SksMinus status 11 HB meeting 2008/8/29 白鳥昂太郎.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
内藤大輔 アトラス総会 河口湖 2004年12月23日 近藤敬比古 原和彦 高嶋隆一 田中礼三郎 上田郁夫 中村浩二
Advertisements

内部導体装置Mini-RT 真空容器内に超伝導コイルを有する。 ポロイダル方向の磁場でプラズマ閉じ込め。 ECHでプラズマを加熱。
永久磁石を用いた 残留ガスモニターの製作 環境計測 西村荒雄.
MEG実験2009 陽電子スペクトロメータの性能評価
Commonly-used detectors for SksMinus and SksPlus
1次陽子ビームのエネルギーが ニュートリノ・フラックスおよび機器に 与える影響について
J-PARC E15実験 A search for deeply bound kaonic nuclear states
相対論的重イオン衝突実験PHENIX におけるシミュレーションによる charm粒子測定の可能性を探る
SP0 check.
Memo for S-2S simulation Toshi Gogami 2014/7/25. Contents Missing mass resolutions with S-2S / SKS.
リニアコライダー実験における衝突点回りの測定器の最適化
富士テストビームチャンネル案 富士テストビームチャネル製作委員会.
SksMinus status 20 HB meeting 2009/2/16 白鳥昂太郎.
SksMinus status 21 HB meeting 2009/2/23 白鳥昂太郎.
HLab meeting 6/03/08 K. Shirotori.
contents SciFiトラッカー KEK-PSにおける磁場中におけるプロトタイプの性能テスト(2005 May,Sep)
SksMinus status 07 HB meeting 2008/6/27 白鳥昂太郎.
Monte Carlo simulation farm:/home/cvs/NKS2/dev/calculation/kinematics/
Ge noise and cabling.
放射光実験施設での散乱X線測定と EGS5シミュレーションとの比較
SksMinus status 23 HB meeting 2009/3/19 白鳥昂太郎.
超高分解能測定によるΘの探索 Θ(もしあるなら)のハイパー核は作れるか?
MPPCを用いた ハイペロン散乱実験の提案
MICE実験用SciFi飛跡検出器の性能評価(2)
HERMESの横偏極水素標的用磁場の影響の評価と補正
K核に関連した動機による K中間子ヘリウム原子X線分光実験の現状 理化学研究所 板橋 健太 (KEK-PS E570 実験グループ)
DPFのマスモジュールにおける残留ガス雑音の研究II
SAC&BAC check.
SksMinus status 19 HB meeting 2009/2/06 白鳥昂太郎.
STOF check.
電子線を用いた 高分解能Λハイパー核分光用 散乱電子スペクトロメータの研究
シミュレーションサマースクール課題 降着円盤とジェット
SciFi を用いたΣ+p散乱実験での (ほろ苦い)思い出
ビームラインスペクトロメータ 飛跡検出器 上流 BLC 下流 PDC 読み出し回路(TKO)まですべてを 再利用する
天体核実験用の窓無しガス標的と ガス循環系の開発
「すざく」搭載XISのバックグラウンド ――シミュレーションによる起源の解明
μ+N→τ+N反応探索実験の ためのシミュレーション計算
永久磁石を用いた高出力マイクロ波 放電型イオン源の開発
コミッショニング・調整作業 報告 10/12 実験エリアで初ビーム観測 10/19 B2-4調整 .vs.
L-RF gun meeting (2008/12/12) S. Kashiwagi
J-PARC meeting 藤岡 宏之 2006/01/31.
TPC位置分解能の磁場依存性 登壇者 中村圭一 所属:農工大、佐賀大A、DESYB、近大C、広大VBLD、KEKE、筑波大F、
SKS移動関連1.
HLab meeting 4/22/08 K. Shirotori.
ビームラインイオン光学 Yoshiko Sasamoto Goal : 最高分解能を実現 そのためには、現状の認識.
ILCバーテックス検出器のための シミュレーション 2008,3,10 吉田 幸平.
KAGRA用 アウトプットモードクリーナの開発Ⅳ
SksMinus status 10 HB meeting 2008/8/01 白鳥昂太郎.
KOPIO実験のための中性子不感型光子検出器の開発(2)
Geant4による細分化電磁 カロリメータのシミュレーション
実験結果速報 目的 装置性能の向上 RF入射実験結果 可動リミター挿入 RFパワー依存性 トロイダル磁場依存性 密度依存性
(K-, J-PARC 理化学研究所 大西 宏明.
HLab meeting 7/08/08 K. Shirotori.
核内ω中間子質量分布測定のための 検出器開発の現状
TOBAの現状と今後の計画 坪野研輪講 2012年2月22日 岡田健志.
輻射伝搬効果の検証(中) 都丸隆行.
Simulation study for drift region
SksMinus status 13 HB meeting 2008/10/3 白鳥昂太郎.
SKS Acceptance 1.
TES型カロリメータのX線照射実験 宇宙物理実験研究室 新井 秀実.
高計数率ビームテストにおける ビーム構造の解析
To Heavy Ion experimental hall To Neutron experimental hall
PRISM-FFAG電磁石の開発 大阪大学 久野研究室 中丘末広.
SksMinus status 06 HB meeting 2008/6/20 白鳥昂太郎.
荷電粒子の物質中でのエネルギー損失と飛程
磁場マップstudy 1.
KOPIO実験のための中性子不感型光子検出器の設計
LCGT Design meeting (2004年4月9日 東京大学 山上会館, 東京)
SKS Acceptance.
SksMinus status 12 HB meeting 2008/9/12 白鳥昂太郎.
Presentation transcript:

SksMinus status 11 HB meeting 2008/8/29 白鳥昂太郎

Contents SksMinus全体 事件発生とその影響 Acceptance study 対策 Helium target

SKS trouble 事件 コイル地絡 ⇒地絡コイルを切り離し(最内部なし⇒巻き数が5/6になる) 影響 磁場強度の減少 磁場マップの変化 原因不明 修理困難(時間がかかりすぎる) ⇒地絡コイルを切り離し(最内部なし⇒巻き数が5/6になる) 影響 磁場強度の減少 2.7 T⇒2.5 T @ 395A 磁場マップの変化 測定マップは使い物になるのか? 計算マップでどこまでいけるか?

