In situ cosmogenic seminar 2. 核種利用の原理 Outline 1. 地表面の侵食がないとき 2. 地表面が侵食されているとき Goal 核種の蓄積と平衡について視覚的に理解する. 松四 雄騎: matsushi@n.t.u-tokyo.ac.jp
1. 地表面の侵食がないとき
4 2 3 1 Rock or soil Land surface 地表面露出年代 核種は時間とともに蓄積していく. 5 10 15 20 5 10 15 20 25 核種量 4 2 3 1 Rock or soil
地表面露出年代 Exposure age Measurement Sample 1年(サイクル)の核種生成量(5個) がわかっていれば,地表面の年代 (サイクル数)を決められる. Exposure age 地表面露出年代 Measurement Sample 5 10 15 20 25 核種量
2. 地表面が侵食されているとき
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 1
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 2
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 3
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 4
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 5
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 6
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 7
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 8 地表面の核種量は,一定の値で変化しなくなる. 侵食がもっと速いときは?
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 1
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 2
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 3
地表面の侵食速度 5 10 15 20 25 核種量 4 地表面の核種量は,より早く,より小さい値で 変化しなくなる.
地表面の侵食速度 Erosion rate Measurement Sample (核種量が平衡に達している場合…) 一年の核種生成量と その深度分布がわかっていれば, 地表面の侵食速度を決められる. Erosion rate Measurement Sample (核種量が平衡に達している場合…) 5 10 15 20 25 核種量
応用のキーは… 現象の数学的記述が必要になる. 1. 生成率の推定 2. 年代・速度の値を求めるためのモデリング