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Presentation transcript:

REFEREE STANDARD QUALITY 2PERSON-OFFICIATING  REFEREE STANDARD QUALITY マニュアルの4原則については、従来からの変更はなく、正しい判定を続けていくうえでベースとなる考え方である。 動かなくても良い、もしくは動いてはいけないというニュアンスの言葉が、聞こえてくるが、それは誤りである。

正しい判定のために BOXING-IN (Primary, Big Picture Mentality) 2PO MECHANICS 正しい判定のために 審判の動きの4原則 BOXING-IN (Primary, Big Picture Mentality) ALWAYS MOVING (Position Adjust) SPACE-WATCHING (Referee Defense) PENETRATION (Position adjust)

正しい判定のために BOXING-IN ALWAYS MOVING SPACE-WATCHING PENETRATION 2PO MECHANICS 正しい判定のために 審判の動きの4原則 10人のプレイヤーをつねに自分と相手審判の視野の中に入れておく BOXING-IN ALWAYS MOVING 絶えずよい角度(アングル)と視野を求めて位置を変える SPACE-WATCHING からだの触れ合いが起こっているかいないかを判断する (Cut, Adj) マニュアルの4原則については、従来からの変更はなく、正しい判定を続けていくうえでベースとなる考え方である。動かなくても良い、もしくは動いてはいけないというニュアンスの言葉が、聞こえてくるが、それは誤りである。 しかしながら、これまでAlways movingとSpace-watchingを重視した考え方をしてきたために、審判が目的なく動くことで、自らブラインドをつくってしまう傾向、もしくは動きながら判定をしてしまう傾向がみられたことも事実である。審判が見ていないプレイをなくすこと、自分のprimaryを確実に判断することの必要性を再認識することをしていきたい。 PENETRATION バスケットに向かって踏み込んでそのプレイを確認する

2PO MECHANICS / Primary Primaryとは、責任エリアとプレイのことである。まずprimary coverageを確実に判断し、大きなミスをすることなく判定を続けることが大切である。2POの場合、ペイントエリアについてはdual coverageと考えてよい。審判は3POと比べて確実に1人少ないわけであるから、Tのprimary coverageはおのずと広範囲にならざるを得ない。また、ペイントエリアの判定により積極性を持つことが必要になる(dual coverage)。

主な用語の紹介 FOM(フリーダム・オブ・ムーヴメント) オフェンス・ディフェンス共にコート上を自由に動く権利 RSBQ(リズム・スピード・バランス・クイックネス) 判定する際にこれらの要素に影響があったときにファウルを判定する

AOS(アクト・オブ・シューティング) ショットの動作 NF(ノーマル・ファウル) UF(アンスポーツマンライク・ファウル) TF(テクニカル・ファウル) DQ(ディスクオリファイイング・ファウル) タクティカル 戦術としてファウルをすること

