CO2大幅削減のためのCNF導入拡大戦略の立案 (3)バイオマスプラスチックによるCO2削減効果の検証

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1 企画 ガラス産業連合会 制作 NHK ソフトウェア. 2 INDEX はじめに –3. 身の回りにはどんなガラスがあるのだろう? –4. 意外なところでもガラスが活躍している! ガラス素材の魅力 –6. ガラスって面白い –7. ガラスのテーマ –8. ガラスが環境に良い理由 –9. ガラスはめぐる.
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熱と仕事.
研究背景 竹 地球環境問題 このようなことから
第1ページには,表題,所属,学籍番号,名前を記載する.
雁行型経済発展における中国の位置付け -貿易構造から見た日中関係- 北海道大学大学院経済学研究科 穆尭芋.
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2014年モデルプラント試算結果 電源 原子力 石炭 火力 LNG 風力 (陸上) 地熱 一般 水力 小水力 バイオマス (専焼)
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本時の目標 ○ 主な材料の特徴をまとめよう ○ 材料と環境とのかかわりを知り、材 料の使い方についてまとめよう
2014年モデルプラント試算結果 電源 原子力 石炭 火力 LNG 風力 (陸上) 地熱 一般 水力 小水力 バイオマス (専焼)
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型 自然冷媒機器導入加速化事業(一部農林水産省、経済産業省、国土交通省連携事業)
コンビニ向け省エネ対策システム (提案事例)
持続可能社会実現にむけた現実的なシナリオ
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
環 境 省 ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業
水素社会の実現に向けたロードマップ フェーズ1 水素利用の飛躍的拡大
航空機分野の導入シナリオ の保持 中核的要素技術力 の開発 全機開発技術 国際共同 開発参画 目 標 我が国航空機産業の基盤技術力の強化
豊田市 K邸の新築工事 (5/10).
CO2排出大幅削減を通じた低炭素社会の実現
再エネ水素を活用した社会インフラの低炭素化促進事業
再エネ水素を活用した社会インフラの低炭素化促進事業 (一部国交省・経産省連携事業)
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地方公共団体所有施設の省CO2改修支援事業(バルクリース事業) 1.補助を受ける主体: 地方公共団体等
経済産業省 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
建築物の環境配慮のあり方について 資料2-2 1.国際的な動き 4.大阪府域の状況 2.国の動き 5.検討内容とスケジュール
建築物の環境配慮のあり方について~温暖化対策部会報告の概要~
発泡プラスチック系断熱材の 留意事項について 2018年(平成30年)9月25日 JUII日本ウレタン工業協会.
省CO₂型リサイクル等高度化設備導入促進事業
離島の再生可能エネルギー・蓄エネルギー導入促進事業
2008年1月10日 LCCO2配慮型提案への取組み 宮地電機株式会社研究開発室.
木材利用による業務用施設の断熱性能効果検証事業
ネットワークの再編・拡充(支線の拡充・再編)
平成29年度 エネルギー対策特別会計 木質バイオマス・木材関連事業
不動産の環境性能を見える化することで、賃料にもプラス
テナントビルの省CO2促進事業 低炭素化により オーナー・テナントの利益拡大! ●グリーンリースの類型
新聞発表 2003年4月16日 大和田・鈴木・菅原・山中.
我が国の再エネポテンシャル 担当課:地球局事業室技術L( )
国 非営利法人 背景・目的 事業スキーム 事業者等 事業概要 期待される効果 脱フロン・低炭素社会の早期実現のための
事業目的・概要等 イメージ 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業 背景・目的 期待される効果 事業スキーム 事業概要
プラスチックとともに歩む半世紀 プラスチック成形加工技術を中心にして 典型的な米国家庭におけるプラスチックの使用状況
蓄電池の内容入れる必要 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による 住宅における低炭素化促進事業(経業省・国交省連携)
低炭素化のための建設・実証コストへの補助
水素基本戦略のポイント ・・・ 2050年を視野に入れたビジョン+2030年までの行動計画
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値 創出モデル事業
L2-Techリストの更新・拡充・情報発信
地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域 づくりモデル形成事業
水素供給体制の構築見通しを踏まえた計画的な開発・実証
代表的なフロン類の特徴 フロン類の概要 ウレタン発泡用途は2003生産中止 スチレン発泡は2010生産中止
会場アンケート設問集 (省エネ家電・省エネ住宅・ エコドライブ・低炭素物流)
西尾市の自動車産業の展望.
(Environmental Technology Verification)
経済産業省 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業
Presentation transcript:

