静脈認証を用いた入退室管理システム “Ve-In/Out”の開発

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静脈認証を用いた入退室管理システム “Ve-In/Out”の開発 菊池研 麻生 大輔 柴田 宜記

背景 コイン型タグ 今日は掃除だったっけ? ICタグを忘れてきて入室できない 本人以外でもタグさえあれば入室が可能 掃除のメールを流し忘れた

目的 静脈認証を用いた入退室管理システム “Ve-In/Out”の開発 研究室における利便性をより向上させる バイオメトリクス認証を用いることでなりすましを防止する 静脈認証を用いた入退室管理システム “Ve-In/Out”の開発

“Ve-In/Out”のシステム構成 JavaプログラムはSun Java SDK1.5.06により作成 静脈認証装置は富士通のPalmSecure ③ タッチパネルは ② 環境がやや変更したので撮影しなおし

入退室以外に追加した機能 掃除機能 合計時間表示グラフ Web -掃除を忘れた際にメールの発信 -掃除カレンダー   -掃除を忘れた際にメールの発信   -掃除カレンダー 合計時間表示グラフ   -研究室およびメッセンジャー Web   -現在の在室者・合計在室時間・鍵の貸し出し管理

“Ve-In/Out”の使い方 動画を載せる 左手を認証するだけでOK!

実験 昨年運用していたRFIDを用いた入退室と静脈認証を用いた入退室の入退室ミス率の検証を行う 同様に掃除の忘れた回数についても検証を行う 入退室ミス率=入退室を忘れた回数/入退室回数 同様に掃除の忘れた回数についても検証を行う

1.入退室ミス率

2.掃除忘れ回数の比較

アンケート 当研究員に入退室・追加を行った機能について客観的に評価を行った

アンケート 2 良かった点 悪かった点 -タグを持ち歩かずすんでよかった -認証をした際に拒否されたことが多かった アンケート 2 良かった点   -タグを持ち歩かずすんでよかった 悪かった点   -認証をした際に拒否されたことが多かった   -RFIDの認証に比べて時間がかかった

結果 入退室管理 利便性 -掃除機能の追加により掃除忘れの減少に成功 -バイオメトリクス認証を用いることでなりすましが一切無くなった  -入退室ミス回数を約半分に減少させることに成功 利便性   -掃除機能の追加により掃除忘れの減少に成功 -web機能により携帯から在室者の確認・鍵の貸し出し状況がリアルタイムに確認できるようになった

今後の課題 メッセンジャーとの連携 -リアルタイムな情報の発信 アドホックを用いた情報発信 本人拒否率の削減   -リアルタイムな情報の発信 アドホックを用いた情報発信   -研究室内の温度・湿度等の情報発信 本人拒否率の削減

本人拒否率

カレンダー

グラフ

Web 在室者がいるデータのほうがよいと思ったので現在白紙

各機能のアンケートによる評価