「サービス提供プロセス の管理に関する演習」 <地域生活(知的・精神)> 平成28年9月15日・16日 サービス管理責任者研修テキスト 分野別演習 「サービス提供プロセス の管理に関する演習」 <地域生活(知的・精神)> 平成28年9月15日・16日
地域生活(知的・精神)と就労分野の合同演習について 国研修用 地域生活(知的・精神)と就労分野の合同演習について 現在、サービス管理責任者研修の見直しが行われている。 そこでは、5分野を1つに統合することや、5年ごとの更新研修や専門研修等についても議論されている。 現在の5分野の研修は、分野ごとの固有性も生かした内容となっている。 そこで、今回、今後の検討も見据えて、地域生活(知的・精神)と就労分野について、同一の事例で演習を行う。 演習を通して、都道府県の人材育成の中核的に立場にある受講者と、分野を超えた共通の概念、分野ごとの固有性を確認するとともに、今後の課題について意見交換を行う機会とする。 今後、都道府県において、サービス管理責任者研修や人材育成のあり方について議論を深めていただきたい。
サービス提供プロセスの管理の実際(分野別演習) (目 次) 1.演習のねらい、内容、実施方法 2.演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究①(アセスメント編) (1)アセスメントの実施と課題の整理 (2)時間軸に配慮した到達目標を含む個別支援計画の作成 3.演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究②(個別支援計画編) (1)中間評価と計画修正の演習のガイダンス (2)演習事例の情報提供、変更要因の検討(モニタリング) (3)個別支援会議のロールプレイ演習 (4)個別支援計画の修正 4.演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際(模擬会議) (1)サービス提供者への指導助言(サービス提供プロセス全般の評価) (2)サービス管理責任者の業務整理 (3)関係機関との連携 (4)サービス管理責任者の役割と業務の総括 5.参考資料
1.演習のねらい、内容、実施方法
分野別演習のねらい ・サービス提供プロセス全般の流れ(手順)について、事例を活用しながら検証す る。 ・アセスメント、目標設定、個別支援計画の作成、モニタリングや評価による支援 方針の変更などに関する具体的な技術を習得する。 ・サービス提供職員への助言や指導のあり方を理解し、指導・助言の方法を学ぶ。 (1) 研修受講者全員が主体的に参加する。 (2) 多様な職種の受講者間での意見交換により幅広い視点を持つ。 (3) グループごとの結論を導くための協働作業を展開する。 (4) 司会進行、記録、発表等の役割を分担して担う。 (5) 効果的なプレゼンテーション技術を学ぶ。 (6) 他者への助言をする者としての配慮や深い洞察力を養う。
分野別演習の内容 ○演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究①(アセスメント編) ※ 標準的なサービス提供のプロセスに沿って支援が実施された事例に基づき、支援方針の基本的な方向性やサービス内容を左右する利用者像の把握や目標設定などの事項に重点を置いて演習を展開する。 ・正確な利用者像の把握のために必要となるアセスメントの実際について検討 ・時間軸の設定(標準的な支援モデルを参考に達成に要する期間を設定) ・短期目標や到達すべき目標(ゴール)などの段階的な目標設定の必要性 ・サービス等利用計画の目標に沿った個別支援計画の作成 ○演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究②(個別支援計画編) ※ 事例研究①と同様に、障害内容等の異なるより困難な事例を用いて、アセスメント結果がすでに明らかとなっている状況から正確な個別支援計画書を作成・修正できるかと言った観点から演習を展開する。 ・サービス開始後のモニタリング結果を踏まえ、個別支援計画書を適切に修正 ・次のステージへの移行も想定した終了時評価の実施 ○演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際(模擬会議) ※ 個別支援計画の作成に係る会議をシミュレーションし、サービス管理責任者としてサービス提供者が展開する様々なサービス内容をチェックし、支援チームに対するマネジメントの方法について演習する。
アセスメントや到達目標の設定などから個別支援計画の作成 都道府県 演 習 の 展 開 イ メ ー ジ ・各演習では、事例を用いながらサービス提供プロセス全般を扱う。 ・各演習では、プロセスのどこにウェイトを置くか、演習課題の難易度の設定、事例を検証する際の視点など、事例を取り扱うことをとおして知識や技術を学ぶ。 一連のサービス提供プロセス 2日目午後 演習1 アセスメントや到達目標の設定などから個別支援計画の作成 4時間 3日目の午前 演習2 個別支援計画の変更・修正に重点 3時間 3日目午後 演習3 模擬支援会議を通じサービス管理責任者の姿勢を確認し、サービス管理責任者の役割の確認 3時間
演 習 の 実 施 方 法 (1)グループに分かれて実施 研修者を6人程度のグループに分けて実施。 演 習 の 実 施 方 法 (1)グループに分かれて実施 研修者を6人程度のグループに分けて実施。 メンバー構成は、出身地、職種などにより偏りがでないように事前に組み分けする(幅広い視点を養う観点から演習ごとにメンバーを組み直して良い)。 また、各グループでは、演習ごとに司会進行、記録、発表の担当者を決める。 (2)演習方式 研修参加者全員が参加意識をもち、相互の意見交換により効率的に研修効果を挙げるよう小グループで検討するバズセッション方式を基本とする。 展開に応じて個別支援会議のロールプレイを取り入れる。 (3)演習スタッフ 講師となる演習スタッフは、全体進行と助言を担当する統括する演習リーダー1名、会場内で各グループに対する助言などサポートを担当する者(ファシリテーター)を配置する。 (4)プレゼンテーションと全体総括 各演習とも、途中で1~2回の全体発表(プレゼンテーション)を実施し、グループ間での意見交換と演習リーダーからの助言に基づいて総括を行う。
分野別(知的・精神)の演習プログラム ○演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究①(アセスメント編) ※事例に基づき、計画を作成するための支援課題の整理について重点をおいて演習を展開する。 (1)アセスメントの実施と課題の整理 (2)時間軸に配慮した到達目標を含む個別支援計画の作成 ○演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究②(個別支援計画編) ※事例の変更要因を再アセスメントし、以下の項目に重点を置いて演習を展開。モニタリングにより、個別支援計画の修正を行う。 (1)中間評価と計画修正の演習のガイダンス (2)演習事例の情報提供、変更要因の検討(モニタリング) (3)個別支援計画の修正 ○演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際(模擬会議) ※模擬支援会議を行い、サービス管理責任者としての姿勢の確認をする。更に、職員への指導助言や関係機関の連携(地域自立支援協議会への参画)等、サービス管理責任者の業務、役割について再確認し、演習を総括する。 (1)模擬支援会議の実施 (2)サービス管理責任者の業務整理 (3)関係機関との連携 (4)サービス管理責任者の役割と業務の総括
2.演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究①(アセスメント編)
