本荘・石脇地域公共空間の有効活用と 景観向上に関する座談会

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本荘・石脇地域公共空間の有効活用と 景観向上に関する座談会 第 2 回 平成16年11月30日(火) 於:ポンパル(大沢川排水機場)会議室

①第2回座談会説明資料 1.第1回座談会のまとめ  ①第1回座談会の概要  ②主なご意見 2.アンケートの結果報告  ①実施概要  ②整備イメージについて  ③ボランティアへの参加意思  ④整備に関する要望と現状 3.第2回座談会 議題   ①コンセプト  ②整備方針  ③国道7号空間配分の見直しについて

1 第1回座談会のまとめ

設立趣意説明 座談会の各回テーマ と スケジュールの確認 資料説明 討 議 ①第1回座談会の概要 8月26日 於:ポンパル  本荘大橋から旧国道三叉路までの公共空間の有効活用と景観向上の取組にあたり、沿道の方々の声を取り入れ、管理も含めた協働に関するご意見、ご提言をいただく。(要約) 設立趣意説明 座談会の各回テーマ と スケジュールの確認 第一回(平成16年8月26日)  テーマ:地域特性、沿道状況、空間イメージ 第二回(平成16年11月下旬)  テーマ:ニーズ、課題、有効活用方針、代替案 第三回(平成17年2月下旬)  テーマ:有効活用計画、管理計画、評価手法 資料説明 討  議 決定事項 ・本荘市の北の玄関口としてのイメージ形成 ・子吉川と国道7号の融合点としての整備 ・沿道住民アンケートの実施  (本荘市広報の活用、絵で見るアンケート) ・沿道住民、企業へのPR、情報提供 8月28日 秋田魁新聞

①主なご意見 コンセプト、方針に関連するご意見 本荘市の玄関口として鳥海山の景観を活かす 鳥海山を有する道路景観と子吉川の癒し空間を連続させる 車道・歩道の機能確保が重要 整備後の管理も考慮してPRをし、情報を提供しながらすすめる 整備の方向性 安全が第一、次に道路の美化。植栽も安全に配慮する 歩道の散歩、児童の通学路、高校の自転車通学に配慮する 車道の縮小は事故や新たな渋滞を発生させる懸念がある 国療跡地利用、イオンの出店で今と異なる交通になることに配慮  維持・管理 花壇の草刈り程度は沿道企業の協力が必要 プラタナスで景観らしさを発揮しているのは半年くらい。 花壇管理の水をどうするかの検討が必要  個別課題 歩道の傾斜や段差の解消 舗装の凹凸やつぎはぎなどの解消 バス停車帯を設置し、合わせて ポケットパークなどの整備 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉

2 アンケートの結果報告

①実施概要 調査目的 整備イメージ案のニーズ把握 歩道、車道、植栽及びバス停・休憩施設に対する具体のニーズ把握、並びに整備に向けたアイディア募集 調査対象 本荘石脇地域の沿道,近隣住民 折込み配布数:3,599戸 実施期間 平成16年10月10日~25日 調査方法 本荘市広報による折込み配布、郵送回収 秋田河川国道事務所HPのインターネット 有効回答数 151(内葉書143 回収率4%) 設問概要 個人属性 整備イメージ 右図の選択 整備項目に関する自由記載 ボランティア参加意思 第1案 車道側に緑をふやす 第2案 民地側に緑をふやす 第3案 余裕のある路肩を確保する 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉

図-3 整備イメージと沿道との関わり方の関係 ②整備イメージについて (1/2) 図-1 整備イメージ 図-2 整備イメージと性別の関係 Q1 今後の整備イメージについて(図-1)    第1案 車道側に緑をふやす・・・・・34%    第2案 民地側に緑をふやす・・・・・17%    第3案 余裕のある路肩を確保・・・49% 男性では58%が「広い路肩」、女性の65%が「緑を増やす」(車道側と民地側の合計)を望んでいる(図-2) 沿道に通勤、車・自転車で通過する人は「広い路肩」を望む声が比較的強い(図-3) 沿道在住者は「緑を増やす」を望む声が比較的強い(図-3) 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 図-3 整備イメージと沿道との関わり方の関係

