7-1コンティンジェントワーカーの活用 □コンティンジェントワーカーとは ■業務の外部化 定義ではないが「労働サービス需要の発生に応じて活用する労働者」のこと →有期雇用、労働サービス需要の変化に即した労働サービスの提供が可能な就業形態に活用さ れる Ex)雇用契約を結んだ労働者、派遣労働者、個人請負で就業する請負社員 Ex))パートタイマー、アルバイト、契約社員、嘱託、派遣労働者、個人請負のフリーランサー ■業務の外部化 本業以外の付帯業務の外部委託 従来 最近 特定の業種や業務・職種 対個人サービスの業務 Ex)出版業、放送業、SE等 Ex)ネイリスト
□他企業の労働者の活用状況 他企業の労働者が自社の従業者に占める比率=5.1% 一方、業種別だと…? 百貨店、総合スーパー=24.8% →自社製品の販売促進のために雇用している □正規従業員、コンティンジェントワーカー、そして業務の外部化 ○外部化可能な業務の条件 ・社内にノウハウを蓄積する必要がないものであること ・企業情報の社外流出の問題がないこと ・他の社内業務から分離が可能であること ・必要なノウハウなどを有する外注先が存在すること ・仕事の成果が測定可能な業務であること ・内部で処理するよりもコスト面で割高でないこと
■派遣労働者を活用可能な業務の性格 ■非正規従業員が活用可能な業務の性格 受入れ先企業の従業員と一緒に就業できる。 受入れ先企業の従業員が指揮命令することができる。 ➡受入れ先企業の従業員と派遣労働者の密接な連携が必要な業務でも活用可! ■非正規従業員が活用可能な業務の性格 パートタイマー、アルバイトの場合… 企業の期待通りに労働サービスが提供される可能性が低い(家庭生活や学業優先のため) 中長期の人的資源投資を受け入れる可能性が低い 通勤可能圏の狭さから転勤は想定されない ➡正規従業員並みの働き方を非正規従業員の全員に期待することが難しい 「基幹労働力化」 ⇒キャリア・ラダーや能力向上を評価しうる人事制度を導入する等して、正規従業員を活用した業 務に就くこともできる。