演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 事例研究①(アセスメント編) 〔4時間〕 演習1:サービス提供プロセスの管理の実際 事例研究①(アセスメント編) 〔4時間〕 《獲得目標》 アセスメントや個別支援計画の作成に関する知識と技術を習得する。 《内 容》 受講者には、事前課題として、事例の概要を読み込んだ上で、「支援のための課題整理」を課す(指定様式)。グループ内でその共有を図るとともに、個別支援計画の作成のための演習を行う。 《研修企画運営のポイント》 □ 事前課題の事例選定等、十分な準備を行い実施する。 □ 演習1の目的・手順を明確にして演習に入る。 □ サービス等利用計画との連動を明確にする。 □ 本人の状態やニーズの把握というアセスメントと支援の課題整理に演習の力点を 置く。 □ 個別支援計画の作成には、十分なアセスメントと支援の課題整理が必要であるこ とを明確にする。 □ 演習がスムースに進行出来るよう、アイスブレイクも疎かにしない。
演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 都道府県では実施する場合の時間配分の例 演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 4 時 間+休憩20分 13:00 13:20 14:30 14:40 16:00 16:10 17:00 17:20 ガイダンス 演習① 休憩(10分) コメント 総括演習②の説明 個別支援計画の作成 休憩(10分) 課題の整理の 共有化 意見交換と全体発表と (20分) (70分) (80分) (50分) (20分) ○分野別演習の説明 ○支援上の課題をグループ内で共有 ○事前課題の発表 ○事例の説明 ○到達目標の検討 ○支援内容の検討 ○支援目標の検討 ○グループ内で個別支援計画を作成 ○意見交換 ○全体発表 ○スーパーバイズ
演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 国研修用 演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 演習2:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究②(個別支援計画編) 13:00 13:20 13:50 14:30 14:40 15:00 16:15 17:30 ガイダンス 演習① 課題の整理と 共有化 個別支援計画の作成 追加情報 休憩・移動 模擬サービス担当者会議 分野間での連携の意味 (20分) (30分) (40分) (20分) (75分) (75分) ○分野別演習の説明 ○支援上の課題をグループ内で共有 ○事前課題の発表 ○事例の説明 ○到達目標の検討 ○支援内容の検討 ○支援目標の検討 ○グループ内で個別支援計画を作成 〇共同生活援助利用に関する追加情報 〇サービス担当者会議参加準備 〇モニタリング情報として配布された新情報をもとに新たな支援計画の見直し案を話し合う ○個別支援計画のすり合わせ 〇共通の支援や分野間の固有性 〇都道府県に持ち帰ったときの視点
演習事例① 課題の整理 【この事例の登場人物、施設名等の名称はすべて仮称です】 国研修用 演習事例① 課題の整理 【この事例の登場人物、施設名等の名称はすべて仮称です】 霞が関太一さんは、統合失調症を発症して同じ地元の病院で入退院を繰り返しています。今回は、お金を持たずに放浪しているところを警察に保護されて、病状が悪化していたため3回目の入院となりました。 家族は一緒に生活をすると本人に振り回されてしまうのでこれ以上一緒に住めないと話しています。病院の精神保健福祉士(PSW)は太一さんと退院後の生活について話し合いました。その結果、「3回も入院してしまって自分一人で頑張っても上手く行かない事がわかった。人に協力してもらいながら生活していこうと思っている」と話しました。 病院のPSWから相談支援事業所に連絡が入って支援開始となりました。先日、グループホームの見学に行ったところ、同じ年齢くらいの方が「将来的には一人暮らしをするためにここ(グループホーム)で練習をしている」と言っていたのを聞いて、「自分もここで(一人暮らしの)練習がしたい」と希望されました。太一さんは日中の活動に関しては、「将来的には一人暮らしをして車を買いたい。生活保護では車を買えないので、就職して稼ぎたい。」と言って、退院後には就労継続支援B型で就労訓練を行いたいと希望しています。 太一さんは、相談支援事業所にサービス等利用計画案の作成を依頼し、相談支援事業所がアセスメントを実施、計画案を作成し太一さんに提示し、了承を得たので計画案をA市福祉課に提出しました。それを受けてA市福祉課は共同生活援助と就労継続支援B型の支給決定を行いました。相談支援事業所の相談支援専門員は、「サービス担当者会議」を行います。 みなさんは、共同生活援助事業者のサービス管理責任者として、サービス担当者会議に出席します。出席するにあたり、霞が関太一さんの「事例概要」及び「アセスメント表」をもとに、共同生活援助を利用することを前提として①「課題の整理」を行ってください。 サービス担当者会議を経て、それぞれの事業所との契約するに至りました。 次に皆さんは、個別支援会議の実施、個別支援計画の作成へ向けて準備を行っています。5日後に行われる個別支援会議を行うにあたり「事例概要」及び「アセスメント表」「課題の整理」に加えてサービス等利用計画をもとに、②個別支援計画書(案)を作成してください。
グループホームピアハウス 国研修用 共同生活援助事業所(介護サービス包括型) *夜間は連絡体制のみ 入居定員4名 現在 男性4名利用中 *夜間は連絡体制のみ 入居定員4名 現在 男性4名利用中 建物 戸建住宅 5LDK 居室4室(8畳) 世話人室 リビング(共有スペース)、お風呂、トイレ、洗面所、キッチンは共有 立地環境 住宅地の一角にあり、すぐ隣には公園がある。歩いて5分の所にコンビニ、スーパーなどがあり、駅までも徒歩15分程度。 サービス管理責任者 ― 川崎 まさお *普段は別にある事務所にいて、他に2ヶ所のホームも見ている。 世話人 ― 豊田 のぞみ 月~金 6:00~9:00、15:00~20:00 (1日 計8h勤務) 生活支援員 ― 名古屋 ひかり 土・日 8:30~17:30(8h勤務)
課題の整理表 № 記入様式 1 グループ 利用者名 さん 意向等ニーズの把握 初期状態の評価 (利用者の状況 ・環境の状況) 記入様式 1 課題の整理表 グループ 利用者名 さん № 意向等ニーズの把握 初期状態の評価 (利用者の状況 ・環境の状況) 支援者の気になること ・推測できること (事例の強み・可能性) 解決すべき課題
課題整理の目的 課題整理のポイント 課題整理のポイント 利用者の意向に沿っているか 人生の一部分としてとらえているか 全体像をとらえているか 多面的にとらえているか 複数の立場、職種の意見が反映されているか 課題は検証可能か
課題整理の記入についての工夫 事例研究①では、(1)アセスメントの実施と課題の整理 (2)時間軸に配慮した到達目標を含む個別支援計画の作成が目的である。 都道府県の研修では、ケアマネジメントのアセスメント、課題整理、ご本人の希望に即した個別支援計画の作成について、再確認する機会となる。 全体像の把握(要約)は記入様式に示していないが、全体像の把握、要約の有効性を確認するため、以下の要領を参考にして記入すると、その差異が確認出来る。 アセスメントでは、できることとできないことをチェックしているうちに、ご本人の全体像がぼやけてしまうことがある。⇒アセスメントを100字程度で要約してみる。 ご本人の意向等のニーズを、一つひとつ整理しながらも、支援課題を全体的に整理する。⇒全体像の把握のために、課題整理表のニーズごとの横線を省いた。 ご本人の能力、家族、インフォーマルな支援等の状況等は、利用者の状況、環境の状況に整理する。 支援者の気になることや推測できることには、ご本人の強さ、可能性、揺れ具合も含めた見立てとして整理する。 支援者の見立てのうえで、ご本人の希望に即した支援を行うためには、もう一度、ご本人の全体像を確認する。⇒「○○さんって、どんな人」ということを、100字程度でまとめてみる(箇条書きでも可)。 ご本人の全体像をふまえて、ご本人の希望に即した支援を行うための解決すべき課題を整理する。 ご本人の解決すべき課題から目標を導き出し、それが、なぜご本人にとって大切なのかを整理する。
