札幌市教育研究推進事業 平成26年度事業推進協議会 平成26年(2014年)3月7日(金) 札 幌 市 教 育 セ ン タ ー 札幌市生涯学習総合センター(ちえりあ)1階ホール 平成25年度の事業報告と平成26年度の取組について説明します。 札 幌 市 教 育 セ ン タ ー
札教研事業の目的 ・札教研事業の目的について説明します。
札教研事業の研究構造 区の研究 校内研究 校内研究 校内研究 事業の目的 札教研事業は、各校の校内研究が基盤 ・教職員としての資質の向上 研究推進委員 研究幹事 研究推進委員 研究幹事 研究推進委員 研究幹事 校内研究 校内研究 A校 C校 校内研究 B校 【札教研事業の研究】 ・札教研事業の目的は、「札幌市内の教職員としての資質の向上と、それによって本市学校教育の振興を図ること」です。 ・その基盤となっているのが、それぞれの学校における「校内研究」です。この本事業の研究・研修を充実させることが、校内研究の質をより高めることとなります。 ・校内研究の推進において大事な役割を担うのが、「研究幹事」と各学校の研究と研究項目つなぐ「研究推進委員」です。 ・教職員としての資質の向上 ・学校教育の振興を図ること 事業の目的
研究幹事の役割 意義・内容・重点について校内で説明を 各学校の代表であり、中心となって校内研究を推進する、教育委員会とのパイプ役 ◆各学校の代表 →校内への本事業内容の周知 ◆校内研究推進における中心的役割 ◆選択されない項目の窓口に →各研究項目からの情報発信を中継 【研究幹事の役割】 ・研究幹事は、札教研事業における校内の窓口となり、校内研究の推進と、教育委員会とのパイプ役として、中心的な役割を果たしています。 また、24研究項目のうち、校内で、どなたも選択されない項目があった場合、その研究項目の窓口になります。 ・研究幹事は、3月中に校内で時間を作っていただき、本日配付の資料を活用して、札教研事業の意義や内容、これからお話しする平成26年度の重点などについて説明をしてください。 意義・内容・重点について校内で説明を
平成25年度の成果 ・平成25年度の成果について説明いたします。
札教研事業の成果 平成25年度 札教研事業の重点 札教研事業の重点 1 「校内研究」と「研究項目」を つなぐ研究テーマの重視 2 若手教職員と中堅・ベテラン教職員が 協働する研究体制の充実 【札教研事業の重点】 ・平成25年度は、2つの重点を設定していました。 ・それぞれの重点に関する成果について説明をします。
校内研究の充実 札教研事業の成果 研究項目の研究テーマ 校内の 研究テーマ 1 「校内研究」と「研究項目」を つなぐ研究テーマの重視 1 「校内研究」と「研究項目」を つなぐ研究テーマの重視 研究項目の研究テーマ 校内の 研究テーマ つながりを一層重視し、研究項目を成果を反映させる ・重点の1つ目は、「『校内研究』と『研究項目』をつなぐ研究テーマの重視」でした。 研究項目それぞれにおいて、全市研究テーマを設定し、研究項目と校内の研究テーマとのつながり、さらに、10区の研究テーマのつながりをもつことで、多くの研究成果を校内研究に反映させることができました。 校内研究の充実
札教研事業の成果 【小学校】 項 目 全市研究テーマ 単元を貫く言語活動を通して、言葉の力を高める授業の創造 【小学校】 項 目 全市研究テーマ 国 語 単元を貫く言語活動を通して、言葉の力を高める授業の創造 社 会 楽しく追求する社会科の授業づくり 算 数 楽しい算数 理 科 自ら自然にかかわり、科学的に追究する喜びを味わう子どもの育成 生 活 楽しみながら 思いや願いを高め、人、社会、自然にかかわり続ける学習 音 楽 分かる・できる・楽しい音楽の授業 図画工作 表現する喜びを実感する造形活動 家 庭 学びを生活に生かす力を育てる家庭科学習 保健体育 生き生きと学び 心も体も育つ保健体育学習 【25年度の各研究項目の全市研究テーマ】 ・小学校の研究項目では、「表現活動の充実」「学んだことを活用する力の育成」「学ぶ楽しさ」などに関わる研究テーマが設定されています。
札教研事業の成果 【中学校】 項 目 全市研究テーマ 国 語 社 会 数 学 理 科 音 楽 美 術 保健体育 技術・家庭 外国語 【中学校】 項 目 全市研究テーマ 国 語 <対話>をいかして考えを深め、言葉の力の高まりが実感できる授業の研究 社 会 生徒が意欲的・主体的に学び、基礎・基本を身につける授業の工夫 数 学 言語活動を充実させ、「学ぶ力」を育む数学の授業づくり 理 科 『自然との関わりの中で自ら学ぶ力を高め、生きる力を育む理科教育』 音 楽 「知覚・感受をもとに、生徒が主体的に学ぶ授業づくり~日本の伝統音楽の指導の充実を図る~」 美 術 豊かな情操を育む美術教育をめざして 保健体育 生涯に渡って運動に親しむ資質や能力を育むための指導の工夫と改善 技術・家庭 『学ぶ力を育成する「分かる・できる・楽しい」授業づくり』 外国語 基礎基本を踏まえ、4技能を統合した活動を創造する授業の研究 ・中学校の研究項目では、「表現活動の充実」「基礎・基本の定着を意識した研究テーマ」「自主的・主体的に学ぶ力の育成」などに関わる研究テーマが設定されています。
