『ICTを活用した教育』と新たな地域づくり ー佐賀県武雄市の事例を中心にー 東洋大学副学長・松原聡
東洋大学×武雄市 武雄市ICT教育に関する覚書 平成27年4月16日 武雄市ICT教育に関する覚書 平成27年4月16日 武雄市教育委員会(以下、「甲」という。)と東洋大学現代社会総合研究所(以下、「乙」という。)とは、以下の通り武雄市ICT教育に関する覚書(以下、「本覚書」という。)を締結する 第1条 甲は、市立小中学校においてタブレット端末を活用したスマイル学習(武雄式反転授業)及びプログラミング教育を目的とした授業(以下、「本授業」という。)を行い、乙は当該授業の成果及び教育への効果を分析することにより、武雄市のICT教育に活用することを目的(以下「本目的」という。)とする。
Kindle「武雄 ICT」 http://satorum.net
ICT教育とその検証を通して、「地域づくり」に大学がどう関われるか? ー産官学連携の視点からー 佐賀県武雄市 全小中学校生徒に、1人1台のタブレットPCの配布 全教室のLAN環境などの整備
デバイスを配布 2014年4月 全小学生 3153台(教師用を含む) 2015年4月 全中学校 1550台(教師用を含む)
デバイスを活用した教育 ①反転授業(スマイル学習) 小学校算数、理科、国語 中学校数学、理科 ②プログラミング学習 市内2小学校、1,2年生
武雄市ICT教育と産官学連携 ①反転授業(スマイル学習) 動画作成協力企業 算数(ワオ・コーポレーション) 理科(ニュートンプレス) 国語(ブックスキャン) ②プログラミング授業 アプリケーション開発と授業支援 株式会社ディー・エヌ・エー
スマイル学習
プログラミング学習
移住ツアー(定住促進) 武雄市総務部お住もう課 武雄市外の方に対し、「武雄が実施しているICTを活用した教育「スマイル学 習」や「官民一体型学校」の教育の取り組みを紹介し、「武雄の教育 親子見学 ツアー」を開催。 第1回 武内小学校 平成27年1月17日(土) 13世帯31名 第2回 東川登小学校 平成27年11月14日(土) 2世帯7名
半日が、各小学校での授業体験(ICT教育など)、 残りの半日で、武雄市の見学(病院、商業施設、物件など) ツアー参加者の反応 ・武雄市の自然、地域の協力、木造の校舎や広い運動場などの学校施設、 ICT教育機器の整備状況、花まる学習会と連携した取組などに非常に高い関 心をもっていただいた。 ・児童同士が直ぐに打ち解けあい、実際に「日常の学校では発表しない我が 子が、堂々と発言をしているところに驚いた」「学年に1クラスしかなく児童がお 互いに仲良く、面倒見がよくてのびのび生活をしていていいですね」といった声 が多くあった。
平成27年4月、3世帯が移住 児童4名が、入学