緊急地震速報
1 緊急地震速報とは 地震発生場所に近い地震計で,地震波のうち,伝わる速度が速いP波(初期微動)を捉えて,後から伝わってくるS波(主要動)による大きなゆれが始まる前に,伝えるためのシステム。 緊急地震速報は,地震による強い揺れを,揺れる前に知らせるための情報です。 地震が発生すると、震源からは揺れが波となって地面を伝わっていきます(地震波)。地震波にはP波(Primary「最初の」の頭文字)とS波(Secondary「二番目の」の頭文字)があり、P波の方がS波より速く伝わる性質があります。一方、強い揺れによる被害をもたらすのは主に後から伝わってくるS波です。このため、地震波の伝わる速度の差を利用して、先に伝わるP波を検知した段階でS波が伝わってくる前に危険が迫っていることを知らせることが可能になります。 そのため,震源に近い場合は,間に合わないこともあります。 気象庁ウェブサイト 緊急地震速報のしくみ
1 緊急地震速報とは 緊急地震速報の受信が可能な端末 気象庁リーフレット 緊急地震速報 1 緊急地震速報とは 緊急地震速報の受信が可能な端末 緊急地震速報は,テレビ,ラジオ,携帯電話(スマートフォン),防災無線,受信機などから放送されます。 気象庁リーフレット 緊急地震速報
家 2 身を守るには① にいたら? 無理に火を消さず,身を守る! 安全な場所に 避難しよう! 慌てて外にとびださない! 2 身を守るには① 家 にいたら? 無理に火を消さず,身を守る! 安全な場所に 避難しよう! 慌てて外にとびださない! 緊急地震速報を見たり,聞いたりしたときは,あわてず,まず身を守ることが大切です。 周りの人にも声をかけながら,あわてず,まず身の安全を守りましょう! 地震で揺れている時間は,大きな地震の場合,数分間続くことがあります。 家にいるときは,丈夫な机やテーブルの下にもぐって頭を守るなど,落ち着いて安全な場所に避難しましょう。 屋根瓦や,看板などが落ちてきてけがをするかもしれません。また,裸足だと割れて落ちてきたガラスなどの破片が足に刺さったりしてとても危険です。あわてて外に飛び出さないようにしましょう。 地震の後で最も怖いのは火災です。 無理に火を消そうとすると,大やけどをすることがあるので,注意しましょう。もし,間に合わないときは,無理しないで,まずは身を守りましょう。 最近のガスコンロは地震の際に自動で止まる機能が付いているものが多くなっています。 総務省消防庁 わたしの防災サバイバル手帳
街中 2 身を守るには② にいたら? 近寄らない! (財)消防科学総合センター 災害写真データベース 2 身を守るには② 街中 にいたら? 外にいるときは,ブロック塀のように倒れてくるものに近寄らないようにしましょう。 看板や割れたガラスのように落ちてくるものにも近寄らないようにしましょう。 ※気象庁こども向けリーフレット「緊急地震速報って知ってる?」も図が分かりやすく活用できます。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokuho3/ 近寄らない! (財)消防科学総合センター 災害写真データベース 総務省消防庁 わたしの防災サバイバル手帳
崖の近く 2 身を守るには③ にいたら? 近寄らない! 気象庁 緊急地震速報を見聞きした時は (財)消防科学総合センター 2 身を守るには③ 崖の近く にいたら? また,山やがけの近くに居る場合は,土砂崩れ,がけ崩れに気を付ける必要があります。 がけなどから離れ,近寄らないようにしましょう。 近寄らない! 気象庁 緊急地震速報を見聞きした時は (財)消防科学総合センター
手すりや座席にしっかりとつかまりましょう! 2 身を守るには④ 電車やバス の中にいたら? また,電車やバスの中にいるときは,手すりや座席にしっかりとつかまりましょう。 係員の指示にしたがって落ち着いて行動しましょう。 手すりや座席にしっかりとつかまりましょう! 気象庁ウェブサイト 緊急地震速報を見聞きした時は
人が多い所 2 身を守るには⑤ にいたら? 係員の指示にしたがって落ち着いて行動しよう! 最初の階で降りよう! 2 身を守るには⑤ 人が多い所 にいたら? お店などの人が多い所にいたら,あわてて出口に走り出さず,係員の指示に従って落ち着いて行動しましょう。 エレベーターに乗っているときは,全ての階のボタンを押して,最初に止まった階ですぐに降りましょう。 係員の指示にしたがって落ち着いて行動しよう! 最初の階で降りよう! 気象庁ウェブサイト 緊急地震速報を見聞きした時は
3 緊急地震速報を聴いてみよう テレビやラジオの場合 携帯電話や,スマートフォンの場合 (NTTドコモのウェブサイト) 3 緊急地震速報を聴いてみよう テレビやラジオの場合 (NHKのウェブサイト) http://www.nhk.or.jp/sonae/bousai/ 携帯電話や,スマートフォンの場合 (NTTドコモのウェブサイト) https://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/about/index.html 緊急地震速報の音は,テレビとラジオで音が違います。 誰もが、どこでも、即座に理解できるような音で伝えられます。 ※以下は読み原稿ではありません。※ インターネット環境が無い場合は,以下の方法にて音源を入手することも可能です。 1 音源CD-Rの貸与 仙台管区気象台(その他気象台でも可能です。) http://www.jma-net.go.jp/sendai/ 2 音源の購入 緊急地震速報利用者協議会 http://www.eewrk.org/ 視聴にはインターネット環境が必要です。
<終わり>