②整備イメージについて (2/2) 20歳代~39歳までの年齢が若い層で「緑を増やす」が平均を上回っている。 ②整備イメージについて (2/2) 20歳代~39歳までの年齢が若い層で「緑を増やす」が平均を上回っている。 また、60歳以上の高齢層では、「余裕のある路肩」を望む声は40%に減少している。(図-4) 自由回答の記載内容から、歩道利用者と自動車利用者に分類して、整備イメージとクロス集計したのが図-5である。 主に自動車利用者では「余裕のある路肩」が70%を越えている。 逆に歩道利用者では「緑を増やす」が75%を越え、 「余裕のある路肩」 は23%まで減少している。 図-4 整備イメージと年齢の関係 図-5 整備イメージと道路利用形態の関係

③整備に関する意見 道路空間の再配分 整備方針 歩道のバリアフリー化 休憩施設等の整備 樹種・植栽タイプ選定 花壇等の協働管理方法 Q2 今後の整備に対する意見  歩道幅員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40件 歩道の広さ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11件 歩行者と自転車の関係 ・・・・・・・・・・・・・・15件 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14件  車道幅員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64件 右折・駐停車車両との関係 ・・・・・・・・・・13件 渋滞・混雑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13件 広さ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11件 事故・安全 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6件 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21件 歩道舗装・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24件 舗装面の凸凹 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16件 舗装材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8件 バス停・休憩施設等・・・・・・・・・・・39件 バス停 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19件 小公園・休憩施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10件 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10件 植栽・花壇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71件 樹木・植栽の種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・20件 高さ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12件 維持管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12件 位置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7件 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20件 その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14件 (個々の詳細は資料3) ご意見の活用 道路空間の再配分 整備方針 歩道のバリアフリー化 休憩施設等の整備 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 樹種・植栽タイプ選定 花壇等の協働管理方法 コンセプト・整備方針等

④ボランティアの参加意思について 図-7 ボランティアへの参加意思と性別の関係 図-6 花壇の手入れなどのボランティアへの参加意思 図-7 ボランティアへの参加意思と性別の関係 図-6 花壇の手入れなどのボランティアへの参加意思 Q3 ボランティア参加の意向    積極的に参加・・・・・・・・・・・・・・・・・15%    依頼があれば参加・・・・・・・・・・・・・46%    参加しない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11%    わからない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28% 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 「積極的に参加する」、「依頼があれば参加する」を合わせると 60%に達し、高い参加意思が示された。(図-7) 女性よりも男性の参加意志が10ポイント以上上回っている。(図-7) 沿道に勤務している方々では「積極的に参加する」が約27%と高い値である。 (図-8) 図-8 参加意思と沿道との関わりの関係

⑤アンケート結果のまとめ 整備イメージについて 景観を優先する考え方と車道機能を優先する考え方が半々である。 歩道利用者・車道利用者では道路利用形態によるニーズの相違があり、双方のニーズに応える機能確保が望まれている。 整備に対する意見   歩道は散歩やウォーキングにも利用され、「ゆとり」が求められている。また、自転車との分離が望まれている。 歩道の傾斜や段差の解消、車椅子対応などのバリアフリー化が望まれている。 現在の広い車道が渋滞緩和として評価されている。 植栽については樹種・高さなどに多様なニーズがある。 バス停の高度化、ポケットパーク等の休憩施設が望まれている。 ボランティア参加意思について 15%の方の強い参加意思が確認された。 46%の方の「依頼があれば参加」を取り入れていくための仕掛けを検討する必要がある。 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉

コンセプト 整備方針 ③国道7号空間配分の見直しについて 3 第2回座談会 議題 コンセプト 整備方針 ③国道7号空間配分の見直しについて

羽後国由利郡本荘町古雪湊全景 蓑虫山人 明治21年 ①コンセプト 石脇からみた本荘の景観 亀田藩家老 天保4年(1833) 羽後国由利郡本荘町古雪湊全景 蓑虫山人 明治21年 公共空間整備のコンセプト 鳥海山、子吉川の原風景を活かした、豊かな生活空間をめざして 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 本荘の代表的景観である鳥海山、子吉川の原風景を活かし、公共空間を生活に根ざした空間として整備する

方針1 国道7号、子吉川の公共空間を生活空間 としてしつらえる ②整備方針 公共空間整備の方針 方針1 国道7号、子吉川の公共空間を生活空間     としてしつらえる かつて子吉川が、水運、生活、農耕、遊び、文化交流の中心であったように、公共空間を生活に根ざした空間としてしつらえなおす 方針2 鳥海山、子吉川の原風景を生活のなかで     際立たせる 石脇からみた本荘の景観にも描かれる、本荘の代表的景観である鳥海山、子吉川の原風景を資源として、生活のなかに取り戻す 方針3 公共空間を地域と協働してつくり、維持     するしくみを取り入れる 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 公共空間の整備および整備後の管理運営において、地域の意思の反映と参加を促進する

