顧客管理業務における 目標マネジメント方法

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ビジネスプランセミナー 第 5 回 事業計画書の作成 時 山 山
Advertisements

管理者能力向上のプログラム Human Resources Consulting HRコンサルティング株式会社.
マーケティングとマーケティ ングリサーチ. マーケティングとは何か? アメリカ・マーケティング協会の定義 「個人と組織の目的を満たすような交換 を生み出すために、アイデアや財やサー ビスの考案から、価格設定、プロモー ション、そして流通に至るまでを計画し 実行するプロセスである」
当社の 「品質マネジメントシステム」(QMS)の 今後の運用について
この自社の課題記入シートは 3日間のセミナ受講のさいに ご本人が記入するものです。 事前に記入する必要はありません のでご注意ください。
■営業プロセス標準化例 フェーズ 基本スキルとしての課題 課題を克服するための方法例 計画・戦略 ①ターゲット設定
第4章 ABC/ABMと原価情報 原価計算・原価低減の新技法 1.ABCとは何か 2.ABCの有効性 3.ABMとは何か 4.ABMの有効性.
日大製鋼社の工場再編と総合的経営革新戦略
市場機会の発見・評価・選択.
第2章競争戦略 梶田 真邦 桑原 雪乃 斉藤 晋世.
IT企業における 知識経営の推進方法とメトリクス
製品とブランドに関するトピックス.
   Webサイトの       ROIについて 理工学部 情報学科 吉田 克己.
顧客管理業務における 目標マネジメント方法
マーケティング戦略の決定.
マーケティング・プログラム: 価格設定戦略
SAMPLE SAMPLE 1.誰に(ターゲット戦略) b.流通戦略(Place) ①誰に(ターゲット戦略) ・・・・・・・・・・・・・・・
会社概要 会社名 株式会社 ジェイテックアーキテクト 所在地
サプライ・チェインの設計と管理 第9章 顧客価値とサプライ・チェイン・マネジメント pp
流通と営業.
「知的財産(活動)による事業貢献の“見える化”に向けて」
ブランド価値の評価.
CRM とは? CRM (カスタマーリレーションシップマネジメント) とは、その名が示すとおり、「企業と顧客の双方の長期的な利益のために、見込み客を含む顧客 (カスタマー) との関係 (リレーション) を管理する包括的な方法」です。最近の CRM システムでは、顧客とのやり取りにかかわる情報を収集し、あらゆる顧客管理の機能や他のデータと連携させることができます。
第三章要約 りんご.
第9章 新規参入と既存企業の優位性 帝国.
テスト段階.
第5章 要約 イノベーション・プロセスを設計する
ビジネスパターンに基づく クラウドシステムのサービスレベル設計
2つのユニット:21個 3つのユニット:29個 4つのユニット:23個 5つ以上のユニット:27個 合計:100個.
『営業力パワーアップの仕組み』 2013年1月28日 KMコンサルティング㈱ 久保 裕滋
SCMのためのITマネジメント 先端的グローバル・ビジネスと ITマネジメント
営業プロセス (帳票サンプル案) 営業 プロセス 準備活動 接触活動 調査活動 提案活動 契約活動 継続活動 キー・マイルストーン
天草宝島起業塾 【ビジネスプランのタイトル】 【チーム名】 メンバー.
3.自社戦略の立案(2・3日目) 自社の現状再認識シート(宿題)を使い 経営戦略立案ステップで、 自社戦略を作成する.
[1] 技術資料 技術名を入力 会社名を入力
市場調査のプロセス 企画段階.
マーケティング計画.
製品ライフサイクルと マーケティング戦略.
Customer Relationship Management 表紙 Version 2.5 March, 2002
[1] 技術資料 技術(製品)名を入力 会社名を入力
なぜいいかげんな評価がはびこっているのか
中小企業の発展と管理会計 ~戦略とBSCに焦点を当てて~ 発表者:商学部3回生 萬徳貴久.
マーケティング戦略の決定.
copyright 株式会社ドモドモコーポレーション 遠田幹雄
マーケティング概念.
導入段階.
情報技術とビジネス・プロセス革新②(第8章) 2.プロセス革新と企業戦略
マーケティング・マネジメント.
現代マーケティング.
顧客関係性マネジメント.
顧客関係性マネジメント(CRM) ウィラワン・ドニ・ダハナ 木曜日ー2時限.
平成19年度青年部会「第2回~第4回研修会」(人材育成研修会)実施計画書
管理的側面 管理者に必要な経営知識 経営学の基本 ②環境と戦略と競争優位.
顧客ライフサイクル.
会社の会議名 発表者.
技術名 会社名.
言語XBRLで記述された 財務諸表の分析支援ツールの試作
会社名 ビジネス プラン プレゼンテーション.
~求められる新しい経営観~ 経済学部 渡辺史門
マーケティング・ミックス.
エコアクション21で企業価値を高めることができます
資料10-1 エコアクション21  事業概要.
市場機会の発見と市場の規定.
製品またはサービスの販売 サブタイトル.
新製品開発戦略.
マーケティング.
財務管理 2010年1月13日 業績評価と経営者報酬 名古屋市立大学 佐々木 隆文.
市場細分化 ターゲットの設定 ポジショニング
マーケティング・チャンネル戦略.
データ・ベース・マーケティングの概念.
Presentation transcript:

