極軸のあわせ方 (15cm temma2用) 北極星 観測地の経度と緯度を確認します。いまだと GPS付きの携帯電話で現在地を表示させると直ちに分かります。 緯度 38°14’40” 経度 140°21’09’ 現在時刻での北極星の時角を確認します。 ステラーナビゲータで現在時刻にして北極星を表示させると良いでしょう。 天の北極 時角 北極星
A B 極軸望遠鏡の準備です 極軸望遠鏡 対物部 緯度用のめもり 極軸の高度の固定(ロック)をはずします。 極軸望遠鏡 接眼部 極軸望遠鏡の接眼部と対物部のキャップを取り外し、極軸望遠鏡を使える状態にします。 対物部に照明ランプを取り付けます。 ファインダーと同様にランプの明さを調節して十字線などの表示と北極の両方が見えるように調節できます。 極軸望遠鏡 対物部 緯度用のめもり 極軸望遠鏡 接眼部 極軸の高度の固定(ロック)をはずします。 A 六角レンチでAをゆるめ、手でBを緩めて、極軸の高度の固定をはずします。 B
B’ B C 六角レンチをB’に差し込んで回すと極軸の高度が変わります。側面のめもりをみながら緯度(38度と4分の1)にあわせます。方位はCで調節できます。 方位は大体合わせて主柱を設置してありますから、 極軸望遠鏡には北極星が入っているはずです。
C B’ B 極軸望遠鏡をのぞいて、北極星を正しい位置に来るようにネジB’とCを調整します。 正しい北極星の位置とは次の図のように、天の北極から正しい距離と方向に北極星がずれているようにすることです。
正しい北極星の位置 2015 1985 ステラーナビゲータの表示位置 今年2007年に 相当する天の北極から北極星までの距離に相当する半径の円 正しい北極星の位置 2015 1985 B’の調整 で上下 に動く ステラーナビゲータの表示位置 Cの調整で左右に動く
C A B 正しい位置に北極星が来たら、 A、B、を締めて固定し、Cは左右押し合うように締めて、極軸を固定します。 ためしに ひとつの天体を 導入し同期したあと、 なるべく離れた 別の天体を導入し ちゃんと入っていたら 合格です。 B C