中小企業の発展と管理会計 ~戦略とBSCに焦点を当てて~ 発表者:商学部3回生 萬徳貴久
目次 論文・発表のアウトライン 中小企業の定義 中小企業の特徴 中小企業の位置づけの変化 経営環境の変化と影響 中小企業における課題 経営理念と戦略 BSCの概要 戦略マップとスコアカード:4つの視点 BSC導入の効果 導入時の留意点・課題 事業再生・事業成長の段階別BSC 結論・今後の研究課題 参考文献 1 枚以上スライドが必要な場合もあります
○論文・発表の趣旨・アウトライン 中小企業の実態や期待、経営環境の変化について 永続的発展のための課題、戦略の必要性について 第1章 中小企業の実態や期待、経営環境の変化について 第2章 永続的発展のための課題、戦略の必要性について 第3章 BSCの導入効果・留意点と今後の課題について
○中小企業の定義 ○中小企業基本法の定義 事業者数では99.7% 従業者数では約70% ○私個人の定義 資本的な定義は設けない 従業員定義のみに焦点 具体的には150人以下
特徴 ○中小企業の特徴 経営組織の非階層性 所有と経営の一致 コミュニケーションの緊密性 中小企業の「異質多元性」‥ 事業形態、規模、業種などによって様々→優劣はなく、多種多様な存在 特徴 経営組織の非階層性 所有と経営の一致 コミュニケーションの緊密性
○中小企業の位置づけの変化 「二重構造」の底辺 日本経済の ダイナミズムの源泉
経営環境の変化 影響 ○経営環境の変化と影響 日本経済の国際化・成熟化 下請構造(系列化)の変化 地方における雇用の担い手 地域経済との密接な関係
○中小企業における課題 経営資源の効率的活用 情報資源の活用(ナレッジマネジメント) コンパクトな管理会計システムの導入 課題
BSCの概念を活用 ○経営理念と戦略 「経営理念、戦略の有無と業績には相関関係」関(2007)、宮田(2002) コンパクトな 管理会計 システム 経営理念や戦略の実行 BSCの概念を活用 「経営理念、戦略の有無と業績には相関関係」関(2007)、宮田(2002) 所有と経営の一致ゆえの「成り行き経営」 日本企業における戦略という概念の希薄さ
○BSCの概要 BSC BSC 戦略マップ スコアカード 1980年代に米国のロバート・S・キャプランとデビット・P・ノートンが提案 キャプランとジョンソンの「レレバンスロスト」において明示された非財務情報の重要性 戦略 マネジメントシステム 業績評価 システム BSC
○戦略マップとスコアカード:4つの視点 財務 顧客 業務 プロセス 人材と変革 視点 重要業績評価指標 アクションプラン 財務 売上高営業利益率 ー 顧客 新規受注数 リピート率 アンケートの実施 業務 プロセス 製造LT 失注率 ラインバランシングの実施 人材と 変革 社内研修の頻度 QC活動の 頻度 多面的な 評価制度の 構築 人材と変革 業務 プロセス 顧客 財務 営業利益率 向上 新規受注 の獲得 製造LTの 短縮 段取改善 営業と生産の同期化 情報共有の仕組み構築 顧客定着率アップ アフターサービスの強化 従業員教育
導入の効果 ○BSC導入の効果 個々の企業に応じた戦略的管理会計の導入 自社のドメインや経営理念の明確化 短期的利益志向の改善 コミュニケーションの緊密化による情報資源の蓄積 導入の効果
留意点 課題 ○導入時の留意点・課題 組織内の公平性を保つこと トップやミドルマネジメントの経営能力 BSCを用いた会議を継続的に行うこと 経験のないコンサルタントを雇わないこと 課題 トップやミドルマネジメントの経営能力 形骸化させないための施策を充実 従業員の動機づけ
事業再生段階におけるBSC 事業成長段階におけるBSC 金融機関に対するモニタリングツール、交渉材料として活用 財務改善→コストカットのための指標・施策が中心 事業成長段階におけるBSC 今後の事業展開の指針としての役割 収益向上→売上・利益向上のための指標・施策が中心
○結論・今後の研究課題 BSC活用の実態について 中小企業支援におけるBSCについて システム・ビックデータの活用 今後の 研究課題 中小企業の 実態を認識 永続的な発展の必要性 BSCによる 中長期的な経営 ○結論・今後の研究課題 結論 BSC活用の実態について 中小企業支援におけるBSCについて システム・ビックデータの活用 今後の 研究課題
○参考文献・資料 萬徳貴久(2016)『中小企業の発展と管理会計~戦略とBSCに焦点を当てて~』 山本昌弘(2004)「中小企業再生のための管理会計」経済産業省-事業再生人材育成講座 http://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kouza/html/07-kougi- 01.pdf#search=‘%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5 %86%8D%E7%94%9F+BSC’ 2016/10/29