顧客管理業務における 目標マネジメント方法 湯浦研究室 7001‐0010 石橋 萌絵

目次 研究の背景・目的 CRM導入効果項目の体系化 ・Step1 目的のリストアップ ・Step2 BSCによる関係の整理  ・Step3 導入効果測定のための指標の策定 CRM導入効果評価 CRM導入効果評価項目の選択 ・Step1  CRM向けSWOT分析テンプレートの記入 ・Step2 要因分布図作成のための準備 ・Step3 要因分布図の作成 ・Step4 優先すべき評価項目の選定 結論

研究の背景・目的 企業は「顧客中心」に考えるべき!! 戦後:需要が供給を上回る「少品種大量生産」 ↓   ↓ 現在:消費者に物が行き渡る「モノが売れない時代」 CRM(Customer Relationship Management):顧客関係管理が注目されている CRM:顧客との良好な関係を長期的に維持・強化していくマーケティング手法 企業は「顧客中心」に考えるべき!!

研究の背景・目的 CRMの現状と課題 CRMシステムの導入効果(特に費用対効果)が明確でない CRM導入効果測定が必要 現在そのようなものは体系化されていない 自作も簡単ではない 研究の目的 CRMシステムを導入する場合の導入効果の目標項目の抽出 運用時に実績を評価するための評価基準を定めるための手順の確立 株式会社TOKAIコミュニケーションズ社との共同研究

CRM導入効果項目の体系化 導入の目的のリストアップ 体系化の背景と要件 CRMへの取り組みは企業ごとに異なり、CRMシステムも 企業の特徴に合わせてカスタマイズが可能であり、同一ではない 体系化の手順 右記の3つのStepで 行う この方法でCRM導入 効果項目の継続的な 改善が可能 Step1 導入の目的のリストアップ Step2 BSCによる関係の整理 Step3 導入効果測定のための指標の策定

<Step1>目的のリストアップ Step1-1 経営陣がCRMシステム導入に期待する効果の      対象業務カテゴリーを財務目標の4つの柱ごとに検討  財務目標と対象業務カテゴリー

<Step1>目的のリストアップ Step1-3 その要因を改善することで      期待できる効果(CRM導入の目的)を検討  財務目標 対象業務カテゴリ- 要因 期待できる効果 売上高 営業マンの市場担当領域 営業マンの離職率 テリトリーの侵蝕の防止 新製品の浸透 新製品を注文する顧客数 担当業種・地域の適格な設定 効率的な担当業種・地域はテリトリーの歩留まりを高める フェースタイム 継続的な購入 非販売時間の削減はフェースタイムを増加する 顧客管理 浸透 顧客内シェア 価値 顧客が受け取った価値を認識する 顧客維持 安定した取引の源泉 顧客獲得 新しい収入源 返品 間違った製品あるいは数量の販売 販売機会のマネジメント 商談の迅速化(商談期間の短縮) 取引が成約するまでの時間を短縮する 絞り込み管理(ファネル管理) 効率の良い判定と成約 顧客候補管理 追いかけ勧誘 新製品の投入 活動に優先順位をつける 管理職 動機づけ 販売意欲 トレーニング スキルと知識が取引獲得と相関 指導 現場の管理職による社員の能力開発 CRM導入効果項目(一部抜粋)

<Step2> BSCによる関係の整理 Step2-1 Step1で定めた要因ごとにBSCによる整理を行う BSC(バランス・スコアカード) 1992年に考案された、様々な企業戦略や企業目標を具体的に 実現するための、業務評価システム 単なる業務評価システムではなく、製品、業務プロセス、顧客、 市場、そして企業組織の変革をもたらす、マネジメント・システム 財務の 視点 顧客の 視点 業務 プロセス の視点 学習と成長 の視点 ビジョン と戦略 BSCの フレームワーク

