大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科 入部正継

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信号伝搬時間の電源電圧依存性の制御 による超伝導単一磁束量子回路の 動作余裕度の改善
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大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科 入部正継 → AOの制御系設計による機器仕様詰め 補償光学動的モデル 大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科 入部正継

本日の内容 1.DM88の動的特性(仮)と離散化の影響 2.AO系での制御器設計と離散化の影響 3.DM,WFS等のデバイス条件見積り

1.DM88の動的特性(仮)と離散化の影響 メーカ記載の過渡応答 簡易的に求めたモデルの過渡応答

1.DM88の動的特性(仮)と離散化の影響 ※動作保証する周波数帯域の 5倍~10倍のサンプリング 周波数であることが望ましい   5倍~10倍のサンプリング   周波数であることが望ましい 信頼性の限界ライン 信頼性の限界ライン 信頼性の限界ライン 10 100 1k 10k 10 100 1k 10k

2.AO系での制御器設計と離散化の影響 1.参照光によるキャリブレーション   →キャリブレーション値を固定

2.AO系での制御器設計と離散化の影響 1.参照光によるキャリブレーション →キャリブレーション値を固定 2.測定対象の入射光が入力   →キャリブレーション値を固定 2.測定対象の入射光が入力 3.キャリブレーション値=制御入力,   入射光=外乱,と定義する

2.AO系での制御器設計と離散化の影響 1.参照光によるキャリブレーション →キャリブレーション値を固定 2.測定対象の入射光が入力   →キャリブレーション値を固定 2.測定対象の入射光が入力 3.キャリブレーション値=制御入力,   入射光=外乱,と定義する 4.システムモデルの一般系表示 ’

2.AO系での制御器設計と離散化の影響 n → y の周波数応答 r → y の周波数応答 d → y の周波数応答 Woofer制御系の周波数応答(ゲイン,Bode線図) n → y の周波数応答 r → y の周波数応答 d → y の周波数応答

2.AO系での制御器設計と離散化の影響 fs = 10 kHz 理想(連続時間) fs = 1 kHz fs = 2 kHz ~1kHz保証

3.DM,WFS等デバイス条件見積り ■Woofer系の信号処理速度を見積もる ■Tweeter系の信号処理速度を見積もる                ・・・・ 666.6 ms (fs = 1.5 kHz) ・DM or WFSの1素子あたりの制御演算の所要時間   ・・・  666.6 ms /88ヶ =  7.57 ms (fs = 132 kHz)         → 何ステップの積和演算を見積もる? ■Tweeter系の信号処理速度を見積もる ・DM/WFS使用時の制御系の更新周期                ・・・・ 200 ms (fs = 5.0 kHz) ・飛騨天文台  DM fs :1200Hz →制御帯域400Hz?  大気揺らぎ:28Hz ・・・十分? ・DM or WFSの1素子あたりの制御演算の所要時間   ・・・  200 ms /1000ヶ =  200 ns (fs = 5.0 MHz)         → 何ステップの積和演算を見積もる?

おまけ ■ご提案   ・・・工学領域とのコラボレーション ・計測自動制御学会 システムインテグレーション部門               調査研究委員会発足のご提案