2PERSON-OFFICIATING トレイル/ハーフコート

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Ball-side Strong-side Weak-side 3POの場合、LとTが位置することで(strong-side)をカバーしball-sideをカバーし、Weak-sideはCがカバーすることによりboxing-inを形成する。よって、3人の審判のprimary-coverageの範囲は狭くなり、プレイに対応するそれぞれの動きは少なくなり、動きながらの判定につながることがなくなる。 2POではCがいないため、コート上を2人の審判でboxing-inする必要があります。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfCourt Ball-side Strong-side Weak-side 3POの場合、ボールがweak-sideに移動した場合、Cのprimaryになるため、Tの移動距離は長いものにはならない。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt 2POの場合、Tのprimaryになるので、ボールとその周辺を判断できる位置取りをする必要がある。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt 身体の向きを工夫したり、瞬間的にエリア1方向を確認するなどして、視野の確保をする技術が必要。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt SCREEN PLAY 例えば、エリア1でスクリーン・プレイがあった場合、Lからの判断はできない。このプレイもTのprimaryと考えることが必要。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt 通常フリースローランより下(エンドライン側)に降りることはない。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt TURNOVER Tがドライブに対して、エンドライン方向に下がることは、ブラインドを自らつくる動きとなることが多い。 また、この動きはターン・オーバーがあったときにニュー・リードに入ることを困難にする動きでもある。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt cross step ドライブ方向と逆方向への動き(cross step)をすることでプレイに対して良いアングルをとることができる。また、オフェンスとディフェンスのスペースを見ることができる位置取りになる。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt これまで、2POのTは横のスペースを確認することを重視してきたが、状況により縦のスペースを捉えることも加え、より積極的な判定を求められる。3POのTとCの役割(primary)を果たすことでコート上のplayをLと協力して判定することが必要である(boxing-in)。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Tが1on1のスペースにのみとらわれてしまうと、次のプレイへの予測がないままに判定をしてしまうことにつながるケースがある。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt プレイとのアングルを意識せず、オフェンスの意図するシュートチャンスをつぶしてしまうコールをしてしまうケースがある。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Ball-side Strong-side 3POではball sideに2人の審判が配置されます(strong-side)

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Ball-side Strong-side Weak-side 3POではWeak-sideはCのprimary areaですが、2POではLがball-sideに移動した場合、Weak-sideをどちらの審判も掌握できなくなる。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Lがball-sideに配置した場合、Tはペイントに注意を払いながらエリア3を視野に入れることのできる位置に移動し、Weak-sideの状況を感じておくことも必要になる。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt ペイント内で取り上げなくてはならない現象があった場合コールする必要がある。そのために、原則として、エリア3のプレイだけを見に行くような大きな動きはしない。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt リードが移動してきてもブラインドとなる場合が多い。 Lがset up positionに位置したままの場合には、Tのprimaryであることになる。このケースではTの感性が重要になる。 判定の手順はマニュアル通り①Lが時計を止める合図をする。②Lからhelpを求められた場合、Tがdirectionを示す。③Lがdirectionを示す。2人は常にパートナーの位置を確認することが必要であり、pre-game-conferenceで打ち合わせをしておかなくてはならない。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt このようなドライブでも、Lがset up positionに位置したままの場合には、Tのprimaryであることになる。Tの感性が重要になる。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt × Incorrect Tとplayの距離が遠い場合、Lのprimaryとして解決するしかない。メカニクスを理由に正しい判定をしないことがあってはいけない。また、この位置のLからはcross callとなりblind callとなり誤った判定に結び付きやすい。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt cross step このようなドライブでも、Lがset up positionに位置したままの場合には、Tのprimaryであることにあらゆる方法をもって、正しい判断から判定につなげる努力と工夫をすることが求められる。なる。Tの感性が重要になる。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt × Incorrect TURNOVER このケースではTも同じトラップdefに意識をもつことは、次に起こるプレイに対応できなくなる。 ①turn over ②ペイント、特にリング付近のshot

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt TURNOVER このケースでTも同じトラップdefに意識をもつことは、次に起こるプレイに対応できなくなる。 Tは次のプレイに注意を払い、次に起こりうる(予測)プレイに対応できる位置取りをしておく。 そのうえで、実際に起きたプレイを判断できる位置に移動する。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt このケースでTも同じトラップdefに意識をもつことは、次に起こるプレイに対応できなくなる。 Tは次のプレイに注意を払い、次に起こりうる(予測)プレイに対応できる位置取りをしておく。 そのうえで、実際に起きたプレイを判断できる位置に移動する。

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt 3POでは、トレイル(T)とセンター(C)が配置されている。 2POのTは、TとCの役割を担いながら状況によりLのカバーを求められる

2PO MECHANICS / TRAIL : halfcourt Primaryをより強く意識することで、感性が養われる! パートナーの位置を知ることで、感性が養われる! コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!

