有斐閣アルマ 国際経済学 第9章 国際要素移動 阿部顕三・遠藤正寛.

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有斐閣アルマ 国際経済学 第9章 国際要素移動 阿部顕三・遠藤正寛

図9-1 日本の直接投資・証券投資フロー(2000~10年) 図9-1 日本の直接投資・証券投資フロー(2000~10年) (注) 日本の対外資産・負債には,他にも「金融派生商品」,「その他投資」,「外貨準備」がある。   (出所) IMF, "Balance of Payments Statistics Yearbook".

図9-2 日本の直接投資・証券投資ストック(2000~10年) 図9-2 日本の直接投資・証券投資ストック(2000~10年) (注) 日本の対外資産・負債には,他にも「金融派生商品」,「その他投資」,「外貨準備」がある。   (出所) IMF, "Balance of Payments Statistics Yearbook".

表9-1 日本とその他主要国の対外資産・負債(GDP比) 2000 2005 2010 イギリス 対外資産 296% 363% 647% 対外負債 306% 382% 661% ドイツ 140% 174% 258% 137% 154% 220% アメリカ 63% 95% 139% 77% 110% 156% 日本 64% 94% 127% 39% 61% 70% 中国 --- 54% 36% (注) 中国のデータには香港、マカオ、台湾は含まない。 対外資産には外貨準備も含まれる。 (出所) 国際収支統計:IMF, "Balance of Payments Statistics Yearbook".       GDP:United Nations, "World Development Indicators".

図9-3 投資の収益率と標準偏差(2000~2009年) (注) 収益率にはキャピタル・ゲインは含まない。 図9-3 投資の収益率と標準偏差(2000~2009年) (注) 収益率にはキャピタル・ゲインは含まない。   (出所) IMF, "Balance of Payments Statistics Yearbook".

図9-4 生産関数 生産量 Y = f (K, L) Y 0 資本 O K 0

図9-5 資本の限界生産物 資本の限界 生産物(MPK) a r 0 H b 資本(K) O K 0

図9-6 資本の国際移動の厚生効果 MPKH MPK F h d i a r * r * F e b f H j c g OH K * OF

表9-2 資本移動による生産と所得の変化 移動前 移動後 変化分 自国生産量 a+b+c+f+g a+b+c -(f+g) 自国所得 表9-2 資本移動による生産と所得の変化 移動前 移動後 変化分 自国生産量 a+b+c+f+g a+b+c -(f+g) 自国所得 a+b+c+e+f+g e 労働所得 a+b+f a -(b+f) 資本所得 c+g b+c+e+f+g b+e+f 外国生産量 h+i+j d+e+f+g+h+i+j d+e+f+g 外国所得 d+h+i+j d h d+h+i d+i i+j j -i

図9-7 多国籍企業上位100社の本社所在国分布 (注) 本社所在国が2つある場合は,片方を0.5として計算した。「その他8カ国」は,アイルランド,イスラエル,フィンランド,ポルトガル,香港,マレーシア,メキシコ,ルクセンブルグである。 (出所) UNCTAD, “World Investment Report 1991, 2010”より作成。

図9-8 輸出とFDIの選択 利潤 πD πI πX O 生産性の指標 a b c ーf D ーf X ーf I

図9-9 労働の国際移動の厚生効果 MPLH MPLF h d i a w * w * F e b f H j c g O H L * 図9-9 労働の国際移動の厚生効果 MPLH MPLF h d i a w * w * F e b f H j c g O H L * O F