要因Aの差,要因Bの差を見たい 2つの要因なので二元配置分散分析の適用 要因B 水準A 水準B 水準C 要因A 水準a 13.2 16.1 9.1 11.9 15.1 8.2 水準b 22.8 24.5 18.5 24.2 13.7 水準c 21.8 26.9 32.1 28.3 16.2 水準d 25.7 30.1 15.2 29.5 29.6 14.8 2つの要因なので二元配置分散分析の適用
SPSSの場合 左図のように入力します
SPSSの結果 要因Aと要因Bに有意差(主効果)があります 交互作用はp=0.266で有意ではありませんでした 統計ソフトにより,数値は若干異なります
グラフで確認すると 要因Aでは,水準aが低そうだ,水準dが高そうだ 要因Bでは,水準Bが高そうだ,水準Cが低そうだ 交互作用はみられない
交互作用がなければ… A B C a b c d 交互作用が有意でなければ,単純に要因Aのa,b,c,dの差をみることができる 要因Bの水準Aだろうが水準Bだろうが水準Cだろうが,関係なくa<b<c<dの関係が成り立つ.要因Aについても同様.
交互作用があれば… A B C a b c d 緑と赤の線(要因Bの水準A・C)は,a<b<c<dなので,まとめて考えても良いが,B(青の線)はa<b<c>dなので,A・B・Cをまとめて考えられない.
交互作用がある場合どうすればよいか Aの場合のa,b,c,dの差,Bの場合のa,b,c,dの差, Cの場合のa,b,c,dの差を個別に見る それぞれで一元配置分散分析をすればよい A B C それぞれで一元配置分散分析をすればよい a b c d Aの場合のa,b,c,dの差,Bの場合のa,b,c,dの差, Cの場合のa,b,c,dの差を個別に見る
このケースでは交互作用が有意ではないので 要因Aでは,aとb,aとc,aとd,bとdに差有り 要因Bでは,AとC,BとCに差有り