7-3. 移行データ登録簡易マニュアル Version 1.0 2015年6月8日 国立情報学研究所
概要 DSpaceやXooNIps等の機関リポジトリから取得した データを、 WEKOにインポートし、 コンテンツを一括登録する手順の要点のみ説明する。 より詳しい手順については、以下を参照のこと。 また、本マニュアルに記載するツール類も以下のサイト から一式を入手できる。 https://community.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opens earch&index_id=50
DSpace NALIS-R XooNIps E-Repository このマニュアルの想定システム 上記以外のシステムについては、以下のマニュアルを参照すること。 https://community.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opensearch&index_id=50
1.移行元環境からのエクスポート
1.1.移行用 データ形式 +-- item001 (アイテム情報を格納するフォルダ) | 移行元リポジトリにNIIが提供するデータコンバータをインストールし実行すると、 リポジトリ内のメタデータ及び本文ファイルが以下のようなデータ構造で出力される。 +-- item001 (アイテム情報を格納するフォルダ) | +-- metadataxx.tsv (メタデータのTSVファイル) +-- xxxxxxxxxx (アイテムのユニークキーを名称とするディレクトリ) | +-- 本文ファイル(*.pdf等) ::: 分割抽出の場合は、xxに数値が入る
1.2.抽出データの修正 ※Excelに取り込むにあたり、必ず全ての列を「文字列」として取り込むこと。 メタデータファイル”metadata.tsv”はタブ区切りテキストファイルであるが、このままでは内容の確認や、データの修正が難しい。必要に応じてテキストエディタやExcel等でデータ修正することができる。 ※Excelに取り込むにあたり、必ず全ての列を「文字列」として取り込むこと。 ※移行データはExcelでの一括登録に対応していない。 編集後のデータをExcelにてテキスト(タブ区切り)で保存すると、区切り 文字を生成してしまうため、保存の際は元のTSVファイル、もしくはテキ ストエディタへCopy and Pasteにて修正したデータを移し替え、TSV形 式で保存すること
2.フィルタの設定変更
2.1 NIIが提供する標準フィルタ 国立情報学研究所では、以下のリポジトリシステ ムに合わせたフィルタを配布している。このフィ ルタをベースに自機関の環境向けのカスタマイズ を行うこと。 DSpace NALIS-R E-Repository XooNIps DSpaceからJAIRO Cloudに移行される場合は、フィルタのカスタマイズがほぼ必須である。E-Repository, XooNIpsの場合は、機関独自に追加したメタデータ項目があれば、それをフィルタに追加すること。
2.2 標準フィルタ設定資料 以下のページから入手できる。 https://community.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opens earch&index_id=52
2.3 標準フィルタの設定 フィルターの配置 JAIRO Cloudコミュニティサイトからシステムに合わせた、SCfWフィルターファイル(*.wdcf)をダウンロードし、以下のとおり配置することでSCfWで使用できるようになる。 Windows Vista/7の場合 C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\SCfW Windows XP/2000の場合 C:\Document and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Roaming\SCfW ※[AppData][Application Data]は隠しファイルとなっている。表示されるようにWindowsのフォルダの設定を変更すること。
2.4.SWORDクライアント起動 ① Windowsスタートメニューから、[すべてのプログラム] → [SwordClientForWeko] → [SwordClientForWeko]を選択する ⇒ SWORDクライアントが起動する
2.5. メタデータセット編集 メニュー画面の「メタデータセット編集ボタン」を押下する事で フィルタの編集画面を表示する。
2.6. アイテム定義情報編集 アイテムタイプ定義情報のメタデータの編集を行う。 アイテムタイプ定義情報のメタデータの編集を行う。 メタデータセット編集画面の保存ボタンが押下されるまで変更は確定されない。 ① ② ③ ④ 押下 No 名称 解説 1 アイテムタイプ名 編集中のアイテムタイプの名前を表示します。 入力内容を変更する事でアイテムタイプ名の変更が可能です。 2 アイテムタイプ種別 アイテムタイプの論文種別を設定します。 3 アイテムタイプマッピング設定 メタデータ情報を設定します。 4 メタデータ行操作 行追加ボタン メタデータの行を1行追加します。 行削除ボタン 選択したメタデータの行を削除します。 行移動(上)ボタン 1行上のメタデータと順番を入れ替えます。 行移動(下)ボタン 1行下のメタデータと順番を入れ替えます。
3.WEKOへのデータインポート
3.1. 接続先選択 SWORD Client for WEKOを起動し、自機関のJAIRO Cloudに接続すること。接続の際には必ず「UTF-8」 にチェックをいれること。 ①[Step1. リポジトリ]セク ションの[アカウント] 選択ボ タンをクリック ② UTF-8にチェックを入れる ③ 一覧から移行用アカウント を選択する 「Connected!」が表示されれ ば、接続が完了。 ① ③ ②
3.2. 変換フィルタ選択 設定手順 ① [Setp 2 ローカルファイ ル]セクションの[変換フィル タ」 選択ボタンをクリック ② フィルタ選択ウインドウで 使用するフィルタを選択 ① ②
3.3. 登録ファイル選択 ① [Step2. ローカルファイル]セクションの[メタデータ] 選択 ボタンをクリック ② ファイル選択ダイアログから、メタデータTSVファイル(Excelで編集した場 合はExcelファイル)を選択 ① ②
3.4. 登録先インデックス選択 メタデータのPOS_INDEX列に入っているインデックスが自動的 に作成されるため、登録先インデックスは指定しない。 インデックスの指定は行わない
(※)入力データに問題があるときはエラーが表示される。 3.5. データ変換 ① ウインドウ下の[Deposit]ボタンをクリック ②データ変換が完了すると、Convert Logウインドウに、「WEKOインポート 形式ファイルの作成が完了しました」とのメッセージが表示される(※) ② ① (※)入力データに問題があるときはエラーが表示される。
3.6. 更新用ファイル作成 デポジット処理を開始すると、途中で「Update Metadata Confirmation」ウインドウが表示される。メタデータファイルに WEKO更新用ID(WEKO_URL)を埋め込んでよければ、「すべて はい」をクリックする。
3.7. データ登録完了 データ登録が完了すると、「すべてのコンテンツ登録が完 了しました!」とのダイアログボックスが表示される。