スポーツ経営学 第12回 スポーツを考えてみよう スポーツとは何だろう
スポーツは、 楽しい ストレスが解消される 健康になる 挑戦することができる 人を育てる 教育になる
しかし、それはスポーツの機能です。 スポーツの実体(性質)とは何でしょう? スポーツそのものは、
その実体(性質)を考えると とっておけない、貯めておけないもの 人がいないと成り立たないもの 現象としてだけ目に見えるもの 人がいないと成り立たないもの 現象としてだけ目に見えるもの 手にとることのできないもの 形のないもの ある時間が過ぎると消えてしまうもの 元に戻せないもの
どうやら、スポーツは サービス(財)と呼ばれるものとよく似ています。 サービスを考えましょう。
スポーツと よく似ているもの を探そう。
教育(レッスン、お稽古、習い事) タクシー(電車、輸送、宅急便) 遊園地(映画館、コンサート) 床屋(マッサージ、エステ) スポーツとよく似ているもの を探そう。 教育(レッスン、お稽古、習い事) タクシー(電車、輸送、宅急便) 遊園地(映画館、コンサート) 床屋(マッサージ、エステ)
「サービス産業の発想と戦略」 (1983,電通)より サービスの知識 「サービス産業の発想と戦略」 (1983,電通)より
サービスとは 形のないもの 「市場で売られ、かつ購入される 無形の製品」 もの(物財) と サービス(サービス財) の違い。
活動・便益(・満足) 「(サービスとは)販売に供されるか、 又は財貨の販売に関連して供給され 「(サービスとは)販売に供されるか、 又は財貨の販売に関連して供給され る、活動(activities)、便益(benefits)、 又は満足(satisfaction)。」
活動・便益(・満足) その2 “公衆の求める何がしかの便宜と 活動を供給するために、器械・設備・ 従業員のいずれか、またはその組み 活動・便益(・満足) その2 “公衆の求める何がしかの便宜と 活動を供給するために、器械・設備・ 従業員のいずれか、またはその組み 合わせにより構成される組織された システム” 又は “義務による行為 もしくは他人のための労働”
財貨の所有権の移転以外の取引対象 = (財貨の)所有権が移転しない 「市場で売られるサービス - 有形 商品の所有権の移転以外を取引対 象とする、企業あるいは事業家によ る市場取引」
非財貨生産活動 第一次産業・第二次産業は物財生産 の産業。第三次産業はサービス業。 財貨生産以外をサービス。(販売・財 第一次産業・第二次産業は物財生産 の産業。第三次産業はサービス業。 財貨生産以外をサービス。(販売・財 務・研究開発等に携わる部門)
「ここでいうサービスとは、 一般に、物質的財貨を生産する 労働過程以外で機能する労働を 広く包括する概念である。」
利用可能な諸資源 = もの 「もの」 は、ただそこにあるだけでは役に立っているとは限らない。人間(経済主体)がそれらを使用することによって有用性が生まれる。 「利用可能な諸資源が有用な機能を果 たすその働き」 = 「利用可能な諸資源が使用価値を 実現する過程をいう」
サービスの基本特性 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 認識の困難性 ~把握しにくい
サービスの生産計画 ① 不確実性が高い ② 需要の偏在に左右される ③ 生産拠点が需要者立地となる ④ 需要の偏在に対応しなくてはならない ① 不確実性が高い ② 需要の偏在に左右される ③ 生産拠点が需要者立地となる ④ 需要の偏在に対応しなくてはならない ⑤ 品質の客観的測定がむずかしい
⑥ コストコントロールがむずかしい ⑦ 内容と質に不安と誤解が生じやすい ⑧ リカバリー策が少ない ⑨ 需給両者の相互依存性 ⑩ サービス要員の葛藤を生じやすい
基本戦術 ① 物への体化 ② 内容告知の積極化 ③ 有形化 ④ イメージ化 ⑤ 提供時微調整
サービスの基本特性 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 認識の困難性 ~把握しにくい
基本戦術 ① 物への体化 ② 内容告知の積極化 ③ 有形化 ④ イメージ化 ⑤ 提供時微調整
サービスの基本特性 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 非貯蔵性 ~貯蔵できない 無形性 ~固定的な形をなさない 一過性 ~終わると消えてなくなる 不可逆性 ~元に戻せない 認識の困難性 ~把握しにくい
基本戦術 ① 物への体化 ② 内容告知の積極化 ③ 有形化 ④ イメージ化 ⑤ 提供時微調整
サービスの経営管理技法 (1)顧客マネジメント ①固定客化 ②顧客利用(セルフサービス)
(2)需給バランスの調整 ①需要コントロール (ⅰ) 差別料金 (ⅱ) 時間制限 (ⅲ) ノン・ピーク時の需要開拓 (ⅳ) 補足的サービス (ⅴ) 予約システム
②供給能力コントロール (ⅰ) パートタイマー利用 (ⅱ) 効率極大化努力 (ⅲ) 共同利用 (ⅳ) 予想拡張への投資
(3)サービス水準マネジメント ①サービス水準と価格 ②品質管理 (ⅰ) 生産システムによるQC (ⅱ) モニター調査・覆面査察
人材教育 ① 人的サービスの源は人間である ② 人(サービス要員)=サービス財 ③ 人(サービス要員)=企業 ④ 全人格的な完成
全人格的な完成 対人関係能力 (ヒューマン・スキル) 専門的技能 (テクニカル・スキル) サービス要員に求められる能力
サービスの工業化 (1) マス化(大量化) (2) システム化 (3) 機械化 (4) ブランド化
僕(新出)が、よく感じているもの 床屋やマッサージで途中経過を知らせる 飲物用グラスをフィルムで包む 清掃済みのトイレに紙バンドをつける トイレットペーパーの端を三角に折る トイレの清掃点検チェックリスト ミニッツペーパーの点検
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