かかりつけ薬局と お薬手帳 K 小学用 やっ きょく くすり て ちょう くすりの適正使用協議会 1 お薬手帳 やっ きょく くすり て ちょう テーマK「かかりつけ薬局とお薬手帳」の概略 お薬手帳で薬を管理すると安心して薬を飲めます。同じようにかかりつけ薬局を決めておくと健康管理も含めて安心できます。 ♪ナレーション 「かかりつけ薬局」と「お薬手帳」について勉強しましょう。この勉強によって次のことを学びます。 1)「かかりつけ薬局」を決める事の大切さを知ります。 2)「お薬手帳」が何故必要なのか、どのように使うのかを知ります。 ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 病気に罹ったり怪我をしたときの備えで大事なこととしていつも行く医療機関を決めておくことがあります。 例えば、児童が風邪をひいたときに行く医療機関は決まっているのか? 薬局は決まっているのか?を質問して、「かかりつけ医院」と「かかりつけ薬局」を理解させて下さい。 【強調ポイント】 【辞書】 【豆知識】 地域の薬局、薬店で、処方箋なしで購入できる医薬品は「一般用医薬品」 「OTC薬=over the counter drug」 「大衆薬」 「一般薬」 などと呼ばれています。 (出典:東京都健康安全研究センター広域監視部薬事監視指導課) 【参考資料(書籍、URLなど) 】 小学用 K くすりの適正使用協議会 1
“かかりつけの薬局” を持つ理由 “かかりつけ薬局、薬剤師さん”に 大切! 自分のしょう状や体質を話して、どのくすりが良いのか相談することが大事だよ やっきょく やく ざい し たいせつ じ ぶん じょう たいしつ はな よ そうだん だい じ やっ きょく “かかりつけの薬局” を持つ理由 も り ゆう おな き め くすり ほか で 同じ効き目の薬が他にも出ていないかどうかをチェックし、きけんな飲み合わせを防いでくれる。 いつも同じ薬局に相談していると、自分の体質に合ったくすりを調剤してもらえたり、健康管理をしてもらえたりする。 の あ ふせ ♪ナレーション いつも行く医療機関や薬局のことを、“かかりつけ医院”や“かかりつけ薬局”といいます。 “かかりつけ薬局の薬剤師さん” に自分の症状や体質を話して、どの薬が良いのかを相談することが 大事ですよ。 “かかりつけの薬局” を持つと、同じ効き目の薬が他の病院などから処方が出ているかどうか(ダブリ処方)をチェックしてもらったり、危険な飲み合わせを防いでもらえます。そして、いつも同じ薬局で同じ薬剤師に相談していると、自分の体質に合った薬を調剤してもらえたり、健康管理をしてもらえたりしますよ。 ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 いつも利用する「かかりつけ薬局」を決めておくとそこの「かかりつけ薬剤師」さんは、患者さんの体質・症状などに合わない薬を知っていてくれますので、体質に合わない薬を同じ効き目を持った体質に合う薬に変更してくれたり、薬の適正な服用方法を指導してくれます。 【強調ポイント】 「かかりつけ薬局」を持つメリットは、本人の体質にあった薬をだしてもらえ、適正な服用方法を指導してもらえる点です。ですから「かかりつけ薬局」を決めておくと安心できることを理解させてください。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 《かかりつけ薬局を持つことのメリット》 1、一人一人の「薬歴(薬の服用の記録)」を作ります。 2、薬の重複投与や相互作用による副作用などの健康被害の未然防止が図れます。 3、病院・診療所の医師(歯科医師)の発行する処方内容を知ることができます。薬についてわかりやすく説明します。また、薬の名前や効き目などを書いたメモ(薬の情報書)をもらうこともあります。 4、服薬指導をいつでも受けられます。 5、薬局で買える薬の副作用情報なども含め、健康に関する情報の提供が受けられます。 (出典:東京都健康安全研究センター広域監視部薬事監視指導課、編集:くすりの適正使用協議会) おな やっきょく そうだん じ ぶん たいしつ あ ちょうざい けんこうかん り くすりの適正使用協議会 2