個別支援計画 具体的 到達目標 本人の役割 支援内容 支援期間 担当者 優先 順位 利用者氏名: 作成年月日 / / 記入様式 個別支援計画 利用者氏名: 作成年月日 / / サービス等利用計画の総合的な方針 到達目標 長期目標(内容・期間等) *必要に応じてサービス利用終了時の目標を加える。 短期目標(内容・期間等) 具体的な到達目標及び支援計画等 具体的 到達目標 本人の役割 支援内容 (内容・留意点等) 支援期間 (頻度・時間・期間等) 担当者 優先 順位 平成 年 月 日 利用者氏名 印 サービス管理責任者氏名 印
計画作成のポイント サービス等利用計画に基づき個別支援計画を作る 本人のニーズがきちんと反映されているか?支援者側の押し付けになっていないか? 本人を中心とした計画を、本人と一緒に作っていく過程こそが大切 →自分の支援計画をラフスケッチする力をつける →自分の人生に責任を持つという視点 本人が分かりやすい言葉で書く 支援内容を抽象的な言葉でごまかさない(安定した生活、楽しい暮らし、薬がちゃんと飲めるように・・・etc) 具体的な目標、期間を設定する。数量化出来るように努める。 →定期的に評価を行う 小さなステップを踏むような計画になっているか 分野別講義テキストを参照
3.演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究②(個別支援計画編)
演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 事例研究②(個別支援計画編) 〔3時間〕 《獲得目標》 個別支援計画の中間評価(モニタリング)を行い、個別支援会議の運営、個別支援計画の修正に関する知識と技術を習得する。 《内 容》 事例を使用して、グループ毎に変更要因を検討し、本人や環境の変化等に対応した個別支援計画の修正のポイントを明確にする。 《研修企画運営のポイント》 □ 事例選定、必要な参考資料等、十分な準備を行い実施する。 □ 演習2の目的・手順を明確にして演習に入る。 □ 新たな事例②を使用して各グループで検討する変更要因の例を予め想定して、必 要な指導ポイントを確認しておく。
演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究② (個別支援計画編) 都道府県では実施する場合の時間配分の例 演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究② (個別支援計画編) 3時 間+休憩10分 9:00 9:10 9:30 10:00 10:50 11:00 12:00 12:10 演習説明 休憩(10分) 総括 事例の確認と追加情報の提示 モニタリングと支援目標の見直しの検討 課題整理表作成 個別支援計画の変更修正 全体発表と意見交換・コメント (10分) (20分) (30分) (50分) (60分) (10分) ○演習の目的、方法に関する説明 ○変更要因の確認(情報整理) ○個別支援会議 ○到達目標の検討 ○支援内容の検討 ○支援目標の検討 ○グループ内で個別支援計画の修正 ○講師によるコメント ○意見交換 ○全体発表 ○リーダーによるまとめ
演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 国研修用 演習1:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究①(アセスメント編) 演習2:サービス提供プロセスの管理の実際:事例研究②(個別支援計画編) 13:00 13:20 13:50 14:30 14:40 15:00 16:15 17:30 ガイダンス 演習① 課題の整理と 共有化 個別支援計画の作成 追加情報 休憩・移動 模擬サービス担当者会議 分野間での連携の意味 (20分) (30分) (40分) (20分) (75分) (75分) ○分野別演習の説明 ○支援上の課題をグループ内で共有 ○事前課題の発表 ○事例の説明 ○到達目標の検討 ○支援内容の検討 ○支援目標の検討 ○グループ内で個別支援計画を作成 〇共同生活援助利用に関する追加情報 〇サービス担当者会議参加準備 〇モニタリング情報として配布された新情報をもとに新たな支援計画の見直し案を話し合う ○個別支援計画のすり合わせ 〇共通の支援や分野間の固有性 〇都道府県に持ち帰ったときの視点
(参考様式) 個別支援計画の中間評価
中間評価のための確認表 (参考様式) 中間時の評価等 (1)当初目標の達成状況とそれに要した期間 中間時の評価等 (1)当初目標の達成状況とそれに要した期間 (2)次のステップとして利用者が希望する生活とその後の実際 ① 本人の希望 ② 評価時の実際の生活状況 (3)サービス提供事業者との連携状況
演習2の進行表 国研修用 (1)追加情報(モニタリング情報) 共同生活援助事業利用の追加情報をもとにサービス担当者会議に臨む。 (2)就労、地域の合同グループをつくる。 就労の部屋に移動。ファシリテーターもグループの同行して移動する。 (3)簡単な自己紹介 (4)ロールプレイ ○演習のガイダンス・演習の目的、進め方について説明 ○模擬サービス担当者会議の設定 ・設定は、サービス管理責任者から追加情報の報告を受けた相談支援専門員がサービス担当者会議を開催した。 ○模擬サービス担当者会議 ・グループごとに場面を確認し、模擬支援会議の役割を分担する。 ・役割の設定について説明を受ける。 ・ロールプレイは就労・地域の2グループで1組となり、実施と観察を交代で行う。 ・1回目は地域分野を実施グループとして、就労分野が観察者となる。ただし、就労分野から就労のサビ管と支援員役として実施グループに参加する。 ・ロールプレイが終了した後のフィードバック *サービス管理責任者の役割や機能、本人の気持ちなどについて、サービス管理責任者役、本人役、観察者などから意見や感想を述べてもらいグループとしてフィードバックする。 ・2回目は就労分野を実施グループとして、地域分野が観察者となる。ただし、地域分野からグループホームのサビ管と世話人役として実施グループに参加する。
実施方法 2回目 1回目 【演習2】 75分 国研修用 金魚鉢分析の要領だよ。 実施グループは就労分野 実施グループは地域分野 グループホームのサビ管と世話人役は地域分野から参加 就労のサビ管と支援員役は就労分野から参加 就労のサビ管 GHのサビ管 就労の支援員 GHの世話人 本人 本人 GHの世話人 就労のサビ管 父 父 GHのサビ管 就労の支援員 福祉課職員 福祉課職員 相談支援専門員 相談支援専門員 観察者は就労分野 観察者は地域分野 地域分野を実施グループとして、就労分野が観察者となる。ただし、就労分野から就労のサビ管と支援員役として実施グループに参加する。 就労分野を実施グループとして、地域分野が観察者となる。ただし、地域分野からグループホームのサビ管と世話人役として実施グループに参加する。
模擬サービス担当者会議のロールプレイ 演習2の流れ 国研修用 【演習2】 75分 模擬サービス担当者会議のロールプレイ 演習2の流れ 演習内容 所要時間 1 準備 25分 2 ロールプレイ (その①) 15分 3 振り返り (その①) 10分 4 ロールプレイ (その②) 5 振り返り (その②)
模擬サービス担当者会議 配役 【演習2】 75分 国研修用 役名 氏名 役柄 配役(氏名) 本人 霞が関たいち 父親 霞が関いちろう 模擬サービス担当者会議 配役 役名 氏名 役柄 配役(氏名) 本人 霞が関たいち 父親 霞が関いちろう 相談支援専門員 六本木はやと A市福祉課 グループホームサービス管理責任者 川崎まさお 世話人 豊田のぞみ 就労継続支援B型サービス管理責任者 本田 支援員 鈴木