札教研事業の成果 【小中合同】 項 目 全市研究テーマ 道 徳 よりよく生きようとする児童・生徒を育てる道徳教育の創造 特別活動 【小中合同】 項 目 全市研究テーマ 道 徳 よりよく生きようとする児童・生徒を育てる道徳教育の創造 特別活動 人間関係を深め、実践力を高める特別活動 教育相談 開かれた連携を生かし、可能性を広げる教育相談 特別支援教育 「特別な支援や指導の基礎を共有し、特別支援の教育力を共感する」 ~指導法や対処法を学び合い、特別支援教育のよさを実感して広げていくために~ 食指導 生きる力を育む望ましい食指導の研究と実践 学校事務 学校事務の標準化と効率化について ・小中合同の研究項目では、「生きる力の育成」「関係機関との連携を生かした指導体制の研究」「学校教育を充実させる環境づくり」に関わる研究テーマが設定されています。 ・先日提出された研究成果報告書からも、「全市研究テーマの設定により、自分の所属する区の研究だけではなく、他の区の取組からも得るものが多く、大変よかった」という声が数多く見られました。
若手 札教研事業の成果 中堅・ ベテラン 世代を超えた学び合い 2 若手教職員と中堅・ベテラン教職員が 協働する研究体制の充実 2 若手教職員と中堅・ベテラン教職員が 協働する研究体制の充実 世代を超えた学び合い 若手 中堅・ ベテラン ・次に、重点2つ目、若手教職員と中堅・ベテラン教職員が協働する研究体制の充実についてです。 ・教職経験1年目から中堅・ベテランの教職員までが、研究項目の研究・研修の取組の中でコミュニケーションを図りながら問題解決をしていくことが、札教研事業の特徴の一つです。中堅・ベテランの教職員が、これまでの経験に基づいた確かな知識や技能を若手教職員と共有していくことで、指導力の向上を図ることはもちろんのこと、それぞれのキャリアに応じたレベルアップを図ることができました。 ・年2回の研究集会、それに向けての授業検討や実践交流などを行う年13回の研究推進会議を充実させること、また、学習会の場としての活用など、研究推進会議の機能を広げることによって、研究・研修の充実を図ることができました。 研究集会 (年2回) 研究推進会議(年13回)の充実 →授業検討・実践交流や学習会等の 工夫
札教研事業の成果 若手教職員の実践の場 ◆フォローアップ担当を設置 ◆「研究推進会議」への参加の呼び掛け ◆授業者、実践発表者の登用 ◆若手教職員のニーズを踏まえた講習会 実践研究日研究集会における全授業者のうち 49.0%が若手教職員 → 2人に1人がフォローアップ対象 (昨年度実績:34.6%、3人に1人) フォローアップ機能の重視についてです。 ・平成25年度は、研究項目によっては、フォローアップ担当という役職を設けたり、若手の教職員に、積極的に研究推進会議への参加を呼び掛けたりするなどの工夫がなされていました。さらに、「授業者」や「実践発表者」への登用や、「若手教職員」のニーズを踏まえた講習会など行われました。 ・2回の研究集会における全授業者のうち、若手の先生が発表者となった割合が49.0%となっておりました。(昨年度34.6%)つまり、全授業者の2人に1人がフォローアップ対象の若手の先生となっています。これをみてもフォローアップ機能の成果が表れてきているといえます。
札教研事業の成果 97.8% 99.0% 全市研究集会「満足度」 実践研究日研究集会「満足度」 6月 10月 満足 できた 十分満足 できた ・振り返り用紙に記入していただいた「満足度」の結果をまとめてみました。 ・左の図は、6月に実施した全市研究集会の満足度です。「十分満足」と「満足」を合わせて97.8%という結果でした。(昨年度97.8%) ・右の図は、10月に実施した実践研究日研究集会の満足度です。「十分満足」と「満足」を合わせて99.0%という結果でした。(昨年度98.3%) ・これらの理由として、各研究項目が魅力ある集会にするために、授業公開を取り入れた集会を実施したり、実践交流、実技講習会などの内容や形態の工夫・改善などを図ってきたことが挙げられます。
