日英両語の比較対照から認められる言語多様性・固有性 南 雅彦先生(サンフランシスコ州立大学/国立国語研究所) 第30回応用言語学講座公開講演会 後援:平成26年度日本学術振興会学術研究動向調査費 ◆ 講演内容 ◆ 語りにおける論理展開のまとまり・一貫性と、節や文の相互関係、 話の連鎖的構造における場面同士の結束性は、読み手・聞き手に話の 内容を適切かつ効果的に明示するための語りの双子のエンジンの 役割を果たしている。本発表では、話の全体構造、そして時制・能動態・ 受動態などの語りのデバイスを介して、空間的・時間的な視点(視座) がどのように表現されているかといった文脈的フレーミングの問題を 一貫性と結束性から考察する。 <参考文献> 樋口万里子・大橋 浩(2004)「節を超えて:思考を紡ぐ情報構造」大堀壽夫(編) 『認知コミュニケーション論』(pp. 101–136)大修館書店. Hasegawa, Y. (2011). The Routledge course in Japanese translation. London, UK: Routledge. Minami, M. (in press). Narrative, cognition, and socialization. In A. De Fina & A. Georgakopoulou (Eds.), Handbook of narrative analysis. Malden, MA: Wiley- Blackwell. Minami, M. (in press). Narrative development in L1 Japanese. In M. Nakayama (Ed.), Handbook of Japanese psycholinguistics. Berlin/Boston, MA: De Gruyter Mouton. テキストと語り・談話 — 空間的・時間的距離のある事象の語りの 日英両語の比較対照から認められる言語多様性・固有性 南 雅彦先生(サンフランシスコ州立大学/国立国語研究所) 日時:2015年3月25日(水)午後4時半~6時 場所:名古屋大学東山キャンパス全学教育棟4階406室 交通案内:地下鉄名城線 名古屋大学駅①番出口徒歩5分 入場無料・来聴歓迎 問合せ先 : 堀江薫 (horie@lang.Nagoya-u.ac.jp)