医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○畠澤 千里、大前 利道 関根 未穂、長谷 佳織、 髙野 真衣、轉石 里美

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健診時血圧 160/100 以上 ⑨ 市町村主催の 健康教室等へ の勧誘 健診時血圧 160/100 以上 健診時血圧 160/100 以上 健診時血圧 160/100 未満 かつ未治療 のもの 汎用性の高い行動変容プログラ ム 高血圧対策(案)
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医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子 大前 利道 堀内 純 大前 由美 沼本 美由紀
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医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○畠澤 千里、大前 利道 関根 未穂、長谷 佳織、 髙野 真衣、轉石 里美 訪問特定保健指導の 有効性の検討 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○畠澤 千里、大前 利道 関根 未穂、長谷 佳織、          髙野 真衣、轉石 里美

目的 事業所・保険組合への訪問保健指導 介入前後のデータを比較 今後の訪問保健指導実施数の向上 保健指導内容の改善に役立てる はじめに、当院では来院が難しい事業所、保健組合様などに管理栄養士が訪問し保健指導を行う訪問特定保健指導をおこなっております。今回は、この訪問保健指導の介入の前後のデータの比較を行い有効性を明らかにすることで、今後の訪問保健指導実施数の向上、保健指導内容の改善に役立てることを目的とします。 今後の訪問保健指導実施数の向上 保健指導内容の改善に役立てる

対象・方法 期間 平成25年11月~平成26年8月 対象者 保健指導対象者48名 (積極的支援23名、動機付け支援25名) 方法  平成25年11月~平成26年8月 対象者  保健指導対象者48名 (積極的支援23名、動機付け支援25名) 方法  初回面接時と最終面接時の腹囲、体重、BMI、収縮期・拡張期血圧の値について比較 対象と方法です。 昨年11月~今年8月にかけて支援したとある事業所の積極的支援該当者23名、動機付け支援該当者25名の計48名の初回面接時と最終面接時の腹囲、体重、BMI、血圧の値を比較しました。 対象者の特徴といたしましては、交代勤務で勤務時間がバラバラのため食事時間・睡眠時間も不規則な方が多い傾向にありました。 3

特定保健指導 階層化 特定保健指導の階層化はこのようになっております。 特定保健指導 階層化 特定保健指導の階層化はこのようになっております。 今回行った事業所の場合、人間ドックの結果にてこちらの階層化で積極的・動機付け支援に該当された方に対して特定保健指導の依頼がありました。 人間ドックは当院で受診された方もおりましたが、他院で受診された方もおりましたので、事前に人間ドックのデータを頂き、保健指導を行いました。 4

訪問保健指導の流れ 訪問 訪問 訪問 訪問 開始時 1ヶ月後 2ヶ月後 3ヶ月後 4ヶ月後 5ヶ月後 6ヶ月後 評価 積極的支援 初回面接 最終面接 電話 電話 電話 電話 電話 訪問 訪問 訪問保健指導の流れは、まず積極的・動機付け支援ともに初回面接時に事業所へお伺いします。 今回の場合、48名と人数が多かったため、5人の管理栄養士が数日に分けて訪問させていただきました。 1人あたり約30分で6か月後の目標の腹囲または体重と、それに向けた計画を立てます。 計画を立てるにあたって事前に事業所の担当者より対象者の連絡先や生活習慣などを把握するための用紙を配布していただき、それを参考に目標の設定を行います。 その後、積極的支援の方は5回の電話支援、動機付け支援の方はご自身で生活習慣の改善に努めていただきます。 最終面接では初回面接同様事業所を訪問し、測定・評価いたします。 動機付け支援 初回面接 最終面接 ご自身で行動計画の実施・継続、体重測定の記録などを行う 訪問 訪問 5

結果 (人) 結果です。 対象者48名の保健指導前後の数値を比較しました。 なお、今回は対象人数が少ないことから積極的支援・動機付け支援、男女で分けずに比較を行いました。 腹囲で58%、体重で65%、BMIで65%の方のデータに有意な改善が見られました。 人数の内訳は表の通りになっております。 (人) 6

結果 (人) 血圧の結果はこちらのようになっております。 収縮期52%、拡張期42%の方に改善が見られましたが、有意な減少ではありませんでした。 次に項目ごとに減少率を出し、厚生労働省が発表している分析対象者数200万人のデータとも比較してみました。 (人) 7

特定健診・保健指導の医療費適正化効果等のための 比較データの概要 特定健診・保健指導の医療費適正化効果等のための ワーキンググループ 中間取りまとめ(案) ●分析対象者数 200万人 ●特定保健指導の対象と判断されたもののうち、特定保健指導終了者とそれ以外の者について、翌年度の検査データの差を比較したもの 比較するデータの概要はこちらです。 厚生労働省より今年4月に発表されたデータで、特定健診・保健指導による検査値の改善効果及び行動変容への影響、医療適正化効果を検証するために取りまとめられたものです。 対象者200万人で、特定保健指導の対象と判断されたもののうち、特定保健指導終了者とそれ以外の者について、翌年度の検査データの差を比較したもの。 この結果では、特定保健指導終了者は全ての性・年齢階級別において、腹囲、BMI、体重が大きく減少しており、血糖・血圧・脂質等も改善しているとのことでした。 このデータと比較し、同等の結果であれば効果があったと言えるのではないでしょうか。 大きく 減少 改善 血圧 血糖 脂質 腹囲 体重 BMI 8

<中間取りまとめ案 結果>男性では約2.2cm 結果(腹囲) <中間取りまとめ案 結果>男性では約2.2cm 女性では約3.1cm の減少 まず腹囲では、-1cm~-4cm、階級値でいうと-2.5cmの方が17名と一番多い結果となりました。 中間取りまとめ案の結果はこちらです。比較するとほぼ同等の結果が得られたことがわかります。 -2.5 9

<中間取りまとめ案 結果>男性では約1.9kg 結果(体重) <中間取りまとめ案 結果>男性では約1.9kg 女性では約2.2kg の減少 次に体重では、-1kg~-4kg、階級値で言うと-2.5kgの方が18人と一番多い結果となりました。 中間取りまとめ案の結果はこちらです。こちらも腹囲と同様にほぼ同等の結果が得られたことがわかります。 -2.5 10

結果(BMI、血圧) BMI、血圧は次のとおりです。 11

まとめ、健康アドバイス 腹囲 体重 BMI 生活習慣病の予防 訪問 特定保健指導 50%以上の方 が改善 まとめです。 腹囲 体重 BMI まとめです。 管理栄養士訪問特定保健指導を行うことで、腹囲、体重、BMIで50%以上の対象者に数値の改善が見られ、特に腹囲、体重では対象者200万人の調査と同等の結果が得られました。このことから、訪問特定保健指導が、対象者の生活習慣、食生活の改善に繋がり、内臓脂肪の減少・生活習慣病の予防に繋がったということが出来ると思います。今回対象とさせていただいた事業所様に関しましては、今年度も引き続き訪問特定保健指導の依頼を受け、11月に数日に分けて初回面接で訪問させていただいております。 このように、仕事が忙しく病院に通い特定保健指導の支援を受けるのが難しい方に対しても私たち管理栄養士が訪問することで支援が可能になります。また、当院では今年より電話支援の代わりにFAXでの支援も開始しました。これにより多忙な方とも簡単に連絡を取り、情報共有が可能となりました。今後も更に保健指導の内容なども検討し、よりよい訪問保健指導になるよう努めていきたいと思います。終わり。 生活習慣病の予防 12

ご清聴ありがとうございました。 ご清聴ありがとうございました 13