高効率・太陽電池 エス・ジー・ケイ有限会社.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
小規模ソーラーを活用した 農地アグリ計画 エス・ジー・ケイ有限会社 神奈川県平塚市ふじみ野2-20-1 TEL 0463-58-2696 特許出願中:特願 本ビジネスモデルは我が国の農業を振興させ、 売電と併せて農作物の価格競争力をつける計画です。 経済産業省・農林水産省・地方自治体の.
Advertisements

模型を用いたジェットコターの 力学的原理の検討 06522 住友美香 06534 秦野夏希. 平成22年度 卒業研究発表 山田研究室 研究目的 ジェットコースターのコースは、どのような計算に 基づいて作られているのか、研究を通じて理解し、 計算を用いた模型製作を行う。
2007/01/27 - 卒業論文合同発表会 - ♪ 早稲田大学理工学部 電気・情報生命工学科4年 神保直史 熱音響管の解析とシミュレーション.
メガソーラー設置による 収益計画 エス・ジー・ケイ有限会社 神奈川県平塚市ふじみ野2-20-1 TEL 0463-58-2696.
通風による建物冷却効果の検討 通風による建物冷却効果の検討について 後藤が報告いたします。  後藤 哲平.
A Q R QR分解とは? → × ◆QR分解 QTQ = I (単位行列) ◆応用例 ◆主な計算方法 n m 今回はこの方法に注目
科学のおもしろさの中から省エネを考えよう!
較正用軟X線発生装置のX線強度変化とスペクトル変化
将来の太陽電池の廃棄量の 予測と処理について
高架台/低架台 メガソーラーを活用した アグリ・ソーラー計画
鉄ミョウバンを用いた 磁気冷凍に関する研究
2点A(2,4)、B(-3,1)の距離を求めてみよう。
常微分方程式と偏微分方程式 1.常微分方程式 独立変数が一個のもの 振動の運動方程式 2.偏微分方程式 独立変数が二個以上のもの
新コンセプト 熱伝導グリース このグリースにTera-5シートを添付します。 其れをグリース使用前に面に敷き絶縁スペース確保と 熱伝導率向上を狙います。
住宅における緑のカーテンの 温熱環境緩和効果の実測
高熱放射フィラー (Rad-1) について エス・ジー・ケイ有限会社.
みさと8m電波望遠鏡の性能評価 8m (野辺山太陽電波観測所より) (New Earより) 和歌山大学教育学部 天文ゼミ  宮﨑 恵 1.
PVパネル一貫製造システム.
セラミックス 第9回 6月18日(水) セラミックスの物性.
[Last Update 2015/04/30] 建築環境工学・建築設備工学入門 <基礎編> 熱移動の基礎.
アルミ角パイプの 放熱性向上.
早稲田大学理工学部 コンピュータネットワーク工学科 山崎研B4 大野遙平
コンビニ向け省エネ対策システム (提案事例)
SUKUMO断熱塗料要旨 【概要】 ㈱パワーコンサルティング(松阪市)が販売権を持つ断熱塗料である。
熱伝導グリース このグリースにRad-1シートを添付します。 其れをグリース使用前に面に敷き絶縁スペース確保と 熱伝導率向上を狙います。
蒸気圧と沸点 『水の沸点は変化する』.
マイケルソン・モーレーの実験の検証 マイケルソン・モーレーの実験ではもう一つの往復光を垂直方向に分けて行った。
8.伝熱(2).
本時の目標 「相似な図形の相似比と面積比の関係を理解し、それを用いて相似な図形の面積を求めることができる。」
エス・ジー・ケイ 平塚市ふじみ野2-20-1 TEL;
省エネルギーを指向した複合ビルの環境設計
メンバー 梶川知宏 加藤直人 ロッケンバッハ怜 指導教員 藤田俊明
熱交換機の効率向上 熱吸収・放射塗料による 2019/2/28.
B: 黒体輻射 2006年10月16日 単位名 学部 :天体輻射論I 大学院:恒星物理学特論IV 教官名 中田 好一
シリカガラスの熱的性質 I 粘度,特性温度,熱膨張,比熱,熱伝導 福井大学工学部 葛生 伸.

