あずましこみせ 「つながり」がつくる新しい黒石 筑波大学大学院 下山 万理子 大阪府立大学大学院 曽根 佳恵

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 Ⅴ)被災地の復興は、 私たちの未来である 年 5 月 2014 年 1 月.
Advertisements

チーム ( チーム名 ) メンバーの氏名1 メンバーの氏名2 メンバーの氏名3 メンバーの氏名 4 班ごとのキャッチフレーズを記 入 2013 年度建築・社会環境工学演習 (C) 都市計画課題 発表 2016/7/18 1.
2009 年度 日本建築学会 学生と地域との連携によるシャレット・ワークショップ 黒石の『こみせ』をまちとつなぐデザインを 考える ~ 23.
2009 年度 日本建築学会 学生と地域との連携によるシャレット・ワークショップ 黒石の『こみせ』をまちとつなぐデザインを 考える ~ 23.
2008 年度 ~ 24. 参加者 長谷川 茉莉 加藤 拓郎 下山 万理子 土信田 浩之 内野 創 中島 玲欧名 荒川 佳大 泉山 塁威 佐藤 宣章 藤田 紗代子 鈴木 公雄 山口 寛子 秋田県立大学 東北大学 筑波大学 東京大学 東京工業大学 日本大学 日本女子大学 神戸電子専門学校.
第 2 回 (仮称)水源池公園周辺整備構想づくり ワークショップ 日時 平成 22 年 8 月 25 日 18 : 00 ~ 場所 本庁舎 大 会議室 1 青森県むつ市 1.開会の挨拶 2.まちづくり交付金について 3.まちづくり資源マップの作成につ いて 4.グループ別の発表 5.閉会の挨拶 1.開会の挨拶.
にのへ イノベーション 北からの発信事業 地域を元気にする愛輪塾 事務局 小船浩幸. 愛輪塾の紹介 愛輪塾は、平成 13 年 4 月に歴史的オートバイを保存展 示するために施設「みちのく記念館」を旧浄法寺町の地 域活性化センター内に建設したことに始まります。 愛輪塾は、平成 13 年 4 月に歴史的オートバイを保存展.
既存ストックを活用した市街地整備手法の創設(個別利用区制度の創設) ○ 市街地再開発事業においては、現行制度上、既存建築物を残しながら事業を実施するためには施行地区内の 関係権利者の全員の同意を得る必要がある。 ○ 今回の制度改正により、関係権利者の全員の同意によることなく、有用な既存建築物を残しつつ土地の整序.
生産拠点の整備① (1)戦略的な誘致活動の実施 (2)産業用地確保への取組 ①企業立地セミナーを東京に加え大阪でも実施
○○地域における地域活性化に関する調査(見本)
2009年 シャレットワークショップテーマ “商店街と中町を繋げる” 第3グループ:増山和虎/宇津可奈子/遠山今日子/加藤史絵奈/岸雅之
都市計画マスタープラン実習 第5班 今井 純 土居 千紘 樋口 雄一 森 英高 飯田 マリ(TA)
イオン三田ウッディタウン教室 高校二年 乾未来
+ 延焼遮断帯整備促進事業の制度創設について (密集市街地区域内の都市計画道路の重点的な整備) 新たな制度 「延焼遮断帯整備促進事業」
より快適な歩道環境を目指して 2007年度都市計画実習 生活安全環境班 担当教官:吉野邦彦 TA:田中 圭 阿部祐介 金子洋之 椎名愛実
富山市のまちなか居住推進事業について 富山大学 岩田ゼミiii.
TsuchiuL ve ~愛着の持てるまち~
高齢者にやさしいまちづくりのモデル調査・研究
= いたるところに存在する すべてがつながるユビキタス社会 IT社会の未来予想図vol.1
後継者発掘と ライフステージの転換で 限界集落からの脱却をめざす
U40(アンダー40) 「文化魅力育成プロジェクト」
我々の考えるまちづくり ・理想の町、行政、体制とは.
“Tsuchiu Life” style 都市計画マスタープラン策定実習6班 班長 寺尾慈明     松下拓未         阪口将太     嶋田 章     岡 宏樹.
名古屋市の自動車から排出される CO2を削減するには
風の人と土の人が交わる場 松ノ湯の新しい活かし方 古川正敏(神奈川大学) 蝦名沙季(弘前大学) 荒川佳大(東京工大) 小田洋介(工学院大)
山脇邸リノベーション事業 株式会社まちづくり三原
墨田区の紹介  .