札教研事業の成果 研究推進会議の開催状況等 ・グラフは、上の青色のグラフが、各区の研究項目が1年間で行った研究推進会議の平均回数、下の橙色のグラフが、広報などを発行した平均回数を表したものです。 ・年間13回の研究推進会議を大いに活用している研究項目と、まだ工夫の余地がある研究項目もあります。研究推進会議は、教職員同士でコミュニケーションを図る、最も基本となる場です。学校行事や校務等、年2回の研究集会はもとより、年13回の会議を、引き続き有効に活用してほしいと思います。
平成26年度の研究推進について 平成26年度の重点 ・平成26年度の重点について説明いたします。
校内研究の充実 平成26年度の研究推進について 平成26年度 札教研事業の重点 1 研究テーマに基づく研究(継続) 10区の研究のつながり 平成26年度 札教研事業の重点 1 研究テーマに基づく研究(継続) 10区の研究のつながり 研究項目における研究・研修の成果 今年度も、2つの重点を設定します。 【重点1 「研究テーマに基づく研究」(継続)】 ・全市テーマを各研究項目で設定し、10区の研究とのつながりをもたせます。そして、先生方が共通のテーマを意識して主体的に実践研究を交流することで、研究項目における取組の成果が、校内研究に一層反映されることをねらいとしています。 校内研究の充実
若手 平成26年度の研究推進について 中堅・ ベテラン 平成26年度 札教研事業の重点 2 協働研究の充実(継続) 世代を超えた学び合い 平成26年度 札教研事業の重点 2 協働研究の充実(継続) 世代を超えた学び合い 若手 中堅・ ベテラン 【重点2 「協働研究の充実」(継続)】 ・年々、若手教職員の積極的・意欲的な取組が見られるようになってきました。研究項目によっては、6月の研究集会で中堅・ベテランの先生が授業公開を行い、秋の集会で若手の先生が授業を行うなど工夫をしているところもあります。今年度は是非、中堅・ベテランの先生方も、意欲的に授業公開や実践発表を行うなど、世代を超えた学び合いにより、若手教職員にとっても、中堅・ベテランの教職員にとっても、それぞれの力量を高める機会にしてほしいと思います。
平成26年度の研究推進について 平成26年度の研究年次 【今後の研究推進について】 ・札教研事業では、研究・研修活動の一層の充実・発展のため、研究の推進や組織体制等について、現在見直しをしています。 ・研究の推進に関しては、平成27年度から、2年継続研究の年次を、全研究項目同時サイクルに揃えていきます。そのため、今年度、Aグループは、2年継続研究の2年目、つまり、まとめの年として研究を進めることになります。また、Bグループは、単年度あるいは24・25年度を継続する研究を進めることになります。
平成26年度の研究推進について ◆研究推進の充実 →庶務担当者(副研究推進幹事代表)の設置 ◆フォローアップ担当者の重視 →庶務担当者(副研究推進幹事代表)の設置 ◆フォローアップ担当者の重視 →「研究推進会議」への参加の呼び掛け →若手教職員のニーズを踏まえた講習会 →若手教職員を育成する研究組織体制づくり 【今後の組織体制について】 ・組織体制については、平成26年度は、大きく2点について変更します。 ・1点目は、庶務担当の係を新設します。現在、研究推進幹事代表が担っている庶務に関する業務を庶務担当の係が行うことで、研究推進幹事代表が研究の推進に一層力を発揮できるように体制を整えます。 ・2点目は、フォローアップ担当者の役割を明確にし、各区の担当者が中心となり、研究推進委員と協力して若手教職員の育成や教職員相互の連携を図り、組織の強化を図ってほしいと思います。 ・各学校においては、若手の教職員、中堅・ベテラン教職員の研究推進会議等への積極的な参加について、働き掛けをお願いしたいと思います。 ・今後、実施協議会や拡大研究推進会議での意見も取り入れながら、見直しを進めていく予定です。
平成26年度の研究推進について 札教研事業の 円滑な運営に 向けて ・26年度の札教研事業の円滑な運営に向けて説明します。
年度当初の動き 1 名簿の作成 2 テーマの設定 3 校内研究集録の作成 (小・外国語活動実践事例) 各学校において 1 名簿の作成 2 テーマの設定 ・年度当初に、各学校に作成・提出をお願いしているのは、「名簿の作成」「テーマの設定」「校内研究集録の作成」の3点です。 3 校内研究集録の作成 (小・外国語活動実践事例)