超低コスト型色素増感太陽電池 非白金対極を使用 色素増感太陽電池 Dye-sensitized solar cells (DSSCs)
1.光・音・力.
電磁気学C Electromagnetics C 5/29講義分 電磁波の反射と透過 山田 博仁.
小規模ソーラー設置による 収益計画 エス・ジー・ケイ有限会社 神奈川県平塚市ふじみ野2-20-1   TEL 0463-58-2696.
本時の目標 円の性質と、円と直線の関係を理解する。 円の接線の作図をすることができる。
M-HEXA マイクロ気液熱交換器 東京大学工学系研究科 鹿園研究室 株式会社イワモト 有限会社カンドリ工業 有限会社和氣製作所.
X線CCD検出器 ーCCD‐CREST(deep2)ー の性能評価と性能向上 (京阪修論発表会)
遮熱性塗料の断熱性能評価実験  柏原 雅史.
集合住宅団地における棟間気流性状および 外壁面対流熱伝達率の実測
断熱Low-Eガラスが冬期の自然室温に及ぼす効果
最近の宇宙マイクロ波背景輻射の観測 銀河の回転曲線 回転曲線の測定値 NASAが打ち上げたWMAP衛星が観測
住宅における通風時の温熱環境および 省エネルギー効果に関する実証研究 増田真也
コケを用いた屋上緑化の ヒートアイランド緩和効果に関する屋外実験
マイクロリアクターグループ マイクロリアクター 期待効果 の特長 ◆迅速かつ精密な温度制御 ◆反応器容積が極小 ◆不均一反応効率の向上
赤外線反射 省エネルギー塗料 高機能セラミック系 IR2800 株式会社ハネリューコーポレーション.
京大岡山3.8m望遠鏡用高分散分光器 京大宇物 岩室史英 サイエンス 太陽型星のスーパーフレア現象の解明
マイスターⅡ 窓シリーズ商品 商品性能 快適を創る優れた商品性能 H-5相当 T-1(25)等級 T-2(30)等級 W-4(35)等級
色素増感太陽電池を作って発電実験をしてみよう ーSPPでの授業実践を通してー 川村 康文 「遺伝 2005年11月号」掲載
電子システム専攻2年 遠藤圭斗 指導教官 木下祥次 教授
超流動デモ実験 低温物質科学研究センター 松原 明 超流動4Heが見せる不思議な世界 ・超流動4He ・スーパーリーク ・噴水効果
地球観測実習  草津白根山における 比抵抗構造探査 新谷 陽一郎   森真希子     指導教員   小河 勉 飯高 隆.
CPU冷却用素子の開発 理工学研究科環境制御工学専攻 長谷川 靖洋
研究背景と目的 解析結果・グラフ 解析手法 今後の展望 太陽光模擬の高精度化 熱中症リスク評価シミュレータの開発と応用
研究背景と目的 解析結果・グラフ 解析手法 データベース化結果・今後の展望 データベース化 熱中症リスク評価シミュレータの開発と応用
蓄光LED管について     省エネルギーに寄与します。     登録済 特許第 号 エス・ジー・ケイ有限会社.
氏名:学籍番号 出願番号 : 特許出願2009-253205 出願日 : 2009年11月4日 公開番号 : 特許公開2011-99920
熱放射層による 熱源の放射冷却について.
輻射伝搬効果の検証(中) 都丸隆行.
高架台 メガソーラーによる シーサイド・ソーラー計画 災害時の仮設避難場所にもなります
ここでは、歪エネルギーを考察することにより、エネルギー原理を理解する。
海氷の生成を考慮した 流氷運動の数値計算 指導教官 山口 一 教授 船舶海洋工学科 80403 昆 純一.
シンチレーションファイバーを 用いた宇宙線の観測
熱伝導方程式の導出 熱伝導:物質の移動を伴わずに高温側から低温側へ熱が伝わる現象 対流、輻射 フーリエの法則Fourier’s law:
Presentation transcript:

高効率・太陽電池 エス・ジー・ケイ有限会社

熱伝導と熱放射の関係 (水道で例えると・・・) 熱伝導と熱放射の関係 (水道で例えると・・・)   領域Ⅰ 領域Ⅱ 蛇口(熱放射率)      細い=熱放射率が小さい 水源(熱源) 水道管の太さ (熱伝導率) 水流は少ない (放熱しにくい) 蛇口が細ければ、水道管がいくら太くても 水の流れる量は少ない つまり いくら熱伝導率が高くても、熱放射率が低いと、放熱されない!! ・従来は熱伝導が重要視されていたが、  最近になって熱放射が注目され始めてきた。   →熱放射率が高い素材が必要。

【A】発電効率を4.6%もアップ ・・・セルの温度は10.2℃も低下 バックシートに 高熱放射材を配置 放熱 原理:第一段階 従来のPV 今回の高効率PV ガラス ガラス 上EVA 上EVA セル 61℃ セル 50.9℃ 下EVA 下EVA Back Sheet Back Sheet 温度高い (60℃) 温度低い (50.7℃) バックシートに 高熱放射材を配置 放熱 放熱 原理:第一段階 ・従来のバックシート面に高熱放射材を配置し、熱放射を大にする。  その結果セルの熱はバックシートの外部に放射されるので、  セルの温度を低下させることができる