ロールプレイについて(概 要) 1.ロールプレイとは 2.ロールプレイのメリット 3.ロールプレイの方法 ロールプレイについて(概 要) 1.ロールプレイとは ○現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある 事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。 ○学習者は、役割を演じなければならないが、演じ方はたいてい演者の自由である。 ○対人関係や態度・行動を通して行われる学習に用いられる。 2.ロールプレイのメリット ○意志決定過程にみられるような物事のプロセスについて学ぶ可能性が高くなる。 3.ロールプレイの方法 1)事前準備 ○シナリオ:準備の段階でシナリオを作成するか、役割だけを決めて自由に行うか、目的 によって決定する。 ○時間:決まっているわけではない ○オリエンテーション:実施する前に学習者にその目的を十分に説明する。 2)実施 ○実施中にロールプレイをビデオに録画しておけば、後で見直すことができる。 3)フィードバック ○ロールプレイ終了後、気づきや学びを話し合うことで、学習を深め、広げることが大切
ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的 ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的 日常生活の中で、人は必ず様々な役割を背負って暮らしていることを考えますと、人生はまさにドラマと言えます。その中で、常に同じような役割ばかりをこなしていますと、新たな人間関係を作り出すことは大変難しくなります。 ロールプレイとは、参加者が自由な雰囲気の中で、あるテーマについて即興的に役割を演じ、 協同して、役割行動の変容を図るもので、日常生活におけるそれぞれの役割を見直し、新しい状況に応じられるようになることを目的としています。 (1) 日常生活における自分の役割を見直し、日常生活での課題を解決する手がかりを得ます。 (2) 参加者全員が、感情の解放をします。 (3) 新しい、突発的な状況に応ずることができます。 したがって、ロールプレイは日常生活のリハーサルとも言えるでしょう。参加者はうまく演ずる 必要はありません。大切なのは、いかに自分なりに自発性を発揮して演ずるかです。 自発性が回復されれば、ロールプレイでの新鮮な役割体験は、新しい役割を日常生活に取り入れる原動力となります。 自発性とは、新しい状況においても、周囲と自分自身にとって、より適切な、望ましい対応ができるということです。一般に、人は、新しい状況に対しては、他人の意見や自分の既有の体験をよりどころとして対応してしまいがちです。自発性は、そのような自分の外側から規制してしまうのではなく、自然に自分の中から自分を動かしていくことです。 自発性は、まず役割をとること(役割取得)から、自発的に個性的に演ずること(役割演技)、 さらに、新しい役割を創造すること(役割創造)へと段階的に高まっていきます。
ロールプレイを行う上での注意 1)ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること ロールプレイを行う上での注意 1)ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること 2)事前準備(オリエンテーション):参加者が主体的に関われるように情報や知識の整理 3)役割別の準備:各役割ごとに自分たちの役作りを行い,場面設定を話し合う 4)役割演技・討議:役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い 5)誰か一人が時間を占領しないこと 6)振り返り(フィードバック):必ず自分の役やほかの役について感じたこと、考えたこと を振り返る時間をとり、ロールプレイの後,他の人へ感情・しこりが残らないよう配慮
分野間での連携の意味 75分 演習2を行った、就労・地域の合同グループを均等に2グループにわける。 意見交換の内容 (55分) 演習2の感想 国研修用 分野間での連携の意味 75分 演習2を行った、就労・地域の合同グループを均等に2グループにわける。 意見交換の内容 (55分) 演習2の感想 個別支援計画のすり合わせ 都道府県の研修における5分野連携の現状について 分野を超えた共通の概念、分野ごとの固有性について 今後のサービス管理責任者研修や人材育成の課題 全体共有(20分) 発表 コメント
演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究② (個別支援計画編) 国研修用 演習2:サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究② (個別支援計画編) 演習4 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 9:00 9:10 9:40 9:50 10:10 10:20 12:10 13:10 14:10 ふりかえり 個別支援計画修正案の作成 演習ガイダンス 都道府県に持ち帰ったときの視点 休憩(10分) 昼休憩(60分) サービス管理責任者の 役割等について検討 演習の 総括 (110分) (60分) (30分) (20分) 演習2 ○模擬担当者会議で得た情報や新たなサービス等利用計画をもとに個別支援計画の修正案をグループで作成。 演習3 ○G内でサービス管理責任者の役割などについて議論 ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。 ○研修全体を振り返り、各都道府県で研修を実施するときに工夫する点などをG内で話し合う。 ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。
06 個別支援計画の中間評価
個別支援計画修正案の作成(30分間) 「モニタリングによる新たなニーズ」 【演習2】 70分 国研修用 【演習2】 70分 個別支援計画修正案の作成(30分間) 「モニタリングによる新たなニーズ」 昨日の2つの模擬担当者会議のうち地域生活Gを母体としたロールプレイを活用して個別支援計画の修正案を作成します。 太一さんは、「今はステップ(就B)からピアハウス(GH)に帰ってきて、疲れて何もできない日もあるけれど、早く就職活動をして仕事をしたい。体力と自信をつけたいのでステップでもいいけど、もっと就職につながるような活動もしていきたい。そして予定通り1年後には一人暮らしを始めたい。」 と希望されていることがわかりました。
⑥都道府県研修での実施に関する 意見交換 (10分間) 国研修用 【演習2】 70分 ⑥都道府県研修での実施に関する 意見交換 (10分間) ・各グループで、「都道府県研修において【演習2】サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究② (個別支援計画編)を実施する際の工夫や留意点等について意見交換する。
2~3グループから、「都道府県研修における【演習2】サービス提供プロセスの管理の実際」についての意見交換の内容を発表してもらう。 国研修用 【演習2】 70分 ⑦意見交換の内容の発表 (10分間) 2~3グループから、「都道府県研修における【演習2】サービス提供プロセスの管理の実際」についての意見交換の内容を発表してもらう。
4.演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際(模擬会議)