2PERSON-OFFICIATING トレイル/フルコート

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLcourt

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLcourt 3POでは、ターン・オーバーの際、バックコートにTとCが配置されているため、ボールを二人で挟むことができる。 Tは、審判を入れた12人の後方に位置しながらフロントコートに進む。 そのためLはいち早くエンドラインに進む(FIBAは4秒でと言っている)ことができる。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLcourt 3POではballが右展開(ドリブルorパス)になった場合でもCがいることで、Tの移動距離は大きくなることはない。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLcourt

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT 2POでは、ballの進行(パス・ドリブル)に対して、Tは左側後方を追従する。ballがコートの左側で進行する場合、Tはplayとの距離を保ち、前方への視野の確保をする。また、8sec(24sec表示),game clockの確認にも責任を負わなくてはならない。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT 2POでは、ballが右側に展開(ドリブル・パス)された場合、3POのCがいないため、playを正しく判断する審判がいないことになる。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT × Incorrect 右側展開に対応したTは、Mid lineをこえてball付近に近づきすると、「次のplayの展開」を予測することができない。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT × Incorrect 右側展開に対応したTは、on ball 1on1が見えるから安心という理由だけで考えていると、「次のplayの展開」を予測することができない。Playに対して良いアングルを保つことが必要である。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT × Incorrect このことは、プレッシャーdefの状況でも同様である。左側後方を追従する意識をもつことが必要である。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT 右側展開に対応したTは、ball付近だけに集中すると、「次のplayの展開」を予測することができない。この場合も、Lがいないコートの左側の様子を確認しておくと良い。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT コートの右側に展開されたのち、L方向にballが進んだ場合、ballとその周辺はLのprimaryになる。Tはset up positionに移動し、ball周辺以外(自分のprimary)の掌握をする。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT balllがエリア2に落ち着いた場合、on ball 1on1を判断するとともに、その周辺を視野に入れ、次の展開を予測する。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT Ballがエリア2からエリア3に展開した場合、ballとその周辺を確認できる位置に移動する。この際も、自分の左側のplayを承知しておくことで、次の展開を想像できる。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT ballが3番playerにわたった場合、shotもしくはドライブに備える。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT cross step ドライブに対して、cross stepなどで対応し、トラベリングやファウルが起きた場合、必ずcallしなければならない。 ➡primary coverage / obvious play

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT 2POのTはバックコートのすべてに責任を持つ(primary) 2POのTは8sec、バックコート・ヴァイオレイション、 Game Clockなどの掌握をする役割を持つ Shot成功後のT.Oにも注意を払わなくてはならない。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT 2POのTは視野の確保が必要である! Ball Playに近づきすぎない 常にプレイに対するアングルを意識する

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT Primaryをより強く意識し、自分が責任をもつPlayをしっかり 判定することが「協力」の第1歩である! コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!

