2009年9月3日 熱流体力学 第15回.

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2009年9月3日 熱流体力学 第15回

本日の授業内容 ・小テスト返却&解説(解答は回収) ・期末テストについて ・ベルヌーイの定理の応用

期末テストについて 日時:9月15日(火) Ⅲ限目 (13:00~14:30) 場所:5D教室 日時:9月15日(火) Ⅲ限目 (13:00~14:30) 場所:5D教室 筆記用具、学生証、電卓、定規以外が机の上に無いように。

期末テストについて ・全100点を満点 ・5章(pp.136-146) 式の導出、計算問題

期末テストについて 5章: ベルヌーイの定理の各項の式と名称 ベルヌーイの定理を用いた装置、事象の式の名称、導出手順とその計算問題

フォローアップについて 内容:期末テストの一時返却、解答解説 場所:5D教室 備考:授業アンケートの記入

ベルヌーイの定理の応用 A) ピトー管 B) タンクから流出する噴流の速度

A) ピトー管(Pitot Tube) 速度の測定装置 (飛行機など空を飛ぶものに多用) 周辺の構造物との気流の干渉を 避けるために、飛び出た形状 (Boeing 737)

A) ピトー管(Pitot Tube) 速度の測定装置 (飛行機など空を飛ぶものに多用) ベルヌーイの式を用いて 導出する

A) ピトー管(Pitot Tube) 速度:V V =V2 = √{2(P1 – P2) /ρ} (5.24) P1 - P2 :動圧(kinetic pressure) P1 :全圧(total pressure) P2 :静圧(static pressure) (1はピトー管先端部、2は静圧部と定義)

A) ピトー管(Pitot Tube) Point: ベルヌーイの式においてZ1 = Z2 ρ=一定 V1 = 0 (よどみ点:stagnation point) P1-P2を実測することで求められる。 P1 - P2 :動圧(kinetic pressure) P1 :全圧(total pressure) P2 :静圧(static pressure) (1はピトー管先端部、2は静圧部と定義)

B) タンクから流出する噴流の速度 速度V V = √{2g(Z1 – Z2)} = √(2gH) (5.25) Z1 - Z2 = H 重力加速度:g が判明すれば計算可能。 (1はタンク上面、2は噴出孔と定義)

B) タンクから流出する噴流の速度 流量は実験的に求められる 流量係数Cを導入して計算 Q = CA√(2gH) Q :流量 (m3 / s) A :面積 (m2) C :流量係数 ( - )

期末テストについて 日時:9月17日(水) Ⅲ限目 (13:00~14:30) 場所:5D教室 日時:9月17日(水) Ⅲ限目 (13:00~14:30) 場所:5D教室 筆記用具、学生証、電卓、定規以外が机の上に無いように。