○演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際(模擬会議) 【獲得目標】 ・ 模擬支援会議を通じて、サービス管理責任者の視点、あり方について学ぶ。 ・ これまでの演習を通じて、サービス提供プロセスの管理、サービスの質の確保、関係機関との連携(協議会への参画)等、サービス管理責任者の業務と役割について再確認する。 【内 容】 演習1又は2において作成した個別支援計画を、本人・家族に説明する場面を想定して模擬支援会議を実施し、利用者本人の意向を踏まえた計画になっているか確認する。 サービス管理責任者としてのサービス内容チェック、マネジメント方法について検討する。 ・アセスメントから終了時評価までの支援全体を振り返り評価する ・関係機関との連携等について討議する ・今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括 【研修企画のポイント】 □ 演習に必要な参考資料等、十分な準備を行い実施する。 □ 演習の目的・手順を明確にして演習に入る。 □ 業務と役割の検証に際して、「実施出来た業務や役割」、「課題となった業務や役割」といった視点から実施出来るよう、例示資料を明示する。
演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際 (模擬会議) 都道府県では実施する場合の時間配分の例 演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際 (模擬会議) 3時 間+休憩20分+1時間 13:00 13:10 14:30 14:40 16:10 16:20 17:20 ガイダンス ロールプレイ (模擬支援会議) 休憩(10分) 休憩(10分) サービス管理責任者の 役割等について検討 演習の 総括 (10分) (80分) (90分) (60分) 日程・目標・ロールプレイの説明 ○模擬支援会議を実施 ・演習1か2で作成したプランを本人・家族に説明する、など。 ・本人・家族は、プラン作成グループと別のグループの構成員が担当するなど工夫を。 ・2組で役割交替して実施 ○G内で話し合い。 ○G内でサービス管理責任者の役割などについて議論 ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。 ○研修全体を振り返る ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。
演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際 国研修用 演習3:サービス内容のチェックとマネジメントの実際 演習4 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 9:00 9:10 9:40 9:50 10:10 10:20 12:10 13:10 14:10 ふりかえり 個別支援計画修正案の作成 演習ガイダンス 都道府県に持ち帰ったときの視点 休憩(10分) サービス管理責任者の 役割等について検討 昼休憩(60分) 演習の 総括 (90分+20分) (60分) (30分) (20分) 演習2 〇模擬担当者会議で得た情報や新たなサービス等利用計画をもとに個別支援計画の修正案をグループで作成。 演習3 ○G内でサービス管理責任者の役割などについて議論 ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。 ○研修全体を振り返り、各都道府県で研修を実施するときに工夫する点などをG内で話し合う。 ○G毎に話し合いの結果を発表 ○講師陣によるコメント。
演習3(前半)の進行表 都道府県 (1)ロールプレイ ○演習のガイダンス ・演習の目的、進め方について説明 ○模擬支援会議の設定 ○演習のガイダンス ・演習の目的、進め方について説明 ○模擬支援会議の設定 ・事例を用いた支援会議 ・設定は、個別支援計画を本人や家族を含めた関係機関に説明し、今後につなげていくための会議とする。 ○模擬支援会議 ・グループごとに場面を確認し、模擬支援会議の役割を分担する。 ・役割の設定について説明を受ける(役割カードの説明) ・ロールプレイは2グループで1組となり、実施と観察を交代で行う。 * 本人及び家族役は観察グループのメンバーが実施グループに入り対応する。 ・ロールプレイが終了した後のフィードバック *サービス管理責任者の役割や機能、本人の気持ちなどについて、サービス管理責任者役、本人役、観察者などから意見や感想を述べてもらいグループとしてフィードバックする。 (2) 発表と意見交換 ・2~3グループから発表 ・意見交換
模擬個別支援会議のロールプレイ ・【演習3】の都道府県研修の時間数は、3時間です。 【演習3(前半)】 80分 模擬個別支援会議のロールプレイ ・【演習3】の都道府県研修の時間数は、3時間です。 ・【演習3】前半の「模擬支援会議ロールプレイ」を80分間で実施します。 ・模擬的に行う目的は、進行の手順や効果的な運営方法を確認するためです。
模擬個別支援会議のロールプレイ 演習3(前半)の流れ 都道府県 【演習3(前半)】 80分 模擬個別支援会議のロールプレイ 演習3(前半)の流れ 演習内容 所要時間 1 準備 10分 2 ロールプレイ (その①) 15分 3 振り返り (その①) 4 ロールプレイ (その②) 5 振り返り (その②) 6 意見交換 20分
① 準備 (10分間) (1)順番決め ペアになったグループ同士で、実施と観察の順番を決める。 (2)配役 都道府県 【演習3(前半)】 80分 ① 準備 (10分間) (1)順番決め ペアになったグループ同士で、実施と観察の順番を決める。 (2)配役 グループ毎に支援会議の出席者を決め、配役し、役柄設定を確認する。 (3)設定確認 「個別支援計画を本人や家族に説明し同意を得る場面」であることを全員で確認する。
② ロールプレイ演習(その1) (15分間) (1)本人役と家族役の2人だけを、ペアのグループ同士で入れ替える。 都道府県 【演習3(前半)】 80分 ② ロールプレイ演習(その1) (15分間) (1)本人役と家族役の2人だけを、ペアのグループ同士で入れ替える。 (2)先行グループは着席する。 (3)後行グループは先行グループの周囲に着席する。 (4)ロールプレイ実施(15分間)
③ロールプレイ(その1)の振り返り (10分間) 都道府県 80分 【演習3(前半)】 ③ロールプレイ(その1)の振り返り (10分間) ●実施グループは、サービス管理責任者の役割、その他の各役柄の気持ち等について意見や感想を述べ合う。 ●観察グループからの質問、意見、感想等の発言も促す。 ●実施者と観察者双方のフィードバックを受け、振り返ることで“気付き”を“学び”にする。
小道具の活用 ①名立て 自己紹介した後で、「ところであなたは誰でしたっけ?」とは聞き難いもの。 ②イエローカード 都道府県 【演習3】前半 80分 小道具の活用 ①名立て 自己紹介した後で、「ところであなたは誰でしたっけ?」とは聞き難いもの。 ②イエローカード 「どうですか?」って言われても意味が解らない時や、(嫌だって言い難いな…)と言う時に出してもらう。
⇒だから、時間が足りなくても省かず、必ず最後に振り返りを行いましょう。 振り返り(フィードバック) 役割を演じて体験したこと考えたことを全員が言葉にして分かち合う。…例えば ・ ○○役として、自分自身が感じたこと… ・ ○○役として、他者の役について、いつもの自分とは感じ方、見方、考え方が違ったところ… ・ ○○役として、△△役の言動に抱いた感情……等 ●演技であっても、思ったより内面が動かされることを経験する。その内面のざわつき、揺れ、感情的な反応を表現し共有することでロールプレイによる気付きは深くなる。その気付きが今後の会議の機能を上げていく。 ●分かち合うことで、役から離れられる(終わることが出来る)効果もある。 ⇒だから、時間が足りなくても省かず、必ず最後に振り返りを行いましょう。
