結核に注目!! 日本企業が 結核対策に貢献する!! これから創価大学、西浦ゼミ、結核班の発表を始めます。 創価大学 西浦ゼミ 結核班 1.

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結核に注目!! 日本企業が 結核対策に貢献する!! これから創価大学、西浦ゼミ、結核班の発表を始めます。 創価大学 西浦ゼミ 結核班 1

アメリカでインターンシップ中 結核元患者との出会い 貧困に直面 通院のため欠勤が多くなり会社を解雇 メンバー ルワンダで結核に感染して発病 元結核患者のセディーキさん メンバー アメリカでインターンシップ中 ルワンダで結核に感染して発病 結核元患者との出会い 通院のため欠勤が多くなり会社を解雇 私は今年の2月、アメリカの難民支援会社にインターンシップに行ってきました。そこで私はルワンダ出身で結核感染経験のある難民に出会いました。その方の名前はセディーキさんと言い私に闘病の壮絶な体験を語ってくれました。 話を聞くとセディーキさんはルワンダで結核に感染して発病し、治療に専念したため会社を解雇されたそうです。それにより生計を立てるのが困難になり、いつ死んでもおかしくない状況にまで陥ったそうです。 このセディーキさんとの出会いを通じて昔の病気だと思っていた結核の悲惨さを肌で実感し、結核について感心をもち日本に帰りゼミのグループで調査を開始いたしました。 貧困に直面 2

~プレゼンの流れ~ 世界の結核に注目 フィリピンの結核対策に注目 私たちの提案 本日のプレゼンの流れは 最初に世界の結核状況に注目し 次にフィリピンで実施されている様々な結核対策に注目し 私たちの提案につなげてまいります。 私たちの提案

① ② ③ 感染 発病 死亡 BCGワクチン 発病検査 薬の服用 3分の1 約20億人 約900万人 約200万人 世界人口 発病者の約3割  世界の結核状況  結核の治療方法 世界人口 3分の1 BCGワクチン 約20億人 ① 感染  効果の持続性がない 発病検査 約900万人 ② 巨額の資金が必要 発病 薬の服用 発病者の約3割 結核には2006年現在、なんと世界の人口の3分の1にあたる約20億人もの人が感染し、その中で約900万人の人が発病しております。 更にその内の約3割にもあたる200万人もの患者が死亡していることが分かりました。 そこで各段階ごとの治療方法を見ていくと、感染の予防の段階ではBCGワクチンが有効ですがその効果には持続性がありません。 また感染から発病の段階では発病検査が実施されますがこれには巨額の資金が必要という問題点が浮かび上がってきます。 更に発病してからの治療方法は薬の服用が挙げられますがこれは資金の少ない途上国でも有効かつ現実的な対策であることが分かります。 約200万人 途上国でも有効かつ現実的な対策 ③ 死亡  出典:WHO(2006年)

症状なし DOTS戦略 服薬の中断が多発 有効!! 服薬治療の問題点 5カ月強 3週間 最低でも6ヵ月飲み続けなければならない 症状あり 服薬の中断が多発 5カ月強 症状なし 最低でも6ヵ月飲み続けなければならない 日常的に薬の服用を直接確認 DOTS戦略 ここで服薬治療が最も効果的だということが分かりましたがその治療には問題点があります。 まず結核を完治させるには6か月以上飲み続けなければいけません。しかし実際に症状が出るのはその中の最初の3週間といわれており、それ以降の5カ月強に当たる期間では症状がなく、ここで服薬の中断が多発しているようです。 これにより1994年にWHOによって考案されたのが服薬の中断を防ぐために日常的に薬の服用を直接確認するDOTS戦略です。私たちはこのDOTS戦略に注目しました。 ではDOTS戦略という世界的な戦略が実施されている中で世界の結核発病者数はどのようになっているのでしょうか? (直接監視下短期化学療法) 有効!! 5

540 世界の結核発病者数(2007) 60%が集中 東南アジア アジアに 280.8 その内半分が に集中 43.3 33.1 WHO統計 患者数(万人) 540 43.3 33.1 アジアに 60%が集中 その内半分が 東南アジア に集中 280.8 そこで調査を進めていくとアジアに全世界の結核患者の60%が集中しており、なんとその半分が東南アジアに集中していることが分かりました。

99% 東南アジアDOTS普及率(2007年) 77% 53% 46% 36% 疑問① なぜDOTS普及率 が低いのか 疑問② WHO統計 99% 77% 53% 46% 36% 疑問① なぜDOTS普及率 が低いのか 疑問② なぜDOTS普及率 が高いのか そこで更に進め東南アジアにおけるDOTS戦略の普及率を調査し、高蔓延国とされている5カ国を見たところ、フィリピンでは99%と圧倒的に普及しているのに対し、その他の国でははるかに普及が進んでいないことが判明いたしました。 そこで私たちはなぜフィリピン以外の国では普及率が低く、フィリピンでは普及率が高いのか疑問に感じ、フィリピンに注目しました!