「お薬手帳」を、知ってる? くすり て ちょう し くすりの適正使用協議会 3 ♪ナレーション くすり て ちょう し 「お薬手帳」を、知ってる? ♪ナレーション 皆さん「お薬手帳」って知っていますか? 持っている人はいるかな? これから「お薬手帳」にはどんなことを記録するのか、何のために使うのかを勉強しましょう。 ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 複数の病院などから処方された薬や、街の薬局で購入した薬などを同時に飲むと、相互作用(飲み合わせ)や薬のダブリ(重複)などにより思わぬ副作用を起こすことがあります。これを防ぐために「お薬手帳」に飲む薬剤名を記録する大切さを教えて下さい。 【強調ポイント】 「お薬手帳」は、一冊に決めてどこの医療機関や薬局に行っても、同じ手帳を使用することが重要です。病院や薬局ごとに手帳を作ると、服用している薬のチェックが出来なくなります。被保険者証などと 一緒にしておくと便利です。 「お薬手帳」は、各医療機関で処方された薬の種類や量を整理して記入することで、医師や薬剤師に患者の薬歴(薬の履歴)が判ります。 災害時や旅先での急病やケガなどでかかりつけの病院や薬局に行けない場合にも、 薬歴が一目で分かる「お薬手帳」は治療に大変役に立つことを理解させて下さい。 診察前には医師に「お薬手帳」を確認してもらい、薬局で薬を買うときにも「お薬手帳」を薬剤師に提示するように指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 【参考資料(書籍、URLなど) 】 くすりの適正使用協議会 3
「お薬手帳」とは・・・ 病院で・・・ 薬局で・・・ 自分で・・・ くすり て ちょう 「お薬手帳」とは・・・ びょういん 病院で・・・ いつもとちがう病院に行った時に、これを見せると過去にかかった病気やどんなくすりを飲んでいたかを、分かってもらえるよ。 薬局で・・・ くすりの名前、飲む時間や量、回数など、飲み方の注意を書きこんでもらおう。 自分で・・・ 薬局で買ったくすり(一般用医薬品)やサプリメント(健康食品)を 飲んだ時は、くすりの名前や、何回飲んだかを書いておこう。 くすりの副作用やアレルギーが起きたことがある人は、その時のことを書いておこう。 「お薬手帳」は、保護者に管理してもらおう。 びょういん い とき み か こ びょうき の わ やっきょく なまえ の じかん りょう かいすう の かた ちゅうい か じぶん やっきょく か いっぱんよういやくひん けんこうしょくひん ♪ナレーション 「お薬手帳」は色々な場所で大切な役目を持っています。 ・病院では・・・ お医者さんに見せると過去にかかった病気やどんな薬を飲んでいたかを、分かってもらえるよ。 ・薬局では・・・ どんな薬を飲んでいたか、副作用やアレルギーを起こしたことがあるかをチェックして、薬を飲んでも大丈夫かを知らせてくれる。また、薬を飲む時間や量、回数など、飲み方の注意を薬剤師さんに書きこんでもらい薬を正しく飲む約束事を間違えないようにしよう。 ・自分では・・・ 薬局で買った薬(一般用医薬品)やサプリメント(健康食品)を飲んだ時は、薬の名前や、いつ飲んだのかを書いておくと副作用が起きた時に役に立ちます。 薬の副作用やアレルギーが起きた事がある人は、その時の事を書いておくとお医者さんや薬剤師さんの参考になるよ。 「お薬手帳」は、保護者に大切に管理してもらおう。 ****************************************************************************** ★解説 【指導ポイント】 一冊の「お薬手帳」を持つことによって病気になった時にお医者さんは、適切に診断することができて、薬剤師さんは、患者さんの体質に合った薬を調剤することができます。このように「お薬手帳」は、その人にとって大切な記録集です。 【強調ポイント】 ・ 医師が、「お薬手帳」から病気の既往歴と薬剤の服用歴を確認することで診断に大変役に立ちます。 ・ 複数の病院などから処方された薬や、街の薬局で購入した薬などを同時に服用すると、相互作用(飲み合わせ)や薬のダブリ(重複)などにより思わぬ副作用を起こすことがあります。「お薬手帳」があると、このようなことが防げます。 「お薬手帳」の重要性を理解させ、児童にも自分の「お薬手帳」を持つように指導して下さい。 【辞書】 【豆知識】 ・ お医者さん・薬剤師さんに、もっと自分の体質を知ってもらうには「お薬手帳」に薬のことばかりでなく体質のことも書き込むことで重要な情報になります。 【参考資料(書籍、URLなど) 】 の とき なまえ なんかいの か ふくさよう お ひと とき か くすりてちょう ほごしゃ かんり くすりの適正使用協議会