演習3(後半):サービス内容のチェックとマネジメントの実際 都道府県では実施する場合の時間配分の例 サービス管理責任者業務の要点整理 【演習3(後半)】 90分+1時間 演習3(後半):サービス内容のチェックとマネジメントの実際 14:40 15:00 15:20 15:25 16:10 16:20 17:20 相談支援専門員との連携 グループ内 の役割決め 休憩 演習の総括 講師のコメント サビ管業務 の要点整理 ・グループ討議 サービス管理責任者の業務内容について話し合う ・全体発表 ・講師コメント (20分) (5分) (45分) (20分) (45分) (10分) (15分) ○ガイダンス ○演習(案)の例示 ○チェックリストと調査資料を使いサビ管の役割の説明 ○サービス管理責任者の業務について話し合う。 ○G毎に司会、記録、発表者を決める ○G毎に演習案や議論内容を発表
演習3(後半)「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」 国研修用 【演習3(後半)】+【演習4】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分+20分 演習3(後半)「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」 演習4 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 10:20 10:40 11:00 11:05 11:30 11:40 11:50 12:10 相談支援専門員との連携 グループ内の役割決め グループ毎に 全体発表 グループ討議 サービス管理責任者の業務内容について 話し合う 講師のコメント 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 午後の準備 サビ管業務 の要点整理 (20分) (25分) (10分) (20分) (5分) (10分) (20分) ○ガイダンス ○演習(案)の例示 ○チェックリストと調査資料を使いサビ管の役割の説明 ○一言コメント ○特に、職員への指導(世話人とのコア会議)及び他の機関との連携におけるサビ管の業務についてまとめる。 演習4 ○Gごとに都道府県研修における【演習3】の演習方法についても議論 〇研修指導者として、都道府県研修での到達目標や工夫についても情報交換 ○G毎に司会、記録、発表者を決める ○G毎に演習案や議論内容を発表
【演習3】 サービス管理責任者の役割 【演習4】 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 国研修用 【演習3(後半)】+【演習4】 90分+20分 【演習3】 サービス管理責任者の役割 【演習4】 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) ●【演習1~2】では、サービス管理責任者の業務の中から主に「サービス提供のプロセスと管理」を取り上げました。この時間では、多岐にわたるサービス管理責任者の業務と役割を再確認し、全体像の理解へとつなげます。 ●【演習3】では、共通講義「障害者総合支援法とサービス管理責任者の役割」の内容を、受講生が自分の職場でのあり様を考え、現場感を持って理解することを目指して下さい。 ●国研修では、【演習4】 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策)として、都道府県研修の企画立案に役立てるための議論、情報及び意見交換の時間を設けます。
サービス管理責任者の業務の要点整理 (20分) サービス管理責任者業務の要点整理 【演習3(後半)】 90分 サービス管理責任者の業務の要点整理 (20分) ●今までの講義の内容を再確認し、サービス管理責任者の業務について話し合う。業務整理表を参考にして、サービス管理責任者業務全体を振り返る。その上で、この時間は、特に、職員への指導(世話人とのコア会議)及び他の機関との連携におけるサービス管理責任者の業務についてまとめる。
サービス管理責任者となる方へ 「今だって大変なのに、そんな大変なこと自分にできる訳ない…」と思われがちなサビ管業務。 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 サービス管理責任者となる方へ 「今だって大変なのに、そんな大変なこと自分にできる訳ない…」と思われがちなサビ管業務。 しかし、利用者への直接支援だけではなく、人材育成、事業所運営、さらに地域社会へと活躍が期待されるとてもやりがいがある仕事です。 サビ管となったからには、事業所内部から関係機関へ、そして地域社会へと目を向け足を運びましょう。
サービス管理責任者の業務整理 【演習3(後半)】 90分 サービス管理責任者業務の要点整理 外部の関係機関 地域社会 (地域自立協議会) 外部の関係機関 地域社会 (地域自立協議会) 事業所内 ①支援プロセスの管理 ・進行管理 ・課題の整理 ・個別支援計画の修正 ②職員への 指導助言 ・指導と助言 ・人材育成 ・質の向上 ③関係機関と の連携 ・連携の要 ・地域社会への発信 ・社会資源の創出 ④その他 ・利用者満足度の向上 ・第三者評価の導入 など
①支援プロセスの管理 ⇒個別支援の質を担保する役割 ●進行管理 ・支援計画と時間軸はセットで提供 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 ①支援プロセスの管理 ●進行管理 ・支援計画と時間軸はセットで提供 ・時間軸の妥当性のチェックとタイムキーパー役 ・ゴール設定(長期目標と短期目標)の妥当性のチェック ●個別支援会議の開催 ●支援課題の整理と大方針の設定 ●個別支援計画の作成(←最も重要!!) ・サービス管理責任者には最終的な責任がある。署名と押印で責任の明確化を! ⇒個別支援の質を担保する役割
②職員への指導助言 ⇒人材育成を担い、後進を育てる役割 ●適宜のスーパーバイズ 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 ②職員への指導助言 ●適宜のスーパーバイズ ●「個別支援会議(事業所内カンファレンス)」の進行役として、議論を深める ●「サービス利用計画書」に基づく、事業所としての「個別支援計画」の作成 ●研修等で off the job trainingを行う ●利用者面接、家族面接、見学案内に同席する等 on the job trainingを行う ⇒人材育成を担い、後進を育てる役割
ところで、OJTとは? ●伝統的な徒弟制度や準備なく現場に放り込むこととは異なる。 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 ところで、OJTとは? ●伝統的な徒弟制度や準備なく現場に放り込むこととは異なる。 ●その職場の上司(先輩)が部下(後輩)に対し、実際の業務遂行を通して、意図的・計画的・継続的に、必要な知識・技術・態度などを修得させる一連の活動のこと。 OJTはただ単に「やりながら覚える」と言う意味ではありません。 以下の言葉は、元々は米沢藩主上杉鷹山の言葉をヒントにしていますが、OJTの神髄を表していると言われています。 …やってみせ、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず…。 山本五十六
③関係機関との連携(その1) ●「サービス担当者会議(サービス利用計画作成会議)」への参加 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 ③関係機関との連携(その1) ●「サービス担当者会議(サービス利用計画作成会議)」への参加 ・相談支援専門員と連携し、支援チームによるネットワーク構築に寄与 ⇒「サービス等利用計画」をもとに「個別支援計画」を作成することで、 地域や外部につながる支援になっていく つまり、 顔の見える関係の“顔”になるってことですね!
