私たちの提供する製品・サービスで、 世界のもっとたくさんの人を幸せに 2014年12月

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Copyright © Best Practice Inc. All rights reserved ○○ 年 ○ 月 ○ 日 株式会社 ○○
第30期事業計画書 株式会社 山中商事  当期売上目標 270億円  当期利益 227百万円  新規商品開発  インドネシアでの自社工場設置 第30期事業目標.
事業計画フォーマット 応募書類「事業計画書」の作成・提出にあたっての留意事項 – 事業計画書は、一人一事業計画をご提出ください。 – 目次は変更しないでください。 – 収支計画などエクセルで作成いただいたものはサマリーをページに貼付ください。 エクセルを別添いただいた場合は評価の対象外となる場合があります。
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我が社の経営の現状と課題 題名 ○○○○ ○○農園 (氏名) 経 営 概 要 所在地 ○○市○○ 主要事業 (品目) 様式1
会社名 ビジネス プラン プレゼンテーション.
しごと創生:農林水産品の輸出拡大等の農林水産分野
得意用途を見出し、その分野の潜在ユーザを紹介、テストマーケティングを行って、事業拡大への戦略を決める
クロスSWOT分析 社外 社内 (顧客、市場、競合、 マクロ環境) (自社) O:機会 T:脅威 S:強味 課題:S×O 課題:S×T
NPO教育の現状と課題 山内直人.
代表:鈴木実樹 副代表:浜中元嗣 田邉圭紘 守屋亮平 聞博
②生産履歴の明確化や減農薬栽培等による付加価値向上
JTの成長戦略 D班.
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東アジア文化論(11/20) 『成長するアジアと日本の位置づけ』.
令和元年度 商工労働施策について 施 策 目 標 主 要 施 策 基 本 姿 勢 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 海外ビジネス 創業・ベンチャー 事業承継
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私たちの提供する製品・サービスで、 世界のもっとたくさんの人を幸せに 2014年12月 ~味の素グループによる、米国におけるアジア食の冷凍食品No.1 ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社買収について~ 2014年12月

味の素グループが、米国におけるアジア食の 冷凍食品No.1の ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社 Ⅰ.概要  味の素グループが、米国におけるアジア食の 冷凍食品No.1の ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社 (ウィンザー社)を約840億円で買収 ●味の素グループの北米での冷凍食品事業は、1,000億円規模へ。  日本食・アジア食の圧倒的No.1を目指す。 ●味の素グループの冷凍食品事業規模は、約1,800億円と   トップクラスに拡大。   国内販売・海外販売比率は53%:47%へ

イノベーティブ&グローバルに解決・貢献、ファンを増やす Ⅱ.本中計における事業目標  為替(大幅な円安) 原料(高騰・調達難) 社会構造の大きな変化 現代・未来の食の課題 冷凍食品への期待 取り囲む 事業課題 流通市場の変化 人材の育成 イノベーティブ&グローバルに解決・貢献、ファンを増やす 成長と収益性を併せ持つ、味の素グループのより重要な食品事業へ 『世界に誇れる冷凍食品事業会社』    ●世界のもっといろいろな地域で、私たちの製品が愛されている会社    ●世界を股にかけて戦っている仲間がいる会社    ●世界でもっとも厳しい課題先進国である日本で伸び続ける提案力を持ち、      世界にそのビジネスモデルを輸出していく会社    ●世界レベルの働く幸せを全員が感じる会社

<本中計での海外事業戦略> 14-16中計で計画していた、北米でのM&Aによる事業強化を、今回着実に実現 海外サプライチェーン強化 <本中計での海外事業戦略>  欧州:成長加速 「AFT+JAWO」生産体制、AFE連携強化 ギョーザのさらなる拡大・圧倒的シェア確立 販売エリア拡大(ロシア) カテゴリー拡大(麺等) メインストリームリテール参入に向けた    体制構築 北米:さらなる事業拡大 大手流通協働でのメインストリームリテール拡大継続、麺類現地自社生産(スマイルPJ)でさらに加速 販売エリア拡大(カナダ、メキシコ) フードサービス強化 アジアンエスニック冷凍食品カテゴリー    No.1確立に向けたアライアンス・M&A検討 14-16中計で計画していた、北米でのM&Aによる事業強化を、今回着実に実現 海外サプライチェーン強化 「海外で作り、海外で売る」 アジア:販売体制強化 HAF収益向上・事業基盤強化 中国での内販基盤確立   (デザート×フードサービスチェーン企業) タイ味の素、ベタグロ社との連携によるアセアン拡大 ハラル圏での販売・生産拠点検討 南米:新規ビジネス検討 ブラジル味の素との連携による、冷凍食品事業着手