SksMinusへの影響 Acceptance減少 (118 msr⇒108 msr) ○ : 395A before × : 395A after

角度ごとの比較 qscatt~20° qscatt~15° ○ : 395A before × : 395A after 大きい散乱角度で減少 ⇒SKS磁石の出口に当たっている +磁場の縦収束の減少(影響は小さい) qscatt~10°

対策 消極的対応 このまま 積極的対応 磁場を強くする Geometryの変更 損するけど劇的ではない 470Aで同等の磁場 電流導入端子の強化+冷却系の改良 クエンチ対策 Geometryの変更 入射角度の調節 SKS上流検出器の位置調整

入射角度の調節 5°変更で対応可能 (粒子 : 1.4 GeV/c up to 20°@ 5/6 395A 磁場マップ) Before after 5°変更で対応可能 (粒子 : 1.4 GeV/c up to 20°@ 5/6 395A 磁場マップ)

SKSの移動 回転角度の変更 標的座標はほぼ同じ (1600, 0, 0) ⇒(1576.6, 0, 0) 高橋さんと検討中 ー 旧SksMinus ー 新SksMinus 回転角度の変更 旧 : -27°⇒+17° 新 : -32°⇒+17° 標的座標はほぼ同じ (1600, 0, 0) ⇒(1576.6, 0, 0) 高橋さんと検討中 この前のメールの返信では。。。 「-37°は無理じゃない」

新geometryでのacceptance 同程度をkeep : 118 ms ⇔ 115 msr ○ : 395A before × : 395A after □ : New geom

角度ごとの比較 ⇒かなり良好だと思われる qscatt~20° qscatt~15° ○ : 395A before □ : New geom 20° : 元と同程度 15° : 元が大きい 10° : 同じくらい ⇒かなり良好だと思われる qscatt~10°

Acceptanceについて 条件を変えて比較 (1.4 GeV/c, up to 20°でシミュレーション) 修論時に使用したマップ(sks06map.dat)は強い(分解能も深い角度のほうがBLが大きいので良くなっていた) 新しい計算マップは弱くなっている Sks06map.dat SksDmag700BNoD.dat 2.7 T (最新マップ) 2.4 T 修論 117 113 105 修論(-5°) 118 -100 mm 112 109 107 98 New 116 115 114 単位 msr (精度 : ±1 msr)

運動量分解能 2.1 MeV/c (2.7 T) ⇒ 2.4 MeV/c (2.5 T) Bending angleとBLの減少によって悪くなる ○ : 395A before × : New geom

検出器の干渉 SDC2の位置 : 10 mmだけ上流 (SDC2単体の移動でOK) SP0の干渉なし Hyperball-JもOK 若干、調整した方が余裕が出る

Summary 低い磁場でも入射角度の調節でqualityは確保 回転については検討中 磁場マップについては色々とstudyする必要あり 新geometryで行けそうです 2.7 Tに戻してもOK 回転については検討中 -32°⇒+17°で新しい入射角度に変更可能 磁場マップについては色々とstudyする必要あり

Helium target

Helium target Target cell size : f120 mm×250 mm (outer cell f210×330) Refrigerator power : 1.5 W Design is almost finished.

検討事項 全体のデザイン 輻射シールドの材質 コストを含めた素材の検討 漏れ磁場の影響 組み立てや各部分の構造 納期、コスト 確定(チョンボが無ければ) 輻射シールドの材質 無酸素銅+高純度Al コストを含めた素材の検討 外容器 : CFRP or Al、その他減らせる部分を変更 漏れ磁場の影響 冷凍機の位置で kGauss以下か? (とすか ~100 Gauss) 組み立てや各部分の構造 納期、コスト

Window size 160 mmに 140 mmに マイラーを張れるギリギリ マイラーを張れるギリギリ ビーム広がりを考慮 管(out) 外容器 管 内容器 腕 外容器 内容器 Window 250 mmマイラー Window 250 mmマイラー 輻射シールド 輻射シールド 管(in) 140 mmに マイラーを張れるギリギリ ビーム広がりを考慮 裾が若干枠に当たる ⇒BPで必要な部分だけを取る 160 mmに マイラーを張れるギリギリ (全面マイラーはたわみの吸収で標的長が長くなってしまう)

Material ヘリウム冷却部 :銅(無酸素銅) 冷凍機フランジ :SUS 標的外容器 :CFRP or Al 腕の外容器 :Al 輻射シールド :銅(or無酸素銅) (冷却がさらに必要な場合は高純度Alのテープを巻く) 標的内容器 :SUS 標的輻射シールド :CFRP or Al

Cooling test 輻射シールドが標的部分で100 K以下になるかが鍵 デザイン案のまま 腕に高純度Alを巻く 腕をLN2で冷やす

Discussion デザインはOK。コストを見積り中 Hyperball-Jフレームに付ける架台 その他の物品 阪大との連携は? 計測機器等はあるものを使用 阪大との連携は? Weak decay実験で使用可能か? CDCの長さ1000 mm ⇔ 標的を入れたときの中心 490 mmなので使用可能か →とりあえず、E13のみで進める

Plan SDC2 test and repair SMF simulation and design SDC1 & 2 frame design Magnetic field study