高知県障害児長期休暇支援事業 【資料1】 特別支援事業の採択例①

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障害福祉サービスの利用者負担について. ● 障害福祉サービスの利用者負担の考え方 ~障害福祉サービスの利用者負担が変わります ~  障害福祉サービスについても、必要な人すべてが適切にサービスを利用できる制 度(普遍的な制度)を目指します。 → 介護保険や医療保険と同じように、利用した量に応じて支払う仕組み.
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介護支援サービス(ケアマネジメント) 要援護者やその家族がもつ複数のニーズと社会資源 を結びつけること。 要援護者の生活の質を高めること。 保健,医療,福祉,住宅等の各種公的サービスだけ でなく,家族、ボランティア,近隣等の支援とも調整 し,在宅生活を支えていくもの.
利用者負担の更なる軽減 【障害児のいる世帯】. 1 障害児のいる世帯の利用者負担の見直しについて ○ 障害児のいる世帯の負担軽減措置について、保護者など家庭の負担が大きいといった事情に 配慮 し、次の措置を講じる。(平成19年度実施) ① 1割負担の上限額の引下げ(現行2分の1 → 4分の1)(通所施設・在宅サービス利用児.
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(PT調査:外出困難者のうち公共交通利用困難者)
介護従事者確保総合推進事業について(H28) 目的       介護を必要とされる方々が地域で安心して暮らし、必要な介護サービスが提供されるために、介護現場における人材 の  の安定的な確保と離職防止に向け、幅広い施策を総合的に推進する。 施策・取組 多様な人材の参入促進.
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大学ノートテイカー養成講座  受講者 募集!!   本学には聴覚に障害のある学生が複数在籍しており、授業の情報保障の一環として大学としてノートテイク支援を実施しています。現在、ノートテイカーとしてご協力いただけるボランティアを募集しています。ぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。     1.日.
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よりよい通訳・介助をするために福祉制度を知ろう
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一般社団法人 日本褒め言葉カード協会 ルールブック2017年4月1日 一般社団法人日本褒め言葉カード協会.
市町村 域 都道府県 障害保健福祉圏域 受講番号:
医療的ケア児等受入促進事業(新規) 【H30当初予算額 5,000千円】
第2回 福祉の現在・現在 厚生労働省(2018) 障害者白書 厚生労働省(2016) これからの精神保健福祉のあり方に          関する検討会資料.
原子力災害に係る避難先施設の登録について
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若年性認知症支援コーディネーター設置等事業
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天理市第1号訪問事業 (短期集中予防サービスC)について
○ 特別対策等による利用者負担の軽減措置については、 21年4月以降も継続して実施。 ※ 延長年限等については検討中
教育センターにおける エネルギー環境教育講座実施の実態 ( 川村先生)
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 2 計画作成③ 重症心身障害児者等の ニーズ把握事例 ~久留米市のコーディネートの現状~
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市町村 域 都道府県 障害保健福祉圏域 受講番号:
経済連携協定による 外国人介護福祉士候補者 に対する 支援について (緊急雇用創出事業(基金)の活用)
SCS研修 高等教育に学ぶ障害者への 配慮と学習支援
発 達 障 が い 児 者 支 援 に 関 す る 主 な 取 組 平成30年度当初予算 218,554千円
発 達 障 が い 児 者 総 合 支 援 事 業 平成29年度予算 218,128千円
介護保険サービス基準設定の基本的考え方について
より多くの若者が活躍できるために ー若者就労支援現場の課題からー
学生ボランティアを中心とした障害学生支援の課題 日本福祉大学における障害学生支援を手がかりとしての考察
特定非営利活動法人 太陽の会 特定非営利活動法人 太陽の会 ○相談支援事業所 さんらいず 井原市太陽の会作業所 (地域活動センターⅡ型)
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【講義7】 サービス管理責任者・ 児童発達支援管理責任者 更新研修の内容について
移行定着支援事業(新規) 1 事業の目的   小規模作業所等が障害者自立支援法に基づく新体系サービス(地域活動支援センターを除く。)の事業へ  移行した場合に、新たな事務処理を定着させるために要する経費や移行前の小規模作業所等の当時からの利用  者が継続して利用し、定着できるために実施する経過的な施策に要する経費等を助成することにより、新体系.
退院後支援事業における手順 ⑧退院後支援計画による支援の終了 ⑦退院後支援計画に基づいたサービスの利用 ⑥退院後支援計画の決定・交付
メンタルフレンドについて 福島大学総合教育研究センター   中野 明德.
緊急スクールカウンセラー等派遣事業 被災地域等 心のケアの対応 進路指導・就職支援 障害のある子どもの支援 心のケア・助言・援助等
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高知県障害児長期休暇支援事業 【資料1】 特別支援事業の採択例①  養護学校の児童生徒(特に寄宿舎の児童生徒)の長期休暇中、家族は仕事を休んだり、介護者等を雇うなど身体的にも経済的にも大きな負担を負うことになる。また、児童生徒本人も、長期休暇中家に閉じこもりがちとなることで、精神的にも身体的にも負担が生じることになる。 事業実施の背景 趣  旨   養護学校等の長期休暇期間中に地域において障害児の援助(以下「障害児援助」という。)を行うことにより、障害児やその保護者の地域生活を支援する。 対象児童 事業実施主体  療育手帳又は身体障害者手帳の交付を受けた児童及びそれに準ずると事業実施主体が認める児童 中核市を除く市町村及び社会福祉法人、NPO法人、その他ボランティア団体等で適切な事業運営ができると認められる団体 実施方法 (1)事業実施主体は、対象児童の保護者、障害者相談員等の協力を得て実施する。 (2)事業を利用する児童を公平に扱い、精神状態、体調等を考慮し適切な援助を行う。 (3)事業の実施に当たっては、障害児を適切に援助できる者を配置するものとし、原則、年間14日以上、1日平均6時間    以上開設する。 (4)実施場所については、学校等の余裕教室、公民館、集会所等の社会資源を活用して実施。 一団体当たり年間1,062,000円   補助率 1/3以内 補助基準額・補助率 基準額の考え方(算定根拠) (6,850円×3+2,000円×3)×40日=1,062,000円 補助基準額・補助率 一団体当たり年間1,062,000円   補助率 1/3以内 ■人員配置:スタッフ3名+補助員3名/日 ■単   価:6,850円/スタッフ1名/日、2,000円/補助員1名/日 ■開催日数:40日 <参考>  (平成20年度実績) ●1日平均利用者数:7~14人 ●開催日数:14~31日      【資料1】