2PERSON-OFFICIATING リード/ハーフコート マニュアルの4原則については、従来からの変更はなく、正しい判定を続けていくうえでベースとなる考え方である。 動かなくても良い、もしくは動いてはいけないというニュアンスの言葉が、聞こえてくるが、それは誤りである。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT SET UP POSITION Close down Rotation 3POの3つの用語を使いながら2POのLを理解していくことが必要である。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT SET UP POSITION Close down Ballがエリア2にある場合、Lはclose downをし、set up position/Rotationに移行する準備を行います。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT SET UP POSITION Close down Rotation Lは決して立ち止まって眺めている状態を保つのではなく、状況に応じてset up position/close down/Rotationを使い分ける。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT No working area バックボードの後ろにたたずむことは多くのプレイに対してブラインドをつくることになる。No working areaと呼ぶ。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT ペイントエリアはLのprimaryである。アングルを意識することで、「ball中心の見かた」を修正すること。また、playとの距離を一定に保つことも重要である。極端にエンドライン後方に位置することは、的確な判断の妨げになる(エンドライン後方1.5mから2m)。 Lのprimary playに対して、ball playでもoff the playでも、状況を判断できる良いアングルをとることが必要である。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Lのprimary playに対して、視野を狭めるアングルの取り方をすると、近づいてくるプレイが速く感じられることが多く、ヘルプディフェンスの確認やノーチャージ・セミサークルの確認ができにくくなる。また、リバウンドプレイも含めてブラインドをつくってしまうケースも起こる。 もちろん、jump shotのスペースを見極めることが必要なケースも起こりうる。審判にとって大切なことは、そのplayに応じた適切な位置を確保することである。アウトサイド・インを原則とする。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT × Incorrect ドライブに対して、リング方向に入り込む動きは視野を狭めてしまい、help defenseなどの“play”の状況判断ができなくなりやすい。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT SET UP POSITION 2PO Close down Lは常にペイントエリアのplayに注意を払いながらも、自分のprimaryに入り込んでくるplayに対して良いアングルをとることができるよう、set up positionとclose downをタイミング良く使い分け、視野を狭めることなく状況を判断し、正しい判定につなげる。 ※動きながらの判定をしないことはすべてにおいて大切なことの1つである。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT もちろん、必要に応じてそのplayを確認できる位置に適切に動くことは常に必要である。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT defense foul offense foul traveling Out of bounds 5sec held ball turn over 特別なケースとして、L側のサイドラインでトラップdefが行われたとき、以下の判断を同時にできる位置に移動する感性が必要になる。 ①defense foul ②offense foul ③トラベリング ④アウトオブバウンズ ⑤5sec ⑥held ball ⑦turn over

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT × Incorrect TURNOVER このケースでTも同じトラップdefに意識をもつことは、次に起こるプレイに対応できなくなる。 ①turn over ②ペイント、特にリング付近のshot

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT offenseが危機を回避した場合、set up positionに戻り、ペイント内に気を配る。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Ball-side Strong-side Weak-side 3POではWeak-sideはCのprimary areaですが、2POではLがball-sideに移動した場合、Weak-sideをどちらの審判も掌握できなくなる。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Lも、ball-sideに移動しながらも、ペイント内に目を残しWeak-Sideの状況も知っておくことが必要である。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT エリア3、4を視野に入れておくことで、いつでもboxing inの状態に戻ることができる。その際慌てずに、常にペイントエリアに注意を払いながら移動する。 3POのLでは走って移動することは避けるが、2POの場合、必要に応じて走るケースもある。が、その場合でもペイントエリアに注意を払うことは同様である。 エリア3、4で確認すべきplayが行われている場合には、ゴールの右側に行くことを避けなければならない。この場合、ball playはTが責任をもって判断する。プレ・ゲーム・カンファレンスで確認すべきケースの1つである。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT SET UP POSITION Rotation Set up positionからRotationするのは距離が遠く、タイミングの悪い移動となったり、勢いよく走る必要が生じ、ブラインドコールや動きながらのコールとなってしまうことがある。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Close down SET UP POSITION Rotation プレイの状況により、Close downをしてからRotationに行くことで、移動距離は短くなり、余裕をもってペイントエリアに注意を払うことができる。 3POでも、Rotationをする準備としてClose downしておくことが必要になる。特に3POではペイントエリアに注意を払いながら移動は走らずに歩く習慣をつけることが大切。そのためには、primaryとplayの予測を身に着けることが必須となり、多くの経験を積む努力をしなければならない。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT 2POの場合、ウイークサイドにCがいないため、左側のサイドライン近くに重要なplayがあった場合、状況を確認するために走ることが必要な場合がある。 Rotationを行ったときにweak sideを視野に入れておくことで正しい判断→判定につなげることが大切である。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT × Incorrect このようなケースではLからは正確な判断ができずらくなる。 また、set up positionからの移動でもブラインドとなる場合が多い。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Playの状況に合わせて、close downしておくことでスムーズなRotationにつなげる。Rotation後もアウトサイド・インのアングルでplayをとらえる。目的は正しい判断と判定にあることを再確認すること。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT × Incorrect Cross call Straight Line Tとplayの距離が遠い場合、Lのprimaryとして解決するしかない。メカニクスを理由に正しい判定をしないことがあってはいけない。また、この位置のLからはcross call/Straight Lineとなり誤った判定に結び付きやすいので避けなくてはならない。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Tとplayの距離が遠い場合、Lがclose downしておくことによって、ドライブへの対応をする必要が生じる。このケースでも、慌てて動き出すことは、正しい判断につながらないことがある。ペイントエリアの判断を継続しながら位置を変えることが必要である。自動的に動き出すことは避けなければならない。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT このようなドライブでも、Lがset up positionに位置したままの場合には、Tのprimaryであることになる。Tの感性が重要になる。あらゆる方法をもって、正しい判断から判定につなげる努力と工夫をすることが求められる。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT 3POでは、トレイル(T)とセンター(C)が配置されている。 2POのLは、よりペイントエリアに細心の注意を払うことが必要になる。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT 実際に展開されるPLAYによって、SET UP POSITION/ CLOSE DOWNの判断を明確にしておくことが大切になる。 ボールの動きだけをもとにAutomaticなRotationをすることは両審判が確認できないPLAYを生むことになる。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT Primaryをより強く意識することで、感性が養われる! パートナーの位置を知ることで、感性が養われる! コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!

