 70 78 64 約半数が依頼件数1回/年である。 5 件数の推移 年度 コーディネート件数 OGCS搬送件数 21 163 1,555 22 165 1,889 23 152 1,860 24 110 2,038 25 138 2,180 26 135 2,494 27 139 2,161