「紐帯アーツ」 その成立と意義に関する研究 ~次世代型共同体のあり方を巡って~
黒石に来いへ – 駅とこみせをつなぐ – 尋木 良平 土信田浩之 平尾奈津弥 平川 勇登 古橋 佑太 工学院大学 東京大学 山口大学
灯 ー離したくない土浦市ー 都市計画マスタープラン策定実習 1班 ともしび 東川聡志 横手翼 ■導人) 今井唯
高知広域都市計画区域マスタープラン(概要版)
全体図 三河大島海水浴場 三河大島 a B A D C c b 情報ネットワークセンター内 生命の海科学館 凡 例 基幹事業 提案事業
美濃加茂市 住環境 市街地 上下水道河川 道路交通① 環境と経済 ~現況可能性、課題~① 安全 安心 環境問題① 乱開発の問題
名古屋市のヒートアイランド対策 C08001 赤塚裕司 C08002 池田 仁 C08003 井田 軍            C08004 市橋和茂
「松の湯」の再生を考える シャレットワークショップ案
2009年 シャレットワークショップテーマ “商店街と中町を繋げる” 第3グループ:増山和虎/宇津可奈子/遠山今日子/加藤史絵奈/岸雅之
関西エリアの スポーツ施設の開発 d  藤村 捷太.
愛川町 まちづくり講演会 まちや商店街を楽しみの場にする方法
福津市  住みやすい街政策 榎本博議員事務所 金澤 優希 堤 公稀 .
目指せ 犯罪ゼロ! 住みやすい街 緑園都市 ―緑園の犯罪被害0を目指し、 市民の力で安心安全なまちづくりを目指すー
Residential Laboratory -22世紀に向けた集合住宅の再編-
芸術家村開村(2021年)を見据えた芸術文化エリア構想について
高速道路ネットワークの充実 48 国土軸(名神高速道路等)と阪神港及び関西国際空港を結ぶ大阪の骨格となる高速道路
土浦交流拠点化構想 ~交流タウンを目指して~
3班 浜津桃子(班長) 鎌田将彰 田中弥菜美 宮本隆太郎 山口裕敏 TA 佐藤良太
「さぁ、いぐけ」 ~高齢者にやさしい 市街地へ~
現代社会と経営 (11月22日:商店街) 長岡技術科学大学 情報経営系教授 阿部俊明.
2015年シンボルイヤーに向けた「水と光のまちづくり」の推進
レンコンピック 2班 廣木一茂 池田俊輔 吉村聡哉 TA 大山皓史 栗原咲 鷹巣志穂里 ~2010年開催に向けて~
プラッと参加できる棚田の魅力倍増計画 ~下赤阪棚田保全プロジェクト~ 地区概要 取組内容・目標 取組主体 スケジュール
観光案内標識アップグレード指針「中間案」 に対する市民意見
スイスベルン州の概要 友好提携の動機及び経過
東京海洋大学 地域計画研究室 三島佑介 高下寛之
大阪の成長戦略の実行 府市一体となった成長の実現 〇 「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化 〇 大阪の成長をリードしていく仕組み
地域住民・企業等によるまちづくり事業・活動への支援強化
まちづくりと交通 (株)ライトレール 阿部 等
公共交通を活用した巡りやすい街“金沢”を目指して
「おでかけ定期券」って なんだろう?.
IDEA SHEET 作成した地図画像を を貼り付けてください 未来リゾート都市大津 2
浜松まちなかにぎわい協議会 平成22年度事業報告
地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域 づくりモデル形成事業
あずましこみせ 「つながり」がつくる新しい黒石 筑波大学大学院 下山 万理子 大阪府立大学大学院 曽根 佳恵
人の道×風の道=シナガワ 品川駅周辺開発における複合エリア・風の道計画 人と風が共に流れ、水辺を近くに感じ、誰もが気軽に利用できる・・・
有料道路事業(阪神高速)約1,600億円 【阪高出資金:なし】
都市計画マスタープラン策定実習 第2回 中間発表
○第1回まちづくり企画グループ『平野区のイメージについて』 (H )
ビュースポットおおさかの発信・活用(案) 資料4
チーム (チーム名) メンバーの氏名1 メンバーの氏名2 メンバーの氏名3 メンバーの氏名4
Aグループ 歩行者空間 姫路城の新参道.
長浜タウンウォークラリー 長浜の街並みを班の友だちと協力して散 策し、長浜の歴史や文化にふれよう 歴史発見コース ルール
Presentation transcript:

