入門会計学 第2章 株式会社
1.株式会社制度を知ろう 1.企業と会社 2.事業のリスクを分け合う仕組み 3.株主になるということ-権利と義務 4.コーポレート・ガバナンス 5.株式会社の会計
Why! どちらも親子げんか! 前者は伊勢の赤福。後者は大塚家具。 創業者の父が引退後、子供が社長に。 どちらも創業者の父が子供の社長とけんか 前者は父親がそのまま社長に 後者は子供が父親を解任、そのまま社長に Why!
1.企業と会社 「企業」と「会社」 事業活動(Business)を行う主体のことを、経営学では一 般に「企業」という。 大企業、中小企業などのように、日常用語としても使う。 一方、実際に企業として活動を行うためには、法律上、一 定の地位を得ておく方が便利。 法律の規定に基づいて作るのが「会社」という組織。 会社ではない事業組織を一つあげよ!
2.事業のリスクを分け合う仕組み 事業のリスク 株式会社とは、「 」を発行して資金を集める会社。 会社が儲かれば利益の配分を受けます。 株式会社とは、「 」を発行して資金を集める会社。 会社が儲かれば利益の配分を受けます。 これを「 」という。 株式会社という制度には、創業者の自己資金を超え て、社会から幅広く を集め、多くの に よって という意義がある。
3.株主の権利と義務 株式会社とは「 」を発行し、この株式と引き換えに資金を集める会社 株式会社とは「 」を発行し、この株式と引き換えに資金を集める会社 株式を取得して、会社に資金を出すことを「 」 資金を出す人のことを「 」 株主には、お金を出した見返りとして、会社から経済的な利益を得る権利がある。 これは、自分の利益のための権利なので、総称して「 」 配当をもらえる権利( ) 会社が倒産してしまった場合、債権者に借金を返した上で残りがあれば分配を受けられ る権利( ) 株主の共通の利益のための権利は「 」 株主総会での投票権 株主の義務=新規発行された株を引き受けるときに対価を振り込むこと 「 の原則」( )
4.コーポレートガバナンス (corporate governance) 企業経営の基本的な方針を決定し、経 営者に実際にそのように経営させるというこ とを意味し、日本語で と訳される。 必要となった背景
5.株式会社の会計 何らかの権限や財産の委託を受けたとき、その 実行状況や結果について説明が求められるとい う考え方がある。 ⇒「 」 何らかの権限や財産の委託を受けたとき、その 実行状況や結果について説明が求められるとい う考え方がある。 ⇒「 」 株主総会で、財務諸表の提出を義務づけ、経営者は、 株主に説明し、株主は、それにより経営者を評価する。
コラム:会社は誰のものか ⇒ 日本の株式会社制度は「会社は株主のもの」 経営の目的は、 の最大化、 あるいはその企業の市場での評価である 「出資者(株主)」「経営者」「従業員」 ⇒ 日本の株式会社制度は「会社は株主のもの」 経営の目的は、 の最大化、 あるいはその企業の市場での評価である の最大化だとよく言われる。
最初の問題に戻ろう! なぜ伊勢の赤福は創業者が社長に返り咲けた のか? 大塚家具はなぜ娘が父親を追いだせたの か? なぜ伊勢の赤福は創業者が社長に返り咲けた のか? 大塚家具はなぜ娘が父親を追いだせたの か? 答えのヒントは しているか否か。 とは株式が市場でも売買できること 英語では Company ←→ Company
所有と経営の分離の実際 日本で株式会社は100万社以上 上場会社は4000社程度 上場していない会社のほとんどは株主=経 営者。つまり、所有と経営は分離していない 上場会社でも社長=創業者=大株主は多 いが、それ以外の株主も多い となると、それ以外の株主の意向も重要