簡易懸濁法の経管投薬に投薬瓶を使用したチーム医療の取り組み ベトレヘムの園病院 山口 博美(薬剤科) 当院は東京郊外武蔵野の一角にある全92床の療養病院です。 今回私たちは、年々重症化が進む当院において、経管投薬の際に改良型投薬瓶を用いることにより 看護の軽減・経済効果・リスク減を目的としたに取り組みを行いました。
懸濁ボトル法 資料提供:ベトレヘムの園病院 山口 博美 薬剤を入れる そのまま10分間置く 全体をゆする お湯を注ぐ 山口 博美 お湯を注ぐ 薬剤を入れる 簡易懸濁法をもちいた実際の投薬方法について説明します。 カートに個々の後水を入れるカップ上に洗浄したボトルを口をあけてセットします。 ボトル氏名と薬を確認した後薬剤を入れます。 調乳ポットをもちいて60度に温めた白湯を注ぎます。 キャップをし10分間置いて懸濁します。 全体をゆする そのまま10分間置く
滅菌済み注入口・キヤップ 使用済みキャップ・ボトル等入れ 注入用後水 カート配置の拡大写真です。
懸濁終了 投与前の再懸濁 PEGを開放し注入準備 懸濁終了と共に、ベットサイドに持って行き注入前に再懸濁をした後、PEGを開放し注入準備をします。 PEGを開放し注入準備
注入口とボトルの先の形状が類似しているので接続可能です(PEG、胃管カテーテル) このようにPEG・胃管カテーテルのどちらの形状にも形状が類似しているので接続が可能となっています。
本体部分を押して注入 接続後本体部分を押して注入します。
ボトルが柔らかいため楽に注入が可能となっている。 押し切って注入後、PEG部を折って逆流を防ぎ抜く。 ボトルが柔らかいために楽に注入可能です。 また100ml用の瓶の中に、薬液は大体20~30mlなので楽に押し切って注入可能です。 ただここで注意しなくてはいけないことは、投薬瓶とカテーテルの先端の密着性が良すぎるために、先端を折っておかないと手を離したすきに また引いてしまい逆流する事があります。
与薬後のフラッシュ コップに後水を入れておく 後水をそのまま吸い上げる 先程の同じ要領で注入 次に後水ですが、先ほどのカップに後水を入れて置き、片手で同じ容器を用いて吸い上げ・注入が可能です。 先程の同じ要領で注入