エンディングノートの 記載内容事例と使用目的について エンディングノートとは? エンディングノートの 記載内容事例と使用目的について
遺言書とどう違うの? エンディングノートは「亡くなってから葬儀までの間に必要な内容」を書くもの。 遺言書は、葬儀後に遺族に対して伝えられる内容を書くもの。 エンディングノートには自分の書きたい内容だけでも構わない。 遺言書には、遺産、相続などに関して必要事項をもれなく記載すること。 記載漏れがあると無効、または争いの火種になる。
エンディングノートに決まり事はあるの? フォーマットは特にありません。 各種のエンディングノートが市販されています。 例えば、A4コピー用紙でも、巻紙でも構いません。 内容を変更したくなれば何度でも変更は可能です。 作成後は必ず家族等には存在を伝えておきましょう。 ⇒葬儀までの内容が主です、家人が存在を知らなければ無意味です。 ☆ いきなり完成形を作成する必要もありません。 まずは書き残したいテーマを絞り込んで ひとつづつまとめていく方が結果的にスムースに作成できると思います。
具体的に何を書けば? 例) あくまでも、個人的な見解での事例です・・・(事例は次頁以降に) 遺言に関して(事例1)参照 例) あくまでも、個人的な見解での事例です・・・(事例は次頁以降に) 遺言に関して(事例1)参照 メッセージ (事例2)参照 葬儀に関して(事例3)参照 連絡して欲しい各方面のメンバー(事例12から15)に関する項目 ⇒自分からの最期の「近況報告」です。 金銭関連(事例5から7) ⇒遺言書と重複しますので簡潔で構わないと思います。
具体的な記載事例① 1)遺言に関する件 2)メッセージ 3)介護・死に際して等 あるならばどういう種類(公正証書、自筆等)で作成したか? 1)遺言に関する件 遺言書を用意してあるか、否か? あるならばどういう種類(公正証書、自筆等)で作成したか? どこに保管してあるか、誰に託してあるか? 2)メッセージ 配偶者、子供、両親兄弟、友人知人、恩師等に残す感謝、別れの言葉。 ⇒遺言と大きく異なる点です、想いを伝える最期の機会をここに設けます。 3)介護・死に際して等 自宅がいいのか、病院がいいのか? 延命治療の是非 尊厳死の希望について 臓器提供の意志 ⇒突然の事故や発症で意思表明が難しくなった場合 ここに記載してあれば、想いは伝わります。
具体的な記載事例② 葬儀の内容について(一般葬・家族葬・直葬等の指定) 4)葬儀に関して 告別式をやるかどうかの指示。 4)葬儀に関して 葬儀の内容について(一般葬・家族葬・直葬等の指定) 告別式をやるかどうかの指示。 葬儀用の遺影は用意してあるか否か? 戒名は必要かどうかの意思表示 一般葬の場合は葬儀費用を賄う口座名と葬儀費用の大枠等 誰に連絡を取ってもらいたいかのリスト・一覧表など 以上の1)~4)については遺言書では対応できません。 これがエンディングノート作成の主な目的です。
具体的な記載事例③ 5)不動産・預貯金・有価証券・生命保険等 6)住居に関連する項目 7)ローン等 内容でいいと思います。 ⇒ 遺言書で詳細を記載しますから必要最小限の 内容でいいと思います。 6)住居に関連する項目 マンションであれば管理会社の連絡先 光熱費、TEL、有料TV等の連絡先、支払方法 支払いに使っている口座名と支払日(振込か引き落としか) 7)ローン等 マンション、一軒家、自動車、その他継続中のローンが あれば、その内容(借入先・連絡先・取引口座・金額・支払日等)
具体的な記載事例④ 8)クレジットカード、会員証等 9)クルマ 車種、ナンバー カードの種類、有効期限 カード番号 発行会社の連絡先 カードの種類、有効期限 カード番号 ゴルフ会員権等なら保証金の有無 年会費の有無や取引口座 カード、会員証の保管場所 9)クルマ 車種、ナンバー 駐車場(自前か賃貸か、賃貸なら連絡先と取引口座、金額等) 任意保険の証書等の保管場所 車検証 その後の処分方法(売却や寄贈等)
具体的な記載事例⑤ 10)ペットの扱い 11)形見分け・寄付等 12)家族・親族一覧(氏名・自分との間柄・住所連絡先等) 引き取り先、又はその要望等 11)形見分け・寄付等 誰に、何を形見分けしたいか? ⇒相続の絡みがあるので全て叶うとは限りません。 寄付ならば、希望する団体名、法人名等 12)家族・親族一覧(氏名・自分との間柄・住所連絡先等) 13)友人・知人一覧(同上) ⇒12)と合わせ、ここで連絡をして欲しいメンバーやしなくていいメンバーを 選別しておくことも出来ます。 ※私は簡易選別法として、連絡してもらいたい方からの年賀状を一緒に保管しています。
具体的な記載事例⑥ 勤務先の部署名、連絡先、取引先のリスト等 町内の知り合い ⇒自分の最期を知って欲しいメンバーを記載します。 14)会社関係等 勤務先の部署名、連絡先、取引先のリスト等 これも、連絡を希望する相手を選別できます。 15)その他の関係者リスト 町内の知り合い 趣味・同好会等のメンバー かかりつけの医者 行きつけの店等 ⇒自分の最期を知って欲しいメンバーを記載します。 ☆項目の末尾(各ページ)には 自筆の署名、記載年月日を記入。
終わりに まずは、書いてみましょう。 最初は年賀状での連絡先リスト作り? 出来れば、親子でそれぞれの作成を!