CO2大幅削減のためのCNF導入拡大戦略の立案 (3)バイオマスプラスチックによるCO2削減効果の検証 推進事業(経済産業省・農林水産省連携事業) 委託 委託 施策番号:26 平成30年度予算案39億円(平成29年度予算額39億円) 実施期間:平成27~32年度 担当課:地球局事業室技術L( 03-5521-8339) メーカーと連携しCNF・バイオマスプラスチックの導入効果及び課題を①製造、②活用、③廃棄の一連のライフサイクルに沿って調査分析。加えて課題解決策の分析・検討。 CNF、バイオマスプラスチックの導入拡大によりCO2大幅削減! 住宅・建材 (窓枠・断熱材・構造材等) 自動車(内装材や外板等) 家電(冷蔵庫等) バイオプラ(高耐熱) 再エネ (風力ブレード等) ※バイオプラの耐熱温度は最大で425℃ 業務・産業機械 (空調ブレード等) (出典:ナノセルロースフォーラム) セルロースナノファイバー 製造     活用(使用)     廃棄 (1)自動車向けCNF活用製品の性能評価モデル事業 (2)CNF活用製品の性能評価モデル事業(自動車以外) (4)リサイクル時の課題・解決策検討 CO2大幅削減のためのCNF導入拡大戦略の立案 (3)バイオマスプラスチックによるCO2削減効果の検証

環境省は、CNFを使った車、家電、住宅建材等を実証中 鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度!   → 車の車体の10%軽量化が可能、燃費改善 植物由来、つまり化石燃料を使わない   → 廃棄後に燃やしても、再度植林すれば、CO2ゼロ 環境省は、CNFを使った車、家電、住宅建材等を実証中 木材などの バイオマス原料 セルロースナノファイバー (CNF) 自動車

委託事業と委託内容 (1)自動車向けCNF活用製品の性能評価モデル事業 (2)CNF活用製品の性能評価モデル事業(自動車以外)   国内事業規模が大きく、CO2削減ポテンシャルの大きい自動車(内装、外板等)においてメーカー、サプライヤー、評価機関、大学等と連携し、CNF複合樹脂等の用途開発を実施。社会実装にむけて実車にCNF製品を搭載しCO2削減効果を評価・検証。 (2)CNF活用製品の性能評価モデル事業(自動車以外)  CO2削減ポテンシャルが自動車に次いで大きい家電(冷蔵庫等)、住宅・建材(窓枠、断熱材、構造材等)、再エネ(風力ブレード等)、業務・産業機械(空調ブレード等)等においてメーカー等と連携し、CNF複合樹脂等の用途開発を実施する。社会実装にむけて実機にCNF製品を搭載し活用時のCO2削減効果の評価・検証する。 (3)バイオマスプラスチックによるCO2削減効果の検証  耐熱性が要求される各種機械製品について、高耐熱バイオマスプラスチックにより金属部材等を代替することの実現可能性及びCO2削減効果を検証する(自動車エンジン周りの部材、家電、業務・産業機械の部材等)。 (4)リサイクル時の課題・解決策検討の実証事業  CNF樹脂複合材(材料)を製造する段階での易リサイクル性、リサイクル材料の性能評価等を行い、解決策について実証する。

COOL-RUNプロジェクト CNFが有するポテンシャルを活用し、住宅の部品の断熱性向上 <CNFにより高断熱化を図る素材> ⇒ウレタン系断熱材、セルロース断熱材、グラスウール断熱材、無機ボード、  フロア材等々 CNFにより、空隙を制御 繊維素材での断熱 <ターゲットとする部品> 住宅外皮部品 発泡素材での断熱 …外壁、天井、  床、開口 CNFにより 空隙を 微細化 CNFにより 空隙量を 増大 通常断熱 住宅内装部品 :空隙 …内壁、浴室 住宅の高断熱化 =暖房エネルギー削減 :CNF