⇒事業所、利用者、障害者を地域社会へつなげる役割 【演習3(後半)】 90分 サービス管理責任者業務の要点整理 ③関係機関との連携(その2) ●(自立支援)協議会への参画 例えば… ・必要なサービスが福祉計画に盛り込まれるように働き掛ける(ボトムアップ)、 ・地域の工夫と知恵で、足りない資源を創出する、 ・事例検討会を定例化し、地域の課題を地域で解決する仕組みを作る、 ・事業所の顔として地域活動や行事に積極的かつまめに参加し、利用者が地域に溶け込む呼び水となる、 ・事業の対象や効果を外部に解り易く説明し、PRする… ⇒事業所、利用者、障害者を地域社会へつなげる役割
関係機関との連携についての指導ポイント 【演習3(後半)】 90分 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 関係機関との連携についての指導ポイント サービス管理責任者は、自立訓練・共同生活援助の事業だけで、本人を支えるのではなく、様々な資源の中の1つであることを自覚しておこう。 →自分達だけで、本人を支えようとしない事が大事!! より豊かな本人の暮らしを支援していくためには、いろいろな社会資源を知っておこう。 → 自分達の地域の地域診断をしてみよう!! サービス管理責任者は、本人と周囲とを繋いでいくコーディネータの役割がある。その時には、地域にある(自立支援)協議会をうまく活用しよう。 →資源が足りない時には作っていく事がコーディネーターの役割。このような場合には(自立支援)協議会と連携していく事が重要!! 何かあったら個別支援会議を開こう。 →誰が声をかけても良い会議。問題に気付いた人が声をかけよう。サービス管理責任者はその一人。スムーズに会議が行えるように、日頃から関係機関との良好な関係を築いておくことも大事な仕事!! 分野別講義テキストを参照
④その他 ●利用者満足度調査の実施 支援者の自己満足に陥らないよう“利用者満足度”に注目して事業所を見直す ●第三者評価の導入 【演習3(後半)】 サービス管理責任者業務の要点整理 90分 ④その他 ●利用者満足度調査の実施 支援者の自己満足に陥らないよう“利用者満足度”に注目して事業所を見直す ●第三者評価の導入 客観的な評価に基づく質の向上へ
【演習3】についてのグループ討議(50分) 手順 (①進行役、記録係、発表者を決めます。)5分 【演習3(後半)】 グループ討議 90分 【演習3】についてのグループ討議(50分) 手順 (①進行役、記録係、発表者を決めます。)5分 ②グループで情報交換、意見交換、討議をします。25分 ③発表内容をまとめます。 ④全体発表・講師コメントを行います。20分 グループ討議は、都道府県研修での【演習3】の企画運営のための時間です。実際に運営を担う皆さんだからできる実際的、積極的な議論を期待します。 では、始めましょう…。
都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 【サビ管の役割】についてのグループ討議 (約20分) 【演習4】 グループ討議 20分 都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策) 【サビ管の役割】についてのグループ討議 (約20分) まずは、理想のサビ管イメージを共有するためにグループ討議… これからサビ管になる都道府県研修の受講者に、サビ管の様々な役割をどうしたら伝えられるのかしら?。他県の事情も聞きたいわ。 業務のウエイトを円グラフで表現してみる… 「サービス管理責任者とは?」をテーマにグループ毎に自由にプレゼンテーション… 「チェックリスト」を作成して各自で業務を総括する個人ワーク…
【演習4】 グループ討議 20分 【演習3】についてのグループ討議 【実施要項より】 【演習3】「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」 分野別個別支援計画の作成に係る会議をシュミレーションし、サービス管理責任者としてサービス提供者が展開する様々なサービス内容をチェックし、支援チームに対するマネジメントの方法について演習する。 各自治体ではどんな風に【演習3】を実施するのかな? 意外なご当地ネタが地元での演習企画のヒントになるかも……? サビ管の様々な役割を踏まえた上で、各自治体での【演習3】の実施方法や工夫について、積極的に情報交換して下さい。 成功例だけでなく失敗談も共有しましょう。実はとても役に立ちますよ!。
(参考)サービス管理責任者の業務整理表① 参考資料 (参考)サービス管理責任者の業務整理表① 業務内容 取組状況 課題 ウエイト (1)支援プロセスの管理 見学案内 アセスメント 家族面談 支援計画の作成 支援計画案の修正 利用者・家族への支援計画の説明 モニタリング 支援の進行管理
(参考)サービス管理責任者の業務整理表② 参考資料 (参考)サービス管理責任者の業務整理表② 業務内容 取組状況 課題 ウエイト (2)職員への指導助言 利用者面接への同席 家族面接への同席 アセスメントへの指導と助言 課題の整理への指導と助言 支援計画作成への指導と助言 モニタリング 支援の進捗への助言
(参考)サービス管理責任者の業務整理表③ 参考資料 (参考)サービス管理責任者の業務整理表③ 業務内容 取組状況 課題 ウエイト (3)関係機関との連携 個別支援会議への出席 次ステージへの引継支援 地域自立支援協議会への参画 地域での連携事業への協力 施設見学・実習の受入れ 地域や他機関への事業PR 地域住民への普及啓発 社会資源の創出
(参考)サービス管理責任者の業務整理表④ 参考資料 (参考)サービス管理責任者の業務整理表④ 業務内容 取組状況 課題 ウエイト (4)その他 利用者満足度調査の実施 第三者評価の導入 事業展開への提案 リスクマネジメント 苦情受付
【総括】のスケジュール 演習内容 0 午後の準備 都道府県の課題の確認 1 分野別研修の模擬企画会議の グループワーク 25分 2 国研修用 【総括】(都道府県研修では実施しない) 60分 あなたのゴールも もうすぐだよ。 【総括】のスケジュール 演習内容 所要時間 0 午後の準備 都道府県の課題の確認 1 分野別研修の模擬企画会議の グループワーク 25分 2 「○○都道府県の分野別研修」の企画立案内容の全体発表(3分間程度) 3 分野別研修全体の振り返り 10分
国研修用 【総括】(都道府県研修では実施しない) 60分 分野別研修の模擬企画会議 ・国研修では【演習2】を省き、その時間を使って【総括】を行います。従って、【総括】は都道府県研修にはないカリキュラムです。 ・受講生の皆さんが各都道府県から派遣されたのは、都道府県研修のリーダー講師として、ファシリテーターと一緒にその地域の実情に合った内容の研修プログラムを作成するためです。 ・この時間は、都道府県に帰ってから、どのように都道府県研修を企画していくかを模擬的に経験します。
都・道・府・県 サービス管理責任者 分野別研修 企画書 都・道・府・県 サービス管理責任者 分野別研修 企画書 1 今年度の分野別研修のキャッチフレーズ(コンセプト) 2 計画 留意すべき点 実施方法・実施計画 ファシリテーター 演習事例 事前学習会 演習プログラム