方針1 国道7号、子吉川の公共空間を生活 空間としてしつらえる ②整備方針 方針1 国道7号、子吉川の公共空間を生活     空間としてしつらえる ○国道7号空間配分の見直し  国道7号は、車中心の利用から、車、歩行者、自転車に配慮した空間として、幅員の見直しを検討する 現況幅員構成 ○子吉川と国道7号の一体的な整備  子吉川と国道7号の接続部において、回遊的な歩行者・自転車動線や拠点的な橋詰公園など、一体的な利用をめざした整備を検討する  あわせて、田頭公園の整備が望まれる 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 橋詰公園の例 ○公共空間の利便性・快適性向上  歩道のバリアフリー化や休憩施設の設置、バス停への上屋の設置等、公共空間の利便性・快適性の向上に向けた検討を行う バス停の上屋の例

方針2 鳥海山、子吉川の原風景を生活の なかで際立たせる ②整備方針 方針2 鳥海山、子吉川の原風景を生活の     なかで際立たせる ○鳥海山の前景としての美しい街並み形成  国道7号は、鳥海山の前景として、眺望の確保、街路樹等による美しい景観の形成について検討する  あわせて、沿道の電線の地中化や広告看板の景観への配慮が望まれる 終点部からの鳥海山遠景 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 ○子吉川の自然を活かした景観形成  国道7号と子吉川の回遊動線の整備や田頭公園の整備においては、自然景観に配慮した景観形成について検討する 田頭公園入口

方針3 公共空間を地域と協働してつくり、 維持するしくみを取り入れる ②整備方針 方針3 公共空間を地域と協働してつくり、     維持するしくみを取り入れる ○地域の意見を取り入れた整備  アンケート等による地域の意見の収集や、整備後の市民による評価を次の整備に活かす段階的な整備のしくみについて検討する ○地域との協働による維持管理  水やり用の水道栓の設置や市民による花壇等の管理等、地域との協働による維持管理とそのための役割分担について検討する 水道栓の例 〈スライド要旨〉 〈コメント〉 〈補足等〉 市民管理の花壇

歩道利用者、車道利用者、双方に配慮した折衷案とする ③国道7号空間配分の見直しについて  1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 アンケート結果から、 歩道利用者、車道利用者、双方に配慮した折衷案とする ①車道の機能維持 停車した乗用車の側方通過が可能。(大型車は不可) ②車道堆雪帯の確保 2車線区間では路肩内で堆雪可能。交差点区間では歩道施設帯を利用として確保。 ③歩道の幅の確保 自転車と交差できる3.0mを確保。 ④植栽帯の確保 2車線区間では1.0m以上の連続した植栽帯の確保が可能。交差点区間では0.5mの施設帯のみとなる。

③国道7号空間配分の見直しについて 1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 現 況 整備後 一般部 交差点区間 ③国道7号空間配分の見直しについて  1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 一般部 交差点区間 現 況 自転車との すれ違い 自転車との すれ違い 停車車両と すれ違い 整備後 街路樹の樹種、高さは今後の検討対象

③国道7号空間配分の見直しについて 1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 自動車の目線 現 況 時速50kmで走行 時速15kmで走行 ③国道7号空間配分の見直しについて  1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 自動車の目線 現 況 時速50kmで走行 時速15kmで走行 自動車の目線 停車車両の側方を通過できる 植栽帯が連続し、景観が向上する 整備後 時速50kmで走行 時速15kmで走行

③国道7号空間配分の見直しについて 1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 自転車の目線 現 況 時速15kmで走行 時速15kmで走行 ③国道7号空間配分の見直しについて  1)車道幅、歩道幅の基本的な考え方 自転車の目線 現 況 時速15kmで走行 時速15kmで走行 自転車の目線 自転車との分離ができる バリアフリーの歩道となる 植栽が連続し景観が向上する 整備後 時速15kmで走行 時速15kmで走行

③国道7号空間配分の見直しについて 2)用地に余裕のある場合の空間有効活用 用地に余裕がある場合はその幅を植栽・植樹等の景観形成に積極的に活用する。 さらに余裕のある場合はベンチの配置やミニ公園化し空間を活用する。 空間の活用例 余裕幅の 植樹帯への活用