2PERSON-OFFICIATING リード/フルコート マニュアルの4原則については、従来からの変更はなく、正しい判定を続けていくうえでベースとなる考え方である。 動かなくても良い、もしくは動いてはいけないというニュアンスの言葉が、聞こえてくるが、それは誤りである。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT そのため、3POのnew Lは直線的にエンドラインの後方にpositionをとることが優先されます(FIBAは4secで)と言っています。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Ballが右方向に展開されても、Lは直線的に走ります。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Lは、いち早くエンドラインの後方ですべてのplayerを待ち受けることが大切です。その際、コート内を見ながら走る習慣をつけましょう。決して、エンドラインに顔を向けながら走ってはいけません。 BallがTサイドに展開した場合、boxing inを意識しながら、通常はset up positionに移動します。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Tが何かの理由で遅れている場合は、フロントコートのplayerの状況でclose downのpositionに位置することがあるかもしれません。しかし、この場合でもplayerに近づきすぎると、そのplayが速く見えてしまったり、blind positionになることがありますので、playに対するアングルは強く意識しましょう。

2PO MECHANICS / TRAIL : FULLCOURT Ballが右側に進行した場合、Tはballに追従するため、2人の審判がコートの右側に寄ってしまう配置となります。LはTの位置とplayerのフロアーバランスなどを考慮し、いつでもコートの左側に移動できる準備をしておくことも必要です。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Tがバックコートにとどまらなくてはならない場合に、直接ゴール付近のshotにつながるパスがくるケースもあります。2POでは、Lがショート・カットをしてでもshot playを確認しなければならないケースです。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT 通常バックコートはTのprimaryですが、このケースではLの協力が必要になります。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT フルコートdefなどで、バックコートに6人のplayerがいる場合は、Tに協力するため、センターライン付近にとどまることが必要です。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Tがplayを判断できる位置にくることを確認しながらエンドライン方向に走ります。この時、フロントコートのフロアー・バランスやplayを確認しながら走ることが大切です。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Lは常にコート上を確認しながら移動し、次に展開されるplayに対応する。コート上のplayerを2人の審判で確認し続ける意識を持つ(boxing-in)。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT BallがLのprimaryに進んだ場合はballとその周辺を判断する。Tがそれ以外のplayを判断してくれている。この場合もballだけを見るのではなく、ペイントエリアに飛び込んでくるplayerを意識しておくことが必要である。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT Ballの展開にもよるが、Lはペイント内に注意を払い続ける。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT エリア3にballが移動した場合、Tがballとその周辺を確認する。Lはball playを視野に入れながらも、ペイント内に注意を払い続ける。ballを無視することは、ドライブへの対応等ができなくなる。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT 2PO(3PO)のLは全てのPLAYに先行する コート内に視野を確保し常に判断すること。 速攻の場合、playとの距離が近づきすぎると、playが速く感じられてしまうので注意を払うこと。 常にTのポジションに注意を払い、いつでも協力できる準備をしておくこと。

2PO MECHANICS / LEAD: FULLCOURT PRIMARYをより強く意識し、自分が責任をもつPLAYをしっかり判定することが「協力」の第1歩である! コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!