日本班 4人 調査開始!! ここでメンバー3人のフィリピン留学が決まっていたので、この2つの疑問を解消するため日本班4人とフィリピン班3人にわかれて本格的な調査を開始いたしました!! フィリピン班 3人

①国際機関や政府では草の根までサポートが不十分 疑問①なぜDOTS普及率が低いのか?                                    日本班  JICA  結核コーディネーター 座間智子さん ①国際機関や政府では草の根までサポートが不十分 まず、なぜフィリピン以外の国ではDOTS普及率が低いのかを調べるために日本班で行動し、以前東南アジアの結核対策に携わっていたJICA専門家で結核コーディネーターの座間智子さんにインタビューを実施してきました。 座間さんによると東南アジアにおける国際機関や政府の援助だけでは病院や患者などの草の根まで援助がいきわたらずサポートが不十分であると指摘されました。 更にNGO団体だけでは結核治療などにおける資金不足があり、資金面での問題点があると指摘されました。 そして最後に民間の働きかけが少ないことを挙げられておりました。 ②NGOだけでは資金不足 ③民間の働きかけが少ない

官民の連携が鍵になるのでは!? 疑問②なぜフィリピンではDOTS普及率が 高いのか? 日本班     高いのか?       日本班 Stop TB パートナーシップ 鈴木幹久さん フィリピンでは官民が一体となってDOTSを推進しているため普及が進んでいます。 次になぜフィリピンではDOTS普及率が高いのかという疑問を解消するために政府・NGO団体・企業から構成される結核対策機関であるStop TBパートナーシップの鈴木幹久さんにインタビューをしてきました。 鈴木さんによるとフィリピンでは官と民とが一体となってDOTS戦略を推進しているため普及が進んでいるということが分かりました。 そこで官と民の連携がカギになるのではないかと考え、そのヒントを基にフィリピン班によるフィリピンでの調査を開始いたしました。 官民の連携が鍵になるのでは!?

DOTSセンター の役割に注目!! 官民の連携について調査 フィリピンの成功の秘訣を探るため、 調べていく中で・・・ フィリピン班   フィリピン班 フィリピンの成功の秘訣を探るため、 調べていく中で・・・ DOTSセンター の役割に注目!! フィリピンでの成功の秘訣を探るため、フィリピン班による調査をしていくなかでDOTSセンターというものが結核対策に対してとても重要な役割を果たしていることが判明しました。

DOTSセンター本部にインタビュー フィリピン班 生活レベルに根ざした3000のDOTSセンターが、服薬を確認することで継続率が大幅に改善                   フィリピン班    生活レベルに根ざした3000のDOTSセンターが、服薬を確認することで継続率が大幅に改善 そこでフィリピンでの結核対策のキーポイントとなるDOTSセンター本部に実際にインタビューに行ってまいりました。 そこでDOTSセンターの職員によると、フィリピンでは患者の目線にたった生活レベルに根ざした3000にも及ぶDOTSセンターがあり、そこで患者の服薬をきめ細かく確認することで継続率が大幅に改善されたと言っておりました。

企業が社内でDOTSを実施 更に!! 新しい取り組みとして、 していることが分かった DOTSセンター本部にインタビュー フィリピン班                  フィリピン班    更に!! 新しい取り組みとして、 企業が社内でDOTSを実施 していることが分かった 更に職員の方によると、現在新しい取り組みとして企業が社内でDOTSを実施していることが分かり、その代表格である”Dole Food Company”という企業を紹介していただきました。 そこで私たちはDoleの結核対策の実情を調査するためにDole Foodに実際にインタビューを実施してまいりました。

70人 = 70人 社員15% 完治 41人 治療で成果 29人 フィリピン ≪企業内DOTSの実施≫ 発病 500人中  社員15%  70人 発病 500人中 ≪企業内DOTSの実施≫ Dole Foodの社員によると、フィリピンでも有数の優良企業として知られるDoleでは 2004年に500人の社員のうち70人が発病しなんと社内の約15%もの社員が結核の発病を訴えたようです。 そこでDoleは政府やNGOだけに依存せず、企業内でDOTSシステムを導入をしたところ、2005年には41人が完治し、29人が治療で成果を上げることができたそうです。 このDoleの例から企業内でのDOTSの効果は非常に有効でまた効果は高いということが分かりました。 これらのフィリピン班による調査を実施していく中で、 完治 41人 70人 = 治療で成果 29人