Ⅲ.ウィンザー社概要 所在地: 米国テキサス州ヒューストン市 設立年: 2004年(1) Ⅲ.ウィンザー社概要  所在地: 米国テキサス州ヒューストン市 設立年: 2004年(1) 売上高: 約670百万米ドル(2013年度実績)(2) 従業員数: 約1,700名 事業内容: 冷凍食品の製造・販売 生産拠点数: 7拠点 注(1) 会社形態上、パートナーシップ契約締結年を記載。 注(2) ウィンザー社全体の売上高は約800百万米ドル。ウィンザー社のソーセージ事業は買収対象外であり、味の素ノースアメリカ社による買収前にウィンザー社はソーセージ事業を切り離す。

Ⅳ.ウィンザー社主要ブランド アジア食の冷凍食品No.1ブランドである「Tai Pei」や「Ling Ling」等、複数の強力な ブランドを有す アジア食 ギョーザ チャーハン 春巻 ギョーザ その他 タコス パスタ スナックフード

Ⅴ.ウィンザー社主要チャネル 米国における小売店(約8万店)及び外食チェーン(約12万店)の両チャネルにおいて 強力な販売ネットワークを確立。全米の小売店・外食チェーン等で商品を取扱い 小売店主要顧客 外食チェーン主要顧客 フードサービス主要顧客

Ⅵ.買収後の米国における生産・物流拠点網 ウィンザー社は全米に幅広く生産・物流拠点を有し、今後の成長を支える生産キャパシティを有す ウィンザー社及び 味の素グループ拠点 Portland (AFU) ウィンザー社        生産拠点 :7拠点 ウィンザー社        流通センター :3拠点 アメリカ味の素 冷凍食品社(AFU)    生産拠点 :1拠点 Chicago Hayward Toluca New Jersey (AJINA, ANAI)(1) Rialto Carthage Piedmont Ontario Oakland Fort Worth Lampasas 味の素グループ ウィンザー社 Houston 生産拠点 生産拠点 コーポレート 流通センター 注(1) AJINA:味の素ノースアメリカ社      ANAI:アモイ・ノースアメリカ社 コーポレート

Ⅶ.味の素グループの北米冷凍食品事業 味の素グループの北米冷凍食品事業は2000年の本格参入以降、ヘルシー・高品質な日本食・アジア食の製品を主軸に、売上高約135億円に急速拡大 アジア食の冷凍食品No.1ブランドである「Tai Pei」や「Ling Ling」等、複数の強力な ブランドを有す 主要製品 生産拠点 売上高 ポートランド工場(オレゴン州) (百万米ドル) 約135億円 年平均成長率:15.1% ギョーザ 米飯 麺類 (1) 注(1) 2014年度は見込み数値 ヘルシー・高品質な味の素グループ製品が市場に受け入れられ、急速な成長を実現

Ⅷ.両社の統合によるバリューチェーンの強化 味の素グループの製品開発力及び生産技術、ウィンザー社のブランド力及び販売力を融合することで、強力なバリューチェーンを構築 AFUの高品質日本食をウィンザー社の販売網を活用し、大幅に拡大 更なる高付加価値製品創造と、顧客基盤の拡大により、北米での成長を加速 営業利益率9%水準を目指す ウィンザー社に、味の素グループの技術を 導入し、品質を大幅に向上、販売を拡大 大幅な生産性向上、コストダウンを実現

Ⅸ.北米日本食・アジア食の冷凍食品市場シェア アジア食の冷凍食品No.1ブランドである「Tai Pei」や「Ling Ling」等、複数の強力な ブランドを有す 本件により北米日本食・アジア食の冷凍食品市場において圧倒的なNo.1プレーヤーの地位を目指す 2020年 北米日本食・アジア食の冷凍食品市場シェア 50%以上 36.0%  29.0% 24.4% 11.1% 8.2% 7.1% 味の素グループ゚ S社 N社 C社 ウィンザー社 味の素 グループ+ ウィンザー社 味の素グループ+ ウィンザー社 ランキング 5位 4位 3位 2位 1位

Ⅹ.ウィンザー社の経営陣 グレッグ・ゲイブ Greg Geib 社長 最高経営責任者 President & CEO 食品業界で19年間の実務経験 GE、Parker PGI等の大手企業での要職を歴任 ペンシルバニア大学にて学位を取得。また、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でMBAを取得

世界で勝つ Ⅸ.日本市場の再強化 日本で勝つ FFA AFU ●ウィンザー社のプラット フォーム活用、AFU製品 拡大 日本食・アジア食で北米で勝つ <ウィンザー社> ●ウィンザー社のプラット     フォーム活用、AFU製品   拡大 ●ウィンザー社の製品を   強化・拡大 ●生産性向上、コストダウン  FFA  AFU DNA 技術 <FFA> 課題先進国の日本で 先進のマーケティング、技術で 成熟の中での変化に対応、 ファンを増やす会社へ 日本で勝つ 世界で勝つ

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