2PERSON-OFFICIATING スローイン

2PO MECHANICS / throw-in ※スローインの際に審判が選手のどちらからボールを渡すかについての原則を提示します。しかしながら、プレイの予測、例えばトラップdef等が予測される場合においては、当該審判の考えのもと、次に起こるプレイに対応しやすい側から渡すことは何ら問題のあることではない。 3POでも2POでも、この位置のエンドラインからのスローインは外側から手渡しをします。Offenseの配置に対応してTとLでboxing-inを形成し、2人が見ていないプレイがないようにします。選手やTOがプレイの始まりに集中できるように笛を鳴らしてからボールを手渡します(warning whistle)。ペイントエリアのプレイと左側のOBに注意を払います。 ボールを手渡すことだけに集中すると、スローイン前の不当な接触を見逃してしまうことがあるので、Lは次の点をチェックすることが必要である。①スローインの位置が正しいか。②コート内に顔を向け、不当な攻防が行われていないか。③スローインの選手を守っているdefが正しい距離を保っているか。Tは以下の点をチェックすることが必要である。①24secが正しく表示されているか。②交代やタイムアウトの請求がないか。③ベンチ・プレイヤーが正しく座っているか。④Off ballで不当な攻防がないか。 LとTが自分の成すべきチェックを素早くした後にOKサインを出し、Lが笛を鳴らして(warning whistle)プレイを再開させる。Tも時計を止める合図をする(ミラー)➡習慣化が必須である。一方で、リスタートを円滑にすることも審判の役割である。試合開始から早い時間帯にこれらのすべてをチェックすることで、選手に正しいイメージを持たせることが円滑な試合運営につながる。 この位置のスローインもLは外側からボールを手渡します。ペイントエリアに注意を払うことも同様ですが、先ほどのポジションに比べて、ペイントエリアからの距離があることを考えると、Tがペイントエリアに注意を払うことがより必要になります。笛を吹いてから手渡すのは同様です(warning whistle)。

2PO MECHANICS / throw-in ゴールの右側からのスローンでは、boxing-inを形成するため、選手から離れてボールをトスするか、バウンズ・パスをします。笛を鳴らすこと、ミラー等はすべて同様である。 Tは選手の配置やプレイの意図を感じ取り、最も良い位置に移動ししっかり止まる。

2PO MECHANICS / throw-in ゴールの右側からのスローンでは、boxing-inを形成するため、選手から離れてボールをトスするか、バウンズ・パスをします。笛をならすことやTの注意も同様である。この場合、Lはペイントエリアとweak sideの両方に注意を払う必要がある。

2PO MECHANICS / throw-in ゴールの右側からのスローンで、インサイドに注意を払うべきプレイがある場合には、LとTは通常のball side 2の配置からスローインを行うこともある。この場合、Tがweak sideに注意を払うため、位置を移動することも必要になる。

2PO MECHANICS / throw-in TURNOVER 位置をかえておくと、ターン・オーバーにも対応することができ、審判として最悪の状況を回避することができる。

2PO MECHANICS / throw-in レシーバーに対してdefがタイトにマッチアップしている場合には、不当な触れ合いがないか確認できる(視野の確保)位置に移動し、ボールをトスまたはバンズパスで渡すこともある。「hands up」等の声を有効に使い、不当な行為を未然に防ぐことも審判の役割の一つである。また、残り2分のケースで、オートマティックのUFを確認する場合にも必要な移動である。

