2014年11月22日(土) 日本野鳥の会埼玉 www.wbsj-saitama.org 長野誠治 野鳥観察の集い ~杉戸町 1-2区自治会~ 2014年11月22日(土) 日本野鳥の会埼玉 www.wbsj-saitama.org 長野誠治
本日のメニュー 第1部 室内でのレクチャー 第2部 野外での観察 実際にスコープで覗いてみよう 1.野鳥ってなに? 第1部 室内でのレクチャー 1.野鳥ってなに? 野鳥の魅力、自然と野鳥など 2. 身近な鳥たち スズメ、カラス、ハトなど 3. 野鳥観察にあたって 観察用具、マナーなど 第2部 野外での観察 実際にスコープで覗いてみよう
1.野鳥ってなに? Q1 「野鳥」とはどんな鳥? Q2 世界の鳥の種類はどのくらい? (a)約3000種、(b)約10000種、(c)約14000種 Q3 日本にはどのくらいの種類がいるの? (a)約300種、(b)約400種、(c)約600種 Q4 地球上の生き物の種類はどのくらい? (a)約30万種、(b)約700万種、(c)約5000万種以上
Q5 野鳥は鳥目? Q6 野鳥の魅力はどんなところ? ◆ 「かわいい」「きれい」「かっこいい」 ◆ 種類数が覚えるのに適当な数 ◆ 身近にいる、目につきやすい、観察しやすい ◆ 環境の変化がわかる〜自然のバロメーター 採れる餌などによって住む場所を移動
(出所)日本野鳥の会「野鳥と自然の解説実践ハンドブック」
(出所)ピッキオ「鳥のおもしろ私生活」
2.身近な鳥たち (1)スズメ ◆スズメを描いてみよう ◆平均寿命はどのくらい? ◆スズメの子育て事情 ◆数は減ってきている? ◆スズメを描いてみよう ◆平均寿命はどのくらい? ◆スズメの子育て事情 ◆数は減ってきている? ◆歩き方は「ホッピング」 ◆くちばしの形にも注意 ◆スズメは害鳥か ◆小鳥は常に餌さがし
スズメ~間違いさがし(5つ) (出所)日本野鳥の会「野鳥と自然の解説実践ハンドブック」
(2)カラス ◆羽根は真っ黒ではなく、美しい! ◆かなり頭がいい ◆自然のなかでの位置づけ ◆「七つの子」 代表的な2種 ハシブトガラス ◆羽根は真っ黒ではなく、美しい! ◆かなり頭がいい ◆自然のなかでの位置づけ ◆「七つの子」 代表的な2種 ハシブトガラス ハシボソガラス 顔の特徴 額が出っ張る 額がなだらか クチバシ 太い やや細目 鳴き声 カーカーと澄んだ声 ガァーガァーと濁った声でおじぎをしながら鳴く 生息場所 もとは森林、都市部、ビル街 畑や田んぼなど開けた場所 食べ物 雑食性だが、肉食系 雑食性だが、草食系 地面での行動 高い所に止まり、地上へ短時間降りる。ホッピング中心 地上を歩き回る。ウォーキング中心
(出所)松田道生「カラスはなぜ東京が好きなのか」
(出所)松田道生「カラスはなぜ東京が好きなのか」
(3)ハト ◆2種類をおさえよう (4)その他の冬鳥 ◆ツグミ、ジョウビタキ、シメ ドバト(カワラバト)とキジバト ◆子育て事情 ◆2種類をおさえよう ドバト(カワラバト)とキジバト ◆子育て事情 年中(秋冬でも)繁殖できる秘密は? 水を飲むときに吸うことができる (4)その他の冬鳥 ◆ツグミ、ジョウビタキ、シメ ◆カモのなかま
3.野鳥観察にあたって (1)観察はどこで? (2)観察道具について ・部屋から、街中での散歩、近くの公園、田畑など ・部屋から、街中での散歩、近くの公園、田畑など ・探鳥会に参加してみよう! ・趣味としてのバードウォッチング (2)観察道具について ・最初は何もなくてもOK ・双眼鏡の選び方、使い方 倍率は7~8倍が使いやすい ・ベテランに聞いて、機材に触って、見てみよう ・図鑑はあったほうがいい
(3)フィールドマナー や 野外活動、無理なく楽しく さ 採集は控えて、自然はそのままに し 静かに、そーっと や 野外活動、無理なく楽しく さ 採集は控えて、自然はそのままに し 静かに、そーっと い 一本道、道からはずれないで き 気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑 も 持って帰ろう、思い出とゴミ ち 近づかないで、野鳥の巣 探鳥会でのマナー ・リーダーより先に歩かない 危険防止と鳥を逃がさないために ・多くの人と歩くのだから、周辺の交通、農作業 中の人たち、人家などへの配慮を忘れずに
(4)鳥インフルエンザについて ○ 死亡した野鳥など野生動物は、素手で触らないでください。 ○ 死亡した野鳥など野生動物は、素手で触らないでください。 ○ 日常生活において野鳥など野生動物の排泄物等に触れた後には、 手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要は ありません。 ○ 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザ ウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがありますので、野鳥に 近づきすぎないようにしてください。 ○ 不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとするのは避けて ください。 ○鳥インフルエンザウイルスは、野鳥観察など通常の接し方では、 ヒトに感染しないと考えられています。 (出所)環境省HP「野鳥との接し方について」
【参考文献】 ・安西英明『スズメの少子化、カラスのイジメ』ソフトバンク新書(2006) ・井田徹治『生物多様性とは何か』岩波新書(2010) ・岡田節人・南伸坊『生物学個人授業』新潮文庫(2000) ・唐沢孝一『都市鳥ウォッチング』講談社ブルーバックス(1992) ・日本野鳥の会レンジャー『あなたもバードウォッチング案内人』(1992) ・根本正之『日本らしい自然と多様性』岩波ジュニア新書(2010) ・ピッキオ『鳥のおもしろ私生活』主婦と生活社(1997) ・松田道生『カラスはなぜ東京が好きなのか』平凡社(2006) ・山科鳥類研究所『鳥の雑学事典』日本実業出版社(2004)
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