1.実験目的 国際宇宙ステーション搭載全天X線監視装置 MAXI/GSCのエネルギー波高値較正実験 宮川雄大、鵜澤政美、山岡和貴、吉田篤正(青学大)松岡勝、磯部直樹、上野史郎、冨田洋、片山晴善、 森井幹雄(JAXA)、三原建弘、小浜光洋、中島基樹(理化学研究所)河合誠之(東工大)、桜井郁也(名大) 1.実験目的 ■12台をMAXIに搭載⇒GSC16台のcalibration(4台はスペア) ■現在迄に6台(FM004、FM005、FM008、FM009、FM010、FM011)の測定完了!! ■エネルギー較正 GSC作動領域 MAXI・・・位置分解能を優先する為に 印加電圧を高くする GSC・・・印加電圧と波高値の関係 が非線形(制限比例領域) 地上でエネルギーと波高値の関係を較正する Astronomical society of Japan , March 29th 2005
■2.31keV(S)~22.16keV(Ag)の全13種類の特性X線を入射 2.実験方法 570mm 真空 特性X線 GSC 3mmφ 3mm 2次ターゲット ■GSCの観測X線領域は2~30keV ■2.31keV(S)~22.16keV(Ag)の全13種類の特性X線を入射 X 線 (一次ターゲット= W) ■陽極芯線6本/カウンター、芯線毎に2ヶ所で測定 ■6台を測定。36本の芯線について較正完了!! Astronomical society of Japan , March 29th 2005
Astronomical society of Japan , March 29th 2005 3.解析結果 Xe L殻吸収端 (4.8keV) 仕事関数が変わる ほぼ線形 非線形 Energy PH 2次 3次 空間電荷効果による ガス増幅率の揺らぎ ∝ほぼE-0.5 <図:FM005> Astronomical society of Japan , March 29th 2005
②1650V・・・空間電荷効果によるガス増幅率の揺らぎが支配的 4.まとめ ■6台のフライトモデルについて、E-PHの calibrationを完了!!(残り10台…) Energy PH 2次 3次 4.8keV PHlow PHhigh ■XeLの算出 XeのL殻吸収端(4.8keV)での 『とび』をXeLとする 6台の測定から得た結果 Xe L-edge = 200±50 (eV) ■エネルギー分解能の算出 ①1400V・・・∝ほぼE-0.5 ②1650V・・・空間電荷効果によるガス増幅率の揺らぎが支配的 Astronomical society of Japan , March 29th 2005