①模擬企画会議のグループワーク (25分間) (1)進行役、記録係、発表者を決める。 (2)グループの中から、企画を立てる都道府県を選ぶ。 国研修用 【総括】(都道府県研修では実施しない) 60分 ①模擬企画会議のグループワーク (25分間) (1)進行役、記録係、発表者を決める。 (2)グループの中から、企画を立てる都道府県を選ぶ。 (3)特定した都道府県の実情や課題を確認し、研修のキャッチフレーズ(コンセプト)を決める。 (4)特定した都道府県研修の現状を踏まえつつ、様々な留意点を議論し、アイデアを出しながら、実施方法や実施計画をまとめる。
-都道府県研修を実施するための事前の準備- 国研修用 都道府県研修の企画運営にあたって 60分 -都道府県研修を実施するための事前の準備- 分野別講義と演習の重点ポイントを明確に示す 事前学習会などの実施 講師は教示すべき内容を理解する ロールプレイの事前学習を行う ファシリテーターの役割を確認する 演習事例は自前で準備する 演習の流れを意識したスケジュール(進行表)を作成 受講者が主体的に参加出来る工夫を検討する
・2分間以内で、全グループが発表する。コメント1分。 ・研修の枠組みや段取りだけではなく、どんな議論に基づいて企画したのかを中心に発表する。 国研修用 【総括】(都道府県研修では実施しない) 60分 ②全体発表 (25分間) ・2分間以内で、全グループが発表する。コメント1分。 ・研修の枠組みや段取りだけではなく、どんな議論に基づいて企画したのかを中心に発表する。
③分野別研修 総括 (10分間) ・分野別研修【地域生活(知的・精神)】について、全員で振り返ります。 国研修用 【総括】(都道府県研修では実施しない) 60分 ③分野別研修 総括 (10分間) ・分野別研修【地域生活(知的・精神)】について、全員で振り返ります。 ・受講生からの意見を募り、全体で共有し、意見交換します。 ・アンケート記入後、講堂へ移動します。 本当に皆さんお疲れ様でした。 地元に帰っても頑張りましょうね!。
平成28年9月16日 2016年度サービス管理責任者指導者研修 相談支援との連携 チーム支援のために
皆さんの県や市町、圏域ではいかがですかここがうまくいかないと ご本人の混乱につながります。 都道府県研修で 確認していただきたいこと 事業所で作る計画だけど、事業所だけでは解決できない問題もあるわよね。事業所以外のサービスを使っていることは知っているけど、その時に利用者さんはどんな顔をして何を感じているかまではわからないわ。相談支援専門員にいろいろ聞いてみて支援の方向を見直すのも必要かもね。 サービス管理 責任者 相談支援専門員って何者 何様??日々の利用者のことも あまり知らないのに妙に上から目線で「あれしろ、 これしろ」 なんて言うから苦手よね 相談支援専門員はスーパーマンじゃないよ、もちろん利用者のことは知っているけど、日々の活動や生活の細かなことを知っているわけではない。ましてや家族のいろいろな事情も含めで知ってはいるけど、そんなに頻繁にやり取りをしているわけでもないよね。もう少し細かい日々のことをサビ管に情報提供してもらおう。 相談支援 専門員 支援に行き詰ったらサビ管は相談支援に「丸投げ?」いつも「何とかしてください」って言われるから正直会いたくないんだよね 皆さんの県や市町、圏域ではいかがですかここがうまくいかないと ご本人の混乱につながります。
ありたい暮らし 夢 希望 サービス利用の方すべてに計画相談をということは ご本人のありたい暮らし(親・事業所のではないですよ) 将来の姿を見据えて相談支援や生活介護、就労系事業所、GH、ヘルパー事業所等々が支援計画をすりあわせて将来のありたい暮らしに向けて計画を実行していくということです。 かなり簡単に下図にしてみました。例えば・・ 計画全体のタイムキーパー・方向修正・確認 ありたい暮らし 夢 希望 現状 聞き取り 夢 希望 ありたい暮らしの方向性の確認 相談支援事業所 A事業所でありたい暮らしに向けてできることを計画に盛り込む 見直し・繰り返しを重ねる 状況・環境を整えていく 情報共有 協議・協働 協働 Bヘルパー事業所でありたい暮らしに向けてできることを計画に盛り込む
サービス等利用計画と個別支援計画との視点の違い 抜粋:「相談支援」の“きほん”がわかる相談支援ハンドブック(ver.2.1),日本精神保健福祉士協会相談支援政策提言委員会,2015.6
計画相談支援において作成される サービス等利用計画 サービス等利用計画で取り扱う社会資源 地域生活支援事業 障害福祉サービス 地域相談支援 <介護給付> ・居宅介護 ・短期入所 ・生活介護 ・行動援護 他 <訓練等給付> ・自立訓練(生活訓練・機能訓練) ・就労移行 ・就労継続(A・B) ・共同生活援助 地域生活支援事業 <都道府県> ・高次脳機能障害や発達障害支援他 <市町村> ・地域活動支援センター ・移動支援 他 地域相談支援 ・地域移行支援 ・地域定着支援 私たちを取り巻く様々な社会資源 <フォーマル(公平性・平等性等が担保されたもの)> <インフォーマル> 医療 年金 生活保護 家族 友人・知人 ボランティア 成年後見制度 公共職業安定所 他 コンビニ、交通機関等生活資源他 抜粋:「相談支援」の“きほん”がわかる相談支援ハンドブック(ver.2.1),日本精神保健福祉士協会相談支援政策提言委員会,2015.6
チームにおけるネットワークの中心として 就学支援 在宅生活 支援 地域交流 就労支援 医療 相談支援 移動支援 経済支援 余暇支援 住宅支援 それぞれが把握したニーズや状況等アセスメント情報、それぞれの支援方針は、チーム全体で共有する必要がある。 地域交流 就労支援 医療 相談支援 移動支援 経済支援 余暇支援 住宅支援
オールケアマネ時代へ 厚生労働省資料改編
[第4期障害福祉計画サービス見込量集計より] 厚生労働省資料改編
<参考> 航空会社におけるハブ方式(ハブ・アンド・スポーク方式)の採用。 すべての荷物を1カ所のハブ空港に集めることによって、運航路線数と飛行機の数を劇的に減らすことができたアイデア。 ただしメリットばかりではない。 旅客サービスでは、遠回りによる時間のロスと不便、また、空港の混雑、チェックインにかかる時間や、離陸するまでの待ち時間が長いなどの課題をクリアしなければ満足度は高まらない。 参考:PRESIDENT(2009年11月30日号)
相談支援関係Q & A(平成25年2月22日付け厚生労働省事務連絡)から一部抜粋 【基本相談支援】 問21 指定相談支援事業者が行う「基本相談支援」と、「地域生活支援事業の相談支援事業」との関係についてお示しいただきたい。 (答) 「地域生活支援事業の相談支援事業(財源は交付税措置)」は、指定相談支援事業者が行う「基本相談支援」とは異なり、障害者自立支援法に基づき、市町村の責務として必ず実施する事業として規定されているものであり、これまでと何ら変更がないものである。 (H24.3.6 相談支援関係Q&A 3支給決定通知・事務処理要領‐3) 問22 計画相談支援の対象者で、モニタリング月ではない時も随時相談があったり、電話が頻回で対応をしなければならない場合も基本相談支援で対応をしなければならないのか。こういう場合は、委託相談支援事業所が担当することとしてよいか。または、地域定着支援事業で対応することはできないか。 (答) 計画相談支援以外の相談支援が日常的に必要な場合は、委託相談支援事業所と連携したり必要に応じてモニタリングの回数を増やすなどの対応も検討されたい。地域定着支援の対象となる者(単身等であって地域生活が不安定な者)である場合には、支給決定の上で地域定着支援で対応することも想定される。