質問-023-1 ( 030822:Hg埼玉社、パラメータ設計、 第8回受講者:I.N 氏 ) シリーズ:著者の回答 031124 質問-023-1 ( 030822:Hg埼玉社、パラメータ設計、 第8回受講者:I.N 氏 ) GEのビデオでは限られたニーズに応えるように見えました。プリンタのように全てのユーザに応えるにはどのような設計思想が大事なのですか? 質問-023-2( 030822:Hg埼玉社、DC開発部、 第8回受講者:I.K氏 ) 優先順位を判断することは、誰も出来ない場合が多いと思いますが・・・ 次ページに続く
今回は、「ああですよ・・・」、「こうですよ・・・」という直接回答を避けることにしました。 シリーズ:著者の回答 031124 回答 - 023 困りましたね! 今回は、「ああですよ・・・」、「こうですよ・・・」という直接回答を避けることにしました。 その代わり、「シリーズ:ちょっと一休み(013)」と「シリーズ:ちょっと一休み(014)」をよく読んで、ご自分で「解」を探ってみてください。 その結果、それでも、「プリンタのように全てのユーザに応えるにはどのような設計思想が大事なのですか?」のご質問があれば、もう一度、講師に連絡してください。 それから、前文の「プリンタ」の主語の部分を以下のように置き換えて考えてみてください。 ① 軽自動車のように~ ② カローラにように~ ③ 旧型プリウスのように~ ④ 新型プリウスのように~ ⑤ A社の超薄型デジカメのように~ ⑥ ワコールのブラのように~ 次に、後半の質問に回答します。 次ページに続く
「優先順位を判断することは誰も出来ない場合が多いと思いますが・・・」のご質問ですが、どうして、あなたが決めないのですか? シリーズ:著者の回答 031124 「優先順位を判断することは誰も出来ない場合が多いと思いますが・・・」のご質問ですが、どうして、あなたが決めないのですか? あなたは設計者で、優先順位を設定する特権を有しているのですよ。 以下、ちょっと脱線させてください。 多くの企業で「プロジェクト・マネージャー制」を採用しています。この形態は、その上に位置する管理職にとっては、指示命令系統上、とても便利です。とても使い易いのです。 また、このマネージャーが「しっかり者」で「働き者」である場合、その下に位置するメンバーは、彼の指示を待っていれば良いのです。彼を中心に考えると上下とも便利なのです。 ところが困ったことに、彼の下(=設計者)が一向に育たないのです。全く成長しないのです。 理由は簡単です。 常に、待つ身だからです。 次ページに続く
興味のある方は、本ホームページ・リンク先の「シリーズ:ちょっと一休み(010)」のp8を是非、ご覧ください。トヨタの事例 です。 シリーズ:著者の回答 031124 かつて講師は、このタイプの設計者を再教育するのには、2年程、かかりました。自立させるのに2年です。また、このプロジェクト・マネージャー制は企業の標準化などにおける低コスト化活動にも悪影響を及ぼしています。 興味のある方は、本ホームページ・リンク先の「シリーズ:ちょっと一休み(010)」のp8を是非、ご覧ください。トヨタの事例 です。 理想的な開発組織は「プロフェショナル・マネージャー制」です。しかし、企業の偏差値が高くないと実施不可能です。 「プロジェクト・マネージャー制」でも、「プロフェショナル・マネージャー制」でも、そのプロジェクトが成功すればどちらでも良いのですが、最も大きな差異は、部下の自主性にあるのです。 いずれ詳しくその相違を説明しましょう。 ごめんなさい。また、長々と脇道に反れました。 さて、話を元に戻します。 次ページに続く
「優先順位を判断することは誰も出来ない場合が多いと思いますが・・・」のご質問ですが、どうして、あなたが決めないのですか? シリーズ:著者の回答 031124 「優先順位を判断することは誰も出来ない場合が多いと思いますが・・・」のご質問ですが、どうして、あなたが決めないのですか? あなたは設計者で、優先順位を設定する特権を有しているのですよ。 もう一度、「テキスト第1部」のp20~p23の「零戦の設計」を読んでみましょう。当時、26歳の設計主任 堀越二郎氏はどのようにして「優先順位」を設定、判断していったのでしょうか? もう一つ、「テキスト第6部」に登場する GE社 CT事業部 ヴィヴェク ポール部長はどうしたのでしょうか? テキストを復習してみましょう! トラブル対策で忙しかったから復習してみよう! 各種テキストは細かく記述されています! 復習してみましょう! 以上