香南市 (地域生活支援センターに運営を委託) 障害児長期休暇支援事業の実施内容 実施 主体 就労継続B型事業所を 運営している社会福祉法人 重症心身障害児施設を 香南市 (地域生活支援センターに運営を委託) 場所 養護学校 (プレイルーム・プール・体育館) 市社会福祉センター 保健センター 期間 H21.7.21~8.31 (土日、お盆を除く毎日) 延べ27日間 H21.7.21~H21.8.31 H21.12.25~H22.1.7 H22.3.23~ H22.3.31 (土日、お盆、年末年始を除く) 延べ40日 H21.7.21~8.31 (土日を除く毎日) 延べ30日間 時間 8:30~17:30 8:30~18:00 9:00~17:00 スタッフ スタッフ5~6人 (8人のスタッフが交代制) スタッフ5~6人 有償ボランティア 1~5人 (登録者36人) 無償ボランティア 若干名 スタッフ2~5人 (11人のスタッフが交代制) 有償ボランティア2名 利用者 1日平均9人 実利用者数13人 (知的3人 自閉症6人    ダウン症2人 重複障害2人) 一日平均6人 実利用者数10人 (知的 自閉症          重症心身障害児) 1日平均4人 実利用者数15人 (知的4人 自閉症6人 ADHD2人         重症心身障害児3人) 利用料 1日1,000円 1時間100円 内容 感覚遊び 室内遊び 買い物 バーベキュー 水遊び プール ドライブ  など 感覚遊び ゲーム トランポリン サッカー 散歩 フリスピー クッキング ドライブ プール  など 畑づくり 水遊び 読み聞かせ 散歩 個室での見守り  レクリエーション 調理 など ※いずれも会場借料は無料だが、光熱水費の実費を負担。

失語症会話パートナー派遣事業(我孫子市) 特別支援事業の採択例② ■訓練によって症状を軽減することは可能だが、完治することは困難である。失語症状が生涯にわたって永続することにより、日常生活でのコミュニケーションや社会的な孤立が深刻な問題となっている。 ■失語症者が残されたコミュニケーション機能を用いて地域で生活するためには、対話者側が失語症に関する知識と会話技術を身につける必要がある。 事業実施の背景 趣  旨  話す、聞く、書く、読むなどの意思伝達手段に障害のある失語症の人に対し、失語症に関する知識と会話技術を習得した失語症会話パートナーを派遣し、会話の機会の拡大と社会参加を支援する。 事業内容 (1)失語症会話パートナーの養成     定員15名とし、4~5名の言語聴覚士が講師を担当。講座は講習5回と実習5回で構成され、概ね交互に行うよう計画。受講費用はテキスト代を含めて無料。 (2)スキルアップ講座の開催     会話技術の向上を図るため、養成した失語症会話パートナーを対象に、スキルアップ講座を開催。 (3)失語症会話パートナーの派遣     個人派遣が原則だが、同じ場所に一同が集まり、仲間意識を持って会話を楽しむことのほうが失語症者のニーズに適しているとの判断から、市内2箇所の公共施設に活動場所を確保し、失語症会話パートナーを派遣。失語症者の費用負担は無料。 活動実績 養成講座修了者…14人(H21’実施分)   パートナー派遣利用者…291人(H21.4~11の延べ人数) 【参考:講習と実習の主な内容】 第1回講習 コミュニケーションとは  失語症の基礎知識  会話パートナーの役割  コミュニケーションの基本姿勢 第1回実習 コミュニケーションの基本姿勢 第2回講習 失語症と一緒に起こりやすい症状  失語症と間違えやすい他の障害  話しことばの工夫 第2回実習 コミュニケーションの基本姿勢  話しことばの工夫 第3回実習 コミュニケーションの基本姿勢  話しことばの工夫  コミュニケーションの話題を考える 第3回講習 いろいろな手段や道具の活用  確認の方法  失語症者・家族の体験談 第4回実習 いろいろな手段や道具の活用  確認の方法 第4回講習 良い例,悪い例について  移動の介助方法 第5回実習 自由会話の実践 第5回講習 友の会活動の紹介  リハビリテーションとは  社会福祉サービスの基礎知識  これまでのまとめ