<Step2> BSCによる関係の整理 プロセス 財務目標 対象業務カテゴリ- 要因 期待できる効果 計画 売上高 営業マンの市場担当領域 担当業種・地域の適格な設定 効率的な担当業種・地域の設定はテリトリーの歩留まりを高める フェースタイム 継続的な購入 非販売時間の削減はフェースタイムを増加する 経費 支援的業務 販促: 一般的に膨大なセールスおよびマーケティング資源、そして割引製品を伴う。効果的に設計、販売、あるいは販促活動が実施されているかが重要なポイントである。 販促費用、営業努力、利益率への影響 販売管理 資源の割り当て 正しい顧客に正しい資源を投入する 顧客の担当業種・地域 営業マンの要員数の適格さ・充足度 ROA 販売予測 精度とスピード 在庫削減 顧客セグメンテーション ターゲット化 在庫調整に伴う平均割引率 全製品ラインの販売 予測しやすい販売と割引率 CRM導入効果項目のBSCによる整理-業務プロセス(一部抜粋)

<Step3> 導入効果測定のための指標の策定 期待できる効果 指標 商談における入力情報 /取得方法 計測に必要なパラメータ 効率的な担当業種・地域の設定はテリトリーの歩留まりを高める 目標担当業種・地域に対する実際の担当業種・地域の割合(%) 計画時に営業員が担当するターゲット客数と、計画したターゲット客のうち実際にアプローチしたターゲット客数を比較する。 計画時の営業員の担当ターゲット客 計画したターゲット客のうち実際にアプローチしたターゲット客 継続的な購入 購入する顧客(%) 既存顧客数と、成約した商談での顧客数を比較する。 既存顧客 商談の成否 非販売時間の削減はフェースタイムを増加する フェースタイム(%) 顧客との面接時間を商談履歴に記録する。 営業員の勤務時間と、顧客との面接時間を比較する。 商談における顧客との面接手段(手段別の集計が必要な場合) 商談における顧客との面接時間 営業員の全稼働時間 販促費用、営業努力、利益率への影響 販促活動で捉えたターゲット客の割合(%) 販促活動で応答のあったターゲット客数と、販促活動の対象とした客数を比較する。 販促でアプローチした顧客数 販促で応答のあったターゲット客数 先渡取引の割合(%) 成約した商談の総数と、成約した商談のうち先渡し取引として契約された件数を測定する。 商談の成否 顧客との契約の取引条件 販促がもたらした新規取引の売上(額または%) 販促活動から成約に至った商談での総売上高と、全体の成約した商談での総売上高を比較する。 商談の顧客候補ソース 商談での売上 販促によるROIまたは利益への貢献度 販促活動から成約に至った商談での総売上利益と、全体の成約した商談での総売上利益を比較する。 ※ 計測が容易であることからROIではなく利益への貢献度を測る 商談の顧客候補ソース 商談での売上利益 CRM導入効果項目を測定するための指標 (一部抜粋)

CRM導入効果評価 参考とする資料 開始 ステークホルダー 導入効果 参照モデル CRM評価項目の選択 (導入効果評価表の作成) 要因分布図 項目値の測定 ヒアリング ・開始時の値 ・目標値 レベル管理 (松・竹・梅) 経営陣 実績の記録 経営視点 実績の記録 現場視点 評価・目標値の変更・項目の追加 現場担当者 技術要件に関する評価 業務プロセス品質に関する評価

CRM導入効果評価項目の選択 CRM向けSWOT分析テンプレートの記入 CRM導入効果評価表 企業ごとに,企業戦略が異なる点や市場が異なる点に留意すべき 経営戦略への適合性評価だけでなく営業の運用性評価も考慮すべき CRM導入効果項目 の選択手順 右記の4つのStep で行う Step1 CRM向けSWOT分析テンプレートの記入 Step2 要因分布図作成のための準備 Step3 要因分布図の作成 Step4 優先すべき評価項目の選定

<Step1> CRM向けSWOT分析テンプレートの記入 S(Strengths):強み W(Weakness):弱み 製品・サービス 営業マン 顧客からの信頼 自社の体制 業務効率 業務スピード 知識共有(過去事例の有効活用) O(Opportunities):機会 T(Threats):脅威 顧客層(市場)の広がり 新たな製品や  サービスへの期待・需要 顧客体制・キーパーソン 顧客層(市場)や  ニーズの変化 市場激化 競合企業との差

<Step2> 要因分布図作成のための準備 優先すべき要因の決定には、以下の公式を用いる。 値が大きいものほど優先すべき項目となる。 Step2(a) SWOT項目の 戦略上の重要度 (経営陣) Step2(b) 要因の改善の 効果の出しやすさ (現場担当者) Step2(c) 要因とSWOT 項目の関連度 (経営陣or現場担当者)