あずましこみせ 「つながり」がつくる新しい黒石 筑波大学大学院 下山 万理子 大阪府立大学大学院 曽根 佳恵 筑波大学大学院    下山 万理子  大阪府立大学大学院 曽根 佳恵 神奈川大学大学院   高橋 永     山口大学大学院  田嶋 麻美 九州大学大学院  山口 寛子

黒石市の概要 面積 216.96 k㎡

黒石市の人口動態 0-100 100-200 200-500 500-1000 1000-1500 中心市街地の空洞化が起こっている (人)

黒石市の現状の人の動き 中心市街地の魅力に乏しい

みんなの黒石 皆さんはこのまちを誰のための場所だと思いますか?

みんなの黒石 皆さんはこのまちを誰のための場所だと思いますか? ■ まちなかに来るきっかけ ■ 中心部を訪れる人たちの居場所をつくる

黒石のまちに関わる人々 生活と商いの人 プチ観光の人 日常のハレの人 黒石市中心部に住み、中心部で仕事をしている人 こみせ通りやお祭り等のイベントが目的で来た人 日常のハレの人 黒石市の郊外に住み、市街地の都市的要素(買い物・病院等)が目的で来た人

入り混じり から 入り交じり へ 入り混じり (混在) 入り交じり (交流)

入り混じり=様々な方々が混在している 現在の中心部 黒石市中心部の「入り混じり」 日常のハレの人 生活と商いの人 プチ観光の人 入り混じり=様々な方々が混在している 現在の中心部

入り交じり=様々な方々が交流し、居場所にあふれた中心部 黒石市中心部の「入り交じり」へ 日常のハレの人 生活と商いの人 プチ観光の人 混在から交流へ 入り交じり=様々な方々が交流し、居場所にあふれた中心部

黒石が元気であるために 提案 ①「入り交じり」のある場所で   小見世コミュニティを育む ② 新しい魅力あるまちの拠点をつくる

黒石が元気であるために 小見世コミュニティ + 場所 セミ・パブリック プログラム 小さなコミュニティ (目的) 提案 まちのネットワーク 小見世コミュニティ 「私」を「公」にする「入り交じり」により生まれる新しいネットワーク 場所 プログラム (目的) セミ・パブリック 小さなコミュニティ + かぐじ 駐車場 屯所 黒石駅 こみせ 松の湯

黒石が元気であるために 「入り交じり」を生む可能性のある場所 すでに「入り交じり」が存在する場所 「入り混じり」が存在する場所 提案 まちのネットワーク 「入り交じり」を生む可能性のある場所 こみせ すでに「入り交じり」が存在する場所 黒石駅 「入り混じり」が存在する場所 松の湯 駐車場 屯所 可能性を持っている場所 かぐじ

例えば・・・ Ex. 「入り交じり」のある場所@消防団の屯所

黒石が元気であるために 提案 黒石市民の誰もが 小見世コミュニティの一員!!

黒石が元気であるために 黒石中心部の構成 中心市街地 陣屋町の区域 対象エリア 中心市街地活性化基本計画で位置づけられた区域 黒石が元気であるために 黒石中心部の構成 提案 中心市街地 中心市街地活性化基本計画で位置づけられた区域 陣屋町の区域 まちの要所であった →廃止 対象エリア 昔のまちと現代のまちを併せた構成を持ち得る区域

黒石が元気であるために 江戸時代、陣屋があったことが黒石のまちを形成する上で重要であった 提案 まちの骨格 浜街道 あびこ町 中町 本町 上町 侍町 前町 陣屋

黒石が元気であるために 拠点(陣屋跡)を現代版として復活させる 陣屋跡がこれからのまちの拠点に 拠点とすることで… 駅側からの目的の場になる 提案 まちの骨格 拠点(陣屋跡)を現代版として復活させる 黒石駅 拠点とすることで… 駅側からの目的の場になる 陣屋跡を通る道路 (五所川原_黒石線)  →郊外・市外からの流入の    可能性 こみせ通り 陣屋跡 陣屋跡がこれからのまちの拠点に

黒石が元気であるために 駅側からの目的の場になる拠点として一体的な整備をすることで、公園や神社などの資源を活かす 陣屋跡を通る道路 提案 まちの骨格 駅側からの目的の場になる拠点として一体的な整備をすることで、公園や神社などの資源を活かす 陣屋跡を通る道路 単なる通過交通を処理する道路ではなく、足を止めたくなるような緑のしつらえ ・歩行ネットワーク 既存の歩道に加え、新しい[通り道]の提案 ex)かぐじ・こみせ …駐車場の拠点

黒石が元気であるために EX. 市役所の計画 ピロティを通る動線 駐車場を通りから見えない位置に配置 市役所正面にバス停を組み込む 提案 まちの骨格 EX. 市役所の計画 歩行者 ピロティを通る動線 自家用車 バス 駐車場を通りから見えない位置に配置 市役所正面にバス停を組み込む

まちの拠点 Ex. バス停@市役所

まちの拠点 Ex. 庭園@市民文化会館

黒石が元気であるために 提案 「つながり」をつくることは あずましくなること!!

黒石が元気であるために 駅とこみせ 「黒石に来いへ -駅とこみせをつなぐ-」 松の湯 「風の人と土の人が交わる場」 まちなかネットワーク 提案 駅とこみせ 「黒石に来いへ -駅とこみせをつなぐ-」 松の湯 「風の人と土の人が交わる場」 まちなかネットワーク 「大見世/重なる生活の彩り」 かぐじ 「かぐじをつなぐ、かぐじがつなげる。」 こみせ 「comise  –こみせを楽しむために-」