海運ソリューションセミナー 船舶代理店向け船社精算システム TRANS-Agencyのご紹介 株式会社エイ・アイ・エス 2007年2月28日
目次 TRANS-Agencyのシステムコンセプト 船舶代理店の業務の流れ 代理店業務とＡｇｅｎｃｙの機能 1)本船登録 2)前受入力 1)本船登録 2)前受入力 3)支払入力 4)代理店収益の計上 5)請求書出力（INVOICE出力） 6)精算確定（SA,SPE出力）
１.TRANS-Agencyのｼｽﾃﾑｺﾝｾﾌﾟﾄ ２．船舶代理店の抱える問題点 １）業者に対する立替金については支払先毎に月にまとめて支払うが、船社への請求・精算は 入出港毎に行う必要があり、その管理が煩雑である。 ２）Statement of Account，Statement of Port Expensesは船社により各社各様であるため、その 作成処理が煩雑である。 ３．システムコンセプト １）本船の入港から出港までの間に発生する港湾関連手続きやサービスなどの船社に対する立替 港費と代理店収入との精算を効率的に行います。 ２）船社指定の提出書類のフォーマットを登録することにより、各社各様の要求に柔軟に対応できます。 ３）会計システム（TRANＳ-Account）とシームレスなシステム連携により、船社、副代理店、・業者との 取引により発生した債権・債務を管理することが可能となり、入金処理から支払処理まで連動します。
２．船舶代理店の業務の流れ 運航会社 ⑧請求＝ ③支払＋⑦支払 －①前受金 ＋代理店収入 ①前受金の入金 （ADVANCE） ⑨入金 ②前受金の支払 （ADVANCE） 船舶代理店 ④請求＝ ③支払－②前受金＋副代理店料 ⑥請求 ⑤支払 ⑦支払 副代理店 業者 ③支払
３．代理店業務とAgencyの機能 代理店業務 Agencyの機能 １．船社から港湾サービスの代行依頼を受ける。 ２．船社から前受金を受け取る。 （前受金の受取りがないケースもある） ３．副代理店に対する前払いを行う。 ４．業者・副代理店からの請求にもとづき支払 処理を行う。 ５．代理店収益の計上 ６．船社に対する代理店料の請求 ７．月末に船社への立替え分と代理店料を合算 し、前受金を差し引いて精算処理を行う。 ８．船社からの精算書の確認・承認通知 ９．船会社から入金 １．本船登録 ２．前受入力 ３．前払入力 ４．支払入力 ５．代理店収益入力 ６．INVOICEの発行 ７．帳票作成 ・Statement of Account ・Statement of Port Expenses ８．請求確定 ９．入金処理（債権管理システム）
1）本船登録 船会社から港湾関連業務の代行依頼を受けると、代理店側では本船登録を行います。本船登録には、下記の情報を入力します。 ①本船コード ②VOYAGE No. ③入港日 ④出港日 ⑤船名 ⑥港名 ⑦入港目的
２）前受入力 船社から前受金を受け取った場合には、取引入力画面で前受入金の処理を行い ます。その際には下記のように代理店勘定を計上します。 【代理店入金伝票】 （借）預金 100 （貸）代理店勘定＿前受金 100
（借）代理店勘定＿その他港費 80 （貸）未払営業費用 80 ３）支払入力 業者への請求に対しては、代理店勘定を計上します。副代理店への前払金がある場合にはここで入力します。 【支払入力伝票】 （借）代理店勘定＿その他港費 80 （貸）未払営業費用 80
４）代理店収益の計上 船が出港すると船社へ請求する代理店収益を計上します。 【代理店入金伝票】 （借）代理店勘定＿代理店料 30 （貸）代理店収益 30
５）INVOICE作成 船社に対して代理店料の請求を行います。
７）帳票出力（精算書作成） 月末に船社に対する立替金と代理店手数料を合算し、そこから前受金を差し引いて精算処理を行います。精算書は代理店勘定と未収収益を集計して作成します。 【出力帳票】 ・Statement of Account ・Statement of Port Expenses ※このケースでは、船社に対して 10の請求を行うことになります。
４．船社（運航管理会社）での利用 TRANS-Agencyは船舶代理店向けソリューションですが、船社が導入して代理店にASPで 利用してもらうこともできます。これにより代理店との精算業務が効率化されます。 TRANS－AccountはTRANS-Agencyから出力されるＳ／Ａを取り込み船社側の取引仕訳を 自動的に作成するインターフェイスを設ける予定にしています。 船社 Ａ代理店 Ｓ／Ａ インターネット Ｂ代理店 仕訳Ｉ/F 自動仕訳 債務管理 債権管理 債権管理