<Step3> 要因分布図の作成 Step3-1 (a)と(c)を対応付けて計算することにより、      経営戦略上での重要性を判断する値の算出 ※要因分布図作成用計算シートを使用 Step2(a) A→5,A’→4,B→3, B’→2,C→1 に変換 要因分布図の座標 SWOT項目 S1 S2 S3 S4 S5 W1 W2 W3 W4 W5 W6 W7 W8 W9 O1 O2 O3 O4 O5 T1 T2 T3 A B B' C A' カテゴリー 要因 効果 5 3 2 1 4 合計 営業マンの市場担当領域 あ 担当業種・地域の適格な設定 ○ ◎ 16 6 い フェースタイム 12 販売機会のマネジメント う 商談の迅速化 11  (商談期間の短縮) え 絞り込み管理(ファネル管理) 13 お 顧客候補管理 か 新製品の投入 20 製品 き 製品ミックス 10 く 新製品の浸透 Step2(b) A→5 A’→4 B→3 B’→2 C→1   に変換 要因分布図の横軸 Step2 (a)×(c) 要因分布図の縦軸 Step2(c) 各要素の中で 1番関連度が強いとされている◎がついた項目はSWOT項目の点数を2倍にする

<Step3> 要因分布図の作成 Step3-2 (b)を横軸、(a)×(c)を縦軸として、要因分布図の作成 Step3-3 分布図上の項目を対象カテゴリーごとに結び付け、      カテゴリー群を作成 戦略上の 重要性  (a×c) 要因改善の 効果の 出しやすさ    (b)

<Step4> 優先すべき施策の選定 最優先:製品 戦略上の 重要性  (a×c) 優先:営業マンの市場担当領域    付加価値    サービス 要因改善の 効果の 出しやすさ    (b)

結論 結論 企業ごとに異なるCRMシステム導入に期待する効果を決定するに  あたって、導入効果項目の体系化を行い、CRM導入効果参照モデ ルを作成することができた。 企業ごとのCRMシステムに期待する効果を決定するための手順の 提案を行うことができた。 今後の展望 今回提案した手順を用いて、実際にCRM導入の効果測定を行う 測定結果評価のためのレベル管理指標の設定

ご清聴ありがとうございました。

財務目標の4つの柱 全社的に理解されている、財務目標の4つの柱とCRMの関係 売上高 営業マンの生産性の向上によって、上昇させることができる。 利益率 顧客の効果的な絞り込み、製品/サービス・ミックスの改善、 顧客への付加価値の創造によって拡大できる。 収益性 コスト回避、あるいはコスト削減によって増加する。 ROA(Return on Assets:総資産利益率) 売上の大幅な増加か、在庫やオフィスなどの 資産を減らすことで増加させることができる。

BSCの4つの視点 バランス・スコアカードの4つの視点 財務の視点 財務的に成功するために、株主に対してどのように行動すべきか 顧客の視点 戦略を達成するために、顧客に対してどのように行動すべきか 業務プロセスの視点 株主と顧客を満足させるために、どのような業務プロセスに 秀でることがもとめられているか 学習と成長の視点 戦略を達成するために、どのようにして変化と改善のできる能力を維持するか

営業プロセス 計画 販売前 販売 販売後 関係性 構築 レビュー 計画と 目標 ニーズ・ 評価 契約 受け入れ ・検査 プレゼン テーション 顧客内シェアの 拡大 ↑一般的な営業プロセス 営業施策の決定 顧客候補管理 チームの調整 注文処理 信用調査 ターゲット客の選出 サンプル管理 納品・検品 顧客の絞り込み 販促 カタログ管理 返品処理 販売予測 見積もり・提案 クレーム処理 製品計画 ←商談プロセスのサブプロセス 価格設定 サービス 秘密保持契約(NDA) の締結

<Step2> 要因分布図作成のための準備 優先すべき要因の決定には、以下の公式を用いる。 値が大きいものほど優先すべき項目となる。 Step2(a) SWOT項目の 戦略上の重要度 Step2(b) 要因の改善の 効果の出しやすさ Step2(c) 要因とSWOT 項目の関連度 (a)経営陣 Step1で定めたSWOT項目に戦略上重要度を5段階で定める。 ※Step1で使用したSWOT分析テンプレートに追記 (b)現場担当者 CRM導入効果参照モデルの要因項目ごとに、 CRM導入の効果の出しやすさを5段階で定める。 この時、実際の業務施策も一緒に検討できると良い。 ※CRM導入の効果の出しやすさの設定シートを使用 (a)経営陣or現場担当者(その企業の特性による) CRM導入効果参照モデルの要因項目ごとに、関連するSWOT項目を対応付ける。 対応付けるSWOT項目は複数でも良いが、複数選択した場合は各要因につき、 1番関連の強いSWOT項目を1つ定める。 ※要因とSWOT項目の関連度の設定シートを使用

<Step2> 要因分布図作成のための準備 Step2(a) SWOT項目の戦略上の重要度 S(Strengths) : 強み A A‘ B B’ C 製品・サービス 営業マン 顧客からの信頼 A ・多様なオプション  製品・サービスを  持っている S1 B ・製品・サービスの  付加価値が高い B’ ・営業マンの製品  理解が高い S3 S2 ・営業マンの個々の  能力が高い C S4 A ・企業への信頼度が  高い S5