analysis of survey data 堀 啓造 調査データ分析 analysis of survey data 堀 啓造
アンケート調査によくあらわれる統計処理法を学ぶ
この講義において取り上げる分析 χ2検定を含むクロス表の分析 因子分析 記述統計 質的データ プリント等 推計統計 量的データ 因子分析のテクストは 松本太加志・中村知靖(2002) 『誰も教えてくれなかった因子分析』北大路書房 記述統計 平均値の差
データの類型(尺度) 質的データ 名義尺度 所属クラブ,大学名,男女 順序尺度 成績順位,学歴,程度 量的データ 名義尺度 所属クラブ,大学名,男女 順序尺度 成績順位,学歴,程度 量的データ 距離(間隔)尺度 摂氏温度,学力検査 比例尺度(絶対0がある) 身長,体重
データのタイプ(尺度)によってできる処理が異なってくる 今回のデータ処理において間隔尺度と比例尺度を区別する必要はない。 順序尺度は曖昧。 順序尺度として処理 名義尺度として処理(低レベルの処理) 慣習的に間隔尺度として処理する リッカート法のように間隔尺度になっているものとする。 今回は因子分析について3を適用する。
アンケート用紙の作成 調査の設計 消費者調査法において行う。 アンケート用紙の例はすでに調査したもの すでに調査があれば調査項目および結果を参考にする。特に尺度化されたものはそのままその尺度を使用する。追加・削除の変更を加えると前の研究とは異なるものとなる。
クロス表例(人工データ)
分割表・クロス表(度数・頻度)
周辺度数 セル
周辺度数から期待値(度数)を求める 100×100÷200=50 セル11の期待度数 50
期待度数と頻度からχ2値を 計算する χ はギリシャ文字 カイと読む. χ2 「かいじじょう」 Σ(期待度数-頻度) 2 ÷期待度数 χ はギリシャ文字 カイと読む. χ2 「かいじじょう」 Σ(期待度数-頻度) 2 ÷期待度数 (50-60)2/50+(50-40) 2 /50+(50-40) 2 /50+(50-60) 2 /50= 100/50*4=8 χ2=8
自由度 周辺度数を固定したとき自由になるセルの数
r×cのクロス表(分割表) 2×3のクロス表(行×列)
%をどちらにとるか?
期待度数
χ2値計算(spss)
次のクロス表のχ2値を計算せよ 4月9日課題:χ2値を計算し,5%水準で統計的に男女差があるか検討せよ。 提出先:schosa@ec.kagawa-u.ac.jp 提出期限4月14日(水)