2PO MECHANICS / throw-in インサイドに重要なプレイがある場合、Lがball side 2の配置になる場合もある。この場合、トレイルはエリア3にボールが展開されることも予測しておくことが必要になる。選手から離れて、ボールをトスするかバウンズパスするかを選択しても良いケースである。

2PO MECHANICS / throw-in バックコートのサイドからのスローインでは通常の場合、TとLは対角線に位置しboxing-inを形成する。 このケースでも、2人の審判から最も遠い位置にあるプレイに注意を払っておくことが必要である。TもLもいつでもこのプレイに近づくことができる準備をしておくと良い。

2PO MECHANICS / throw-in インサイドに重要なプレイがある場合、Lがball side 2の配置になる場合もある。この場合、トレイルはエリア3にボールが展開されることも予測しておくことが必要になる。選手から離れて、ボールをトスするかバウンズパスするかを選択しても良いケースである。

2PO MECHANICS / throw-in ポストアップが同じ状態であっても、Lのprimaryに重要なプレイがある場合にLがRotationすることは危険である。シューターに対するface guardなどのケースである。この場合Tはインサイドの不当な触れ合いに注しながらボールを手渡す必要がある。

2PO MECHANICS / throw-in Weak sideのバックスクリーンのケースも同様である。Lはスクリーンプレイ周辺に不当な行為がないかを確認するとともに、ペイント内にも注意を払う必要がある。

2PO MECHANICS / throw-in バックコートが3on3の状態では、Lが位置を変え、2人の審判の間の空間が広がりすぎないようにする。 コート中央付近での不当な触れ合いがあった場合、Lがcallすることができる。

2PO MECHANICS / throw-in バックコートの右側からのスローインで、boxing-inを形成するにはLとTが対角線に配置される。が、常に対角線にいなければならないわけではなく。フロアーバランスやプレイの意図等を感じてより良い位置に移動しておくことが望ましい。

2PO MECHANICS / throw-in スローインの後、Tはボールの左後方を追従できる位置に移動する。この際、常にプレイから目を離さず、次の展開を予測しながら移動する。Lはプレイの状況とTの動きを視野に入れながら最も良い位置に移動する。この際、自分のprimaryを意識しながら、ボールの移動も視野に入れておく。Boxing-inを崩す時間をなるべく最小限にすることを習慣化しておくと良い。

2PO MECHANICS / throw-in フロントコートの右側からのスローインで、boxing-inを形成するにはLとTが対角線に配置される。が、常に対角線にいなければならないわけではなく。フロアーバランスやプレイの意図等を感じてより良い位置に移動しておくことが望ましい。 プレイがコートの右側で起きている場合にはLはset up positionやclose downの位置に移動し、不当な接触が起きた場合callする。LとTが直線的な配置になってしまうので、Tはスローインの選手から離れ(4mまでは離れてよい)トスかバウンズパスでプレイを再開させる。

2PO MECHANICS / throw-in プレイがコートの右側で起きている場合にはLはset up positionやclose downの位置に移動し、不当な接触が起きた場合callする。LとTが直線的な配置になってしまうので、Tはスローインの選手から離れ(4mまでは離れてよい)トスかバウンズパスでプレイを再開させ、Lとboxing-inを形成する位置に移動する。この際、移動を目的とせず、判断をし続けることが必要である。

2PO MECHANICS / throw-in boxing-inを形成する 重要なplayを判断するためにboxing-inを崩すケースもある。この場合も、すぐにboxing-inに戻ることを意識する。 次の2つの条件の場合には離れたところからトスまたは バウンズパスでプレイを再開しても良い ①審判が、スロー・インをするプレイヤーから4m以内にいる ②スロー・インするプレイヤーが審判に指示されたスローインの位置にいる

2PO MECHANICS / throw-in ①スローインの場所が正しいか ②スロアーのDefが正しい位置にいるか ③24sec.の確認 ④To(交代やタイムアウトなど)とチーム・ベンチの掌握 ⑤Throw-Inの前にコート内で不当なPlayが行われていないか。 ⑥4Pもしくは延長の際の残り2分のUF ⑦4Pもしくは延長の際の残り2分のタイムアウト後の再開位置 習慣化することで、ReStartを早くし円滑な運営につなげる

2PO MECHANICS / throw-in Primaryをより強く意識し、自分が責任をもつPlayをしっかり 判定することが「協力」の第1歩である! コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!