年度当初の動き 4月9日~11日にイントラメールで提出 札教研事業名簿の作成について 3月下旬 名簿の作成依頼 【名簿作成について】 3月下旬 名簿の作成依頼 【名簿作成について】 ・名簿作成については、3月下旬に各学校へ作成の依頼をします。各学校においては、4月当初に、全教職員の研究項目の選択を行います。 ・作成した名簿は、4月9日~11日の間に、イントラメールにて教育センターへ提出します。 4月9日~11日にイントラメールで提出
年度当初の動き 4月21日~25日にイントラメールで提出 研究主題・テーマの設定について 3月下旬 研究主題・テーマの報告依頼 3月下旬 研究主題・テーマの報告依頼 学校と研究項目の研究をつなぐ 【研究主題・研究テーマの設定について】 ・各学校の校内の研究テーマは、24の研究項目に提供します。 ・校内の研究項目ごとに、研究テーマを設定し記入します。やむを得ず選択する教職員がいなかった研究項目については、研究幹事が中心となって、学校の研究テーマや重点などに拠り、テーマの設定・報告をお願いします。 ・各研究項目では各学校がどのようなテーマを設定し取り組んでいるかを探り、各学校とのつながりを意識した研究テーマの設定、研究内容を検討します。 ・4月21日~25日の間に、名簿と同様にイントラメールにて教育センターへ提出します。 4月21日~25日にイントラメールで提出
年度当初の動き 5月30日(金)までにイントラメールで提出 校内研究集録の作成について 4月 執筆を研究幹事に依頼 ◆研究主題の概要 4月 執筆を研究幹事に依頼 ◆研究主題の概要 ◆研究の見通し ◆研究推進の計画 ◆小学校外国語活動の実践事例 【校内研究集録の作成について】 ・各学校の研究主題や研究の概要等を掲載し、全市の研究の動向を捉えることや、研究・研修情報の交流などに役立てるために作成します。 ・小学校においては、「平成25年度の小学校外国語活動の実践事例」を併せて作成していただきます。 ・校内研究集録は、各学校の研究推進に広く活用していただくために、HPにも掲載しますので、児童・生徒の実態に関わる記述など、表現には十分に御配慮をお願いします。 ・5月30日までに、イントラメールにて教育センターへ提出します。 5月30日(金)までにイントラメールで提出
全市研究集会までの動き 5 7 水 実施協議会① 13 火 拡大研究推進会議① 27 火 研究推進会議スタート ※年間13回開催 6 17 研究推進会議スタート ※年間13回開催 6 17 火 全市研究集会 13:30~14:00開催 〔実施協議会①〕一年間の研究推進の流れの確認 〔拡大研究推進会議①〕一年間の研究推進の具体を検討 【札教研事業 6月の全市研究集会までの流れ】 ・5月7日には、第1回の「実施協議会」を開催し、校長会代表の校長先生、主任担当の校長先生、そして研究推進幹事代表の先生と、1年間の研究推進の流れについての確認・協議をします。 ・5月13日には、研究項目ごとに、全ての区の研究推進幹事等を集めて、「拡大研究推進会議」を開催し、1年間の研究推進の具体を検討します。 ・5月27日から、区の「研究推進会議」がスタートします。年間13回設定していますので、計画的に活用してください。 ・6月17日に「全市研究集会」が開催されます。 〔研究推進会議〕授業検討・実践交流等 〔全市研究集会〕一年間の研究推進の確立(授業公開等)
指導・助言 校長先生 ◆集会や会議への教職員の参加が円滑に行わ れるよう働き掛けを ◆質的向上のため研究内容や研究推進に関す る指導を 校長先生 ◆集会や会議への教職員の参加が円滑に行わ れるよう働き掛けを ◆質的向上のため研究内容や研究推進に関す る指導を 教頭先生 ◆研究推進会議の会場を所属校に ◆通信手段の創意工夫を ◆研究内容や研究推進に関する指導・助言を (校内の研究推進委員のフォロー) 【校長先生】 ・札教研事業の研究推進に当たっては、校長先生の指導・助言が大変重要となって参ります。研究集会や会議への教職員の参加が円滑に行われるよう、適切な御配慮をお願いするとともに、研究内容などに関する御指導について、引き続きよろしくお願いいたします。 【教頭先生】 ・所属校を離れて会議などに参加するのが難しい状況もあるかと思います。 ・各研究項目では、こうした点を踏まえ、研究推進会議の会場を教頭先生の所属校としたり、文書や電話、電子メール等を活用するなどして、指導・助言を受けやすい態勢を工夫してください。
さっぽろの 子どもたちのために 札教研事業の 積極的な推進を 子どもと 未来へ 子どもと 未来へ さっぽろの 子どもたちのために 札教研事業の 積極的な推進を ・平成26年度も、札幌市のこどもたちのため、札教研事業を、積極的に推進していきましょう。 ・先生方のお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。