【B】変換効率も0.64%もアップ 放熱 原理:第二段階 ・下EVAには放熱フィラーを入れセルの放熱性を向上させる。 従来のPV 今回の高効率PV ガラス ガラス 上EVA 上EVA セル 61℃ セル 50.9℃ 下EVA 下EVA 下EVA Back Sheet Back Sheet 放熱フィラーを 入れたシート 温度高い (60℃) 温度低い (50.7℃) 放熱 放熱 原理:第二段階 ・下EVAには放熱フィラーを入れセルの放熱性を向上させる。  下EVAを作り、従来通り、真空ラミネートする。

【C】付随効果;白色の放熱フィラーを用いているので 回帰反射により、更に発電効率が上がる!  回帰反射により、更に発電効率が上がる! 回帰反射PV 従来のPV 光 光 Grass Grass 回帰反射   Uppet EVA   透明 EVA White EVA 透明 EVA Back Sheet Back Sheet 発電に寄与しない迷光 反射率の高い 放熱フィラーの量を節約

[D] 太陽電池への応用例(熱放射シート間の熱放射伝達) ガラス;3mm 上EVA シリコンセルの裏に 貼るのでセルは固定される T1 シリコンセル T2 25μ 熱放射シート 熱放射率高く ε=0.97 下EVA;熱伝導率 低く 0.17W/mK T3 熱放射で伝達 バックシート T4 耐候性樹脂・熱放射 フイラー入り 外気(Ta) 外気(Ta)へ熱放射は大きい

変換効率1%アップも夢ではない!! 【E】高効率PVの製造工程 EVAペレットに放熱フィラー(白)を混練する。 混練したペレットを粉砕する。 下EVAシート25μを造る。 従来の下EVAの上にラミネートする。フイラーの量は節約しつつ    回帰反射効果を持たせる。 高効率PVが出来る 将来の計画 (1)回帰反射効果の実測を行い、効率のさらなるアップを追及する。 (2)前記【A】【B】の効率アップには回帰反射の効果を算入していない。 変換効率1%アップも夢ではない!!

【F】予備実験データと将来目標 今回の新提案PVの目標値 60℃ 現状のPVの実測値 25℃ 変換効率(%) 温 度 15% 現 状  新提案  BS温度 80℃ 70 60 50 40 30 20 今回の新提案PVの目標値 変換効率(%) 60℃ 温 度 15% バックシート温度 現状のPVの実測値 25℃ 時間(分)

【G】PVセルからバックシートへの放熱 放熱に影響する熱伝導材の物性 光 PV セル 放熱+ バックシート

(1)バックシート温度(放射面温度)T2の実験値を Qr+c=(hr+hc)・A・(T2-T3)に入力し、Qr+cを求めた。 Q Qr+c T1 T2 T3 λ L A H ε hr hc Qr Qc 放射 自然対流 放射放熱 対流放熱 発生熱量 放散熱量 熱源温度 放射面温度 周囲温度 熱伝導率 熱伝導厚み 断面積 断面直径 放射率 熱伝達率 W ℃ W/mK m ㎡ W/㎡K W 254.96 254.9653 61.16982 60 23 0.17 0.00078 1 1.1286 0.5 3.527564829 3.36339 130.5199 124.4454 257.1 257.1018 50.91109 50.7 0.95 0.912 6.153077568 3.128576 170.4402 86.66155 <計算方法> (1)バックシート温度(放射面温度)T2の実験値を     Qr+c=(hr+hc)・A・(T2-T3)に入力し、Qr+cを求めた。    周囲温度T3=23℃であったので、それを入力した。 (2)Qr+cの数値を一旦Qに入力する。 (3)Qの数値を用いて式;Q=λ・(A/L)・(T1-T2)からT1を求める。 (4)Qの数値をQ=Qr+c になるように、Qを変更する。 (5)最終のT1(セル温度)が解答である。 (6)熱伝導厚み=EVA(600μ)+バックシート(180μ)=780μとした。 (7)バックシートの放射率は0.5を0.9に向上させて計算した。 (8)熱伝導層のλを0.17から0.912に向上させて計算した。 (9)放射放熱Qrの方が対流放熱Qcよりも大きい。   放熱総量;Qr+c=Qr+Qc

エス・ジー・ケイ有限会社 特許申請済み ライセンス供与可能です 〒259-1211 神奈川県平塚市ふじみ野2-20-1 TEL:0463-92-2575 E-MAIL: ks@et-dot.com