2PERSON-OFFICIATING フリースロー

2PO MECHANICS / free throw REPORT TOレポートをした審判はTになる。フリースローシューターにボールを渡す(バウンズパス)のはLの役割である。 この時、ペイントエリア内でのハドルを許してはいけない。速やかに定位置に行くよう選手に笛と言葉を用いて即時促す。

2PO MECHANICS / free throw substitution TIME-OUT BENCH Lがボールを手渡す前に次のことをチェックする。 ①LとTともに交代やチャージドタイムアウトの請求が来ていないかを確認する。 ②チームベンチの様子を確認する。この時、ルールに反する行為があった場合は速やかに注意を与える。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT NON-Count Lがフリースローシューターにボールをバウンズパスで渡す。 Lは次にフリースローが続く場合には最も近い選手のエンドライン側に立つ。 Tはシューターの5secヴァイオレーションを確認する。この時、残りのフリースローの数を示す合図をし、ヴィジブル・カウントは行わない。

2PO MECHANICS / free throw Lは次にフリースローが続かない場合、フリースローシューターにボールを渡した後、エンドラインの後方に下がり対角線に位置する選手にファウルやヴァイオレイションがないか判断する。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT

2PO MECHANICS / free throw Tは3pointラインの外にいる選手にも目を配り、不当な行為がないか確認する。 残りのフリースローの数を決められた合図で示し、ヴィジブルカウントはしない。ボールがフリースローシューターから離れた時、時計を止める合図(手のひらを開き真上に挙げる)をする。

2PO MECHANICS / LEAD: HALFCOURT フリースローが成功した場合、交代やTOの請求が正しくなされたときLが決められた合図をし、Tはボールを持ってリスタートの準備をする。

2PO MECHANICS / free throw 交代が正しく行われたのち、Lは全体のフロアーバランスを確認しTとboxing-inを形成した後、続けて交代やタイムアウトがないかを確認し、互いに「OKサイン」を出しあいプレイをリスタートさせる。Table officialsの準備が整っているかも確認する。

2PO MECHANICS / free throw フリースローが成功した場合もしくは、不成功でディフェンス側がボールを保持した場合、LはTにTはLにその役割を変える。 シュートが成功した場合new-Tは時計を止める合図をし、new-Lは全体のフロアーバランスを確認しTとboxing-inを形成する。

2PO MECHANICS / free throw フリースローのまとめ TはTOレポートを正しく行った後、速やかに定位置につく。 Tはチャージド・タイム・アウトや交代に注意を払う。 Tはヴィジブルカウントを行わない

2PO MECHANICS / free throw フリースローのまとめ Tはフリースローシューター、対角線に位置する選手、 3pointラインの外にいる選手のファウルやヴァイオレイションに注意を払う。 Tは交代やチャージドタイムアウトに対応する パートナーと協力し速やかにGAMEをリスタートさせる

2PO MECHANICS / free throw フリースローのまとめ LはTがTOレポートをしている時、選手が正しい配置になっているかを確認する。 Lはチャージド・タイム・アウトや交代に注意を払いフリースローシューターにバウンズパスでボールを渡す。 残りのフリースローがある場合、 最も近くにいる選手のエンドライン側に立つ

2PO MECHANICS / free throw フリースローのまとめ 時計が止まっている時にもファウルは起こります。 それはコート内の選手とは限りません。 時計が止まっている時にこそ、余裕をもって様々な確認をすることができます。 コート上の